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タイで配置薬導入を検討 保健省職員らが富山を視察 [2008年05月22日(木)]


富山の配置薬の家庭を訪問した一行

タイが富山県の伝統的配置薬(置き薬)制度を試験的に実施するため、このほど保健省関係者らが来日、置き薬のシステムなどについて実情を視察した。この6月にも日本財団の支援でモデル地区を選んで配置薬制度を導入する方針で、モンゴルから始まった富山方式の伝統医療システムは拡大する方向だ。

今回来日したのは、タイ伝統医療研究所プラモート・サティアラット所長とタイ保健省担当者3人(1人は薬剤師会担当)計4人。4月下旬に日本財団の招きで来日した一行は、富山県庁で配置薬システムの歴史や概要の説明を受けたあと、富山市内の置き薬メーカーの工場を見学し、配置薬販売業者と同行して一般家庭も訪問した。東京では厚生労働省で薬事行政について担当官の話を聞き、さらに製薬会社、国立医薬品食品衛生研究所を訪問、日本の配置薬制度の全般について聞き取り調査をするなど、5日間の日程を精力的にこなした。(写真:厚生労働省の担当者から説明を聞く一行)

タイでは医療費が無料であり、医療費削減が大きな課題になっている。昨年8月、日本財団が支援してモンゴルで開催した伝統医療に関する国際会議でモンゴルの配置薬の試みが紹介された。これにタイ保健省が注目、導入を検討することになった。(写真:モンゴルで開かれた伝統医療国際会議)

保健省の計画では、4つの地域の計1200世帯を対象にモデル事業を実施し、その有効性などのデータを集める。この事業にはタイの国立大学、マヒドン大学とチュラロンコン大学が専門委員会を構成して全面的に協力する。使用した配置薬の代金回収や補充には、タイ国内で80万人といわれる「ヘルスボランティア」が当たる。

タイに先駆けて、2004年から日本財団の支援で配置薬システムを進めているモンゴルでは、遊牧地域を中心に普及しつつある。この19日には医師を中心にした3回目の研修団が来日、富山を中心に配置薬についての研修を受けた。(石井)
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Posted by 日本財団 広報チーム at 09:04 | 国際 | この記事のURL | コメント(0)
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