障害者の生活支援用具を開発 訪問の家が成果展示会 [2008年05月13日(火)]
![]() バウルームで開かれた展示会 重度の重複障害者(身体障害に知的障害を併せ持つ人、あるいは複数の部位に身体障害を持つ人をいう)が生きていく上で支えになる生活支援用具と設備を開発している横浜市の社会福祉法人訪問の家は、5月8日から10日までの3日間、東京都港区の日本財団ビルで2007年度に開発した品々を展示した。いずれもアイデアに富んだもので、障害者の生活支援に力になりそうだ。 訪問の家は、5年前から生活支援用具の開発を進めており、2006年度からは日本財団の支援で本格的な開発に乗り出した。06年度はトイレを着替えのスペースとして活用できる「収納式介護ベッド」や車いすの走行時に物を運ぶためのテーブル「車いす用簡易テーブル」、足で操作できるスイッチと制御装置を備えた「テレビ操作スイッチ」など9点を開発した。(写真:車いす用簡易テーブルと鎌田さん) 引き続き07年度は自傷行動を制御する「安心・安全ベルト」やワンボタンでCDの再生、一時停止を行う「CD操作スイッチ」、浴槽内で入浴姿勢が不安定な障害者の姿勢を保持できる「入浴姿勢保持クッション」、徘徊する恐れのある人の行動をピンポイントで感知する「離床センサー」など11点を開発した。(写真:展示されたテレビ操作スイッチ) 今回の展示会では、この11点に06年度の「車いす用簡易テーブル」を加えた計12点が日本財団ビル1階のバウルームに並べられた。訪問の家で生活支援用具の開発を担当しているグループホーム「きゃんばす」の支援スタッフ鎌田有二さんによると、こうした用具は構想から完成まで3ヵ月−半年を要するという。訪問の家の利用者は重度障害者が多く、用具の構想は利用者の実態を見た職員が考えている。(写真:自傷行為を抑制する安心・安全ベルト)利用者からは、こうした用具を開発したことによって「自分でできなかったことができるようになった」「毎日の生活が楽しくなった」という声が寄せられているという。訪問の家の利用者だけでなく、他の施設利用者にも活用してもらうため、ことし6月に横浜市で開催される「福祉機器展示会」にも出展し、多くの意見を聞き改良も考える。いまのところ、開発した用具類について特許や実用新案の申請はしていないが、鎌田さんは「今後開発を続けながらどうするかを考えていきたい」と話している。(石井) |








訪問の家は、5年前から
引き続き07年度は自傷行動を制御する「安心・安全ベルト」やワンボタンでCDの再生、一時停止を行う「CD操作スイッチ」、浴槽内で入浴姿勢が不安定な障害者の姿勢を保持できる「入浴姿勢保持クッション」、徘徊する恐れのある人の行動をピンポイントで感知する「離床センサー」など11点を開発した。(写真:展示されたテレビ操作スイッチ)
今回の展示会では、この11点に06年度の「車いす用簡易テーブル」を加えた計12点が日本財団ビル1階の