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助成受ける立場と同じ目線で 財団で研修の横浜市教諭報告 [2008年03月18日(Tue)]


長期研修を終えた田原さん

「上から物を見ると、うまく行かない。助成を受ける立場の人たちと同じ目線が大事」。日本財団で昨年4月から1年にわたって長期研修を続けていた横浜市立旭中学校の保健体育教諭の田原裕さん(50)が、間もなく1年間の研修を終えることになり、これまでの体験を語った。日本財団では横浜市の教職者を2006年度から受け入れており、田原さんが2人目。長期研修は08年度も継続する。

田原さんは、日本財団の活動の大きな柱の一つである公益ボランティア担当グループの公益チームの業務を中心に研修を受け、社会福祉法人、NPO、任意団体に対する助成の審査も担当した。これ以外にも多くの研修を受けたが、インパクトの強かったものとして、アフリカ実情調査、重症心身障害者施設・秋津療育園介護体験などを挙げる。

国際協力の在り方を模索するために実施している日本財団のアフリカ調査は1999年に始まり、田原さんも参加した9回目は昨年6月8日から26日にかけてマラウイ、マダガスカル、南アフリカの3カ国を訪問、教育事情、HIV(エイズ)の実態などを見てきた。そこで日本が平和であることと教育の重要性を認識したという田原さんは「人間としてワンランク成長したと思う」と話した。(写真:アフリカ体験は強い印象)

7月に5日間行った秋津療育園(東京都東村山市)での介護体験も強烈だった。「社会福祉にかかわる人々の崇高な人間性」に感動し、「命の大切さ、命の価値」について考えさせられた。競艇選手を育てるやまと競艇学校(福岡県柳川市)には6泊7日の体験入学をし、若者とたちと共同生活をした。ここでは「礼節を重んじることや時間厳守、ルールの遵守」など、ともすれば失われがちな社会人としての基本の大事さを徹底する教育方針に新鮮さを感じたという。(写真:海上災害防止センターでも研修した)

横浜市は、2000年度から企業や文部科学省の協力で「教員の派遣体験研修」を実施しており、学校以外から学校を見ることで視野を広め、その後の教育活動に貢献してもらうことを目指している。田原さんは「教育現場に戻り、研修以前とは変わったといわれるよう課題を持って仕事をしていきたい」と、古巣へ復帰する意欲を語っている。受け入れ側の日本財団は「若い職員らが教育現場のベテランと業務をともにし、日常的に意見交換をすることで考え方の幅が広がる」として、受け入れの効果は大きいと評価している。(I)
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Posted by 日本財団 広報チーム at 09:23 | 文化・教育・社会問題 | この記事のURL | コメント(0)
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