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障害者の絵画展がにぎわう 日本財団ビルで開催 [2008年02月01日(金)]


絵の制作の実演をする斉藤さん

作者の感性が息づく多様な絵画作品が、1月15日−18日までの間、東京・赤坂の日本財団ビル1階のロビー、バウルームに展示され、オフィス街に働く人々が目を止めた。静岡県御殿場市の社会福祉法人富岳会(山内令子理事長)が日本財団の協力で開催した知的障害者のアート作品展「ピュア・アート・コレクション」だ。バウルームは普段は打ち合わせスペースに使われているが、有効活用のためイベントにも使用され、今回の作品展はその一環だ。

富岳会は、知的障害者施設や保育所、特別養護老人施設など計10施設を運営。「美しいものを見ることで集中力ができ、精神的にも安定する」(山内理事長)という考え方で、職員の指導で知的障害者が30年前から絵を描いている。動物や風景などさまざまな作品は展覧会に出展され、入賞したものも少なくない。今回のコレクションは、これまでに油彩、水彩、パステル、鉛筆などで制作された80号の大作を含む優秀作品59点を展示した。(写真:自由の女神)

このうち絵画歴15年の伊達秀幸さん(40)は、西洋建築をモチーフに、レンガや窓などの細部を独自の視点でとらえた細密な描写を50号のキャンパスに描くのが特徴で、長い歴史を持つ格調高い美術展で知られる白日会展でも2回入選、同会の会友になった。今回の「橋のある風景」は昨年の同会展で入選した作品。会場では絵画歴8年の斉藤光幸さん(37)が、集中力を発揮して、大作の創作を実演した。(写真:橋のある風景の絵) 

富岳会は利用者の可能性を引き出すため、絵画のほかに体育、和太鼓を教えているが、絵画の人気は極めて高く、夜になって自室にこもって描く姿、週末にキャンパスに向かう姿が目立つという。山内理事長は「入って来るまでは絵を描いた人は少ないので、こんなに絵を描く人が増えるとは思わなかった」と述懐している。(写真:富岳会が発行した愛の画集)

富岳会は、作品を学校の文化祭などのイベントに貸し出しもしている。問い合わせは電話0550-87-0167まで。



*動画はコチラ

ブックマークに追加する Posted by 日本財団 広報チーム at 09:33 | 文化・教育・社会問題 | この記事のURL | コメント(0)
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