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聴覚障害海外奨学生4期生決まる 3人が日本財団表敬 [2008年01月29日(火)]


日本財団を表敬訪問した左から川上さん、福永さん、武田さん

海外への留学機会が少ない聴覚障害者を支援しようと、日本財団NPO日本ASL協会(野崎留美子会長)の協力で実施している「日本財団聴覚障害者海外奨学金事業」の第4期奨学生3人がこのほど決まった。この3人が18日、日本財団の笹川陽平会長を表敬訪問し、今後の抱負を語った。2004年度から始まったこの事業ではこれまでに8人の聴覚障害者が米国に留学しており、今回の3人を入れると奨学生は11人となり、日本や海外での今後の活躍が期待される。

この奨学生制度は、18歳以上の高校卒業か卒業見込みの聴覚障害者が対象。留学先は米国の大学で、往復の航空運賃、入学金、授業料、生活費(月1500ドル)などを援助し、留学期間はコースによって変動がある。大学の正式コースに入学する前に、最長で1年間の語学留学が認められる。2004年度の第1期生は2人、05年度の第2期生は3人、06年度の第3期生は3人で、うち1期生と2期生の各1人が既に帰国、現在は6人がワシントン・ギャロデット大学やフリーモント・オーロニ大学などに留学中だ。
(写真:笹川会長と懇談する3人)

今回第4期生に決まったのは、沖縄県の川上恵さん(沖縄県立キリスト教短大卒)、愛知県の武田太一さん(日本福祉大大学院在学中)、茨城県の福永梢さん(筑波大研究生)で、留学先は現在検討中だ。川上さんはギャロデット大学、武田さんはロチェスター工科大学内国立ろう科大学、福永さんはカリフォルニア州立大学ノースリッジ校が希望先だ。3人に対し笹川会長は「日本は米国と比べると、健常者と聴覚障害者間のコミュニケーションのとり方が遅れており、こうした壁をなくしたい。帰国後は日本の指導者になってください」と激励した。

3人の将来の目標は「沖縄で聴覚障害の子どもたちの指導」(川上さん)「障害を2つ以上持った重複障害学生の支援活動」(武田さん)「心理士の資格を持った教員」(福永さん)などだという。最後に笹川会長は「英語の勉強は慌てず、ゆっくりやってください。奨学金を受けた方たちとは長くお付き合いをしたい。みなさんが日本社会でも活躍されるよう支援をしたい」とエールを送った。


ブックマークに追加する Posted by 日本財団 広報チーム at 09:05 | 福祉・医療 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
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