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ボーダーレスを目指す「るんびにい美術館」 [2007年11月28日(Wed)]


外壁の「るんびにい美術館」も小林覚さん(19)の作品

障害者の芸術作品を展示する岩手県内で初の美術館が、このほど花巻市に誕生した。「るんびにい美術館」と名付けられた施設は、社会福祉法人光林会が運営するもので、1階部分には菓子工房、喫茶スペースとギャラリー、2階には、障害のある方たちが「さおり織り」という手芸などを行うアート工房が備えられている。これは、築10年の店舗兼事務所を日本財団の助成を受け改修したもので、健常者と知的障害者の交流を図るだけでなく“ボーダーレスアート”に触れることができる。

この美術館は、「ボーダーレス(境界がないの意)」、すなわち、障害のある方たちへの偏見をなくし、「芸術」という概念の境界を取り払うことを目標としている。最近では、正規の美術教育を受けていない人々による芸術作品を「アウトサイダーアート」と呼ぶが、ここではあえて「アウトサイダー」(外部の人)ではなく「ボーダーレスアート」としている。(写真:るんびにい美術館内の様子)

光林会の運営する知的障害者更生施設・ルンビニー苑・苑長の三井信義さんは、「名前をあえて“美術館”としたのは、障害のある方の作品の中にも“アート”と呼ぶべき素晴らしいものが数多くあると知っていただきたいから」と話す。「人によって音楽や絵画など、その人を生き生きとさせるものは違う。皆が生き生きするようなものを見つけてあげたいし、アートで彼らを社会に押し出すことで、いろんなメッセージを伝えられるのでは」とも。(写真:苑長の三井信義さん)

「出来ぬにはあらず させずに来た子らの 切れば血の出る アートでありし」――2階アートスペースでふと目に留まった言葉。芸術の秋も終盤、過ぎ行く晩秋に思いをはせつつ、“ボーダーレスアート”がどんなものか「るんびにい美術館」で確かめてみてはいかがだろう。詳細は「るんびにい美術館」(電話番号:0198-22-5057、入場料無料、水曜日休館、10時〜17時 喫茶コーナー11時〜17時)まで。(写真:この言葉に込められた思いは深い)
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Posted by 日本財団 広報チーム at 09:23 | 福祉・医療 | この記事のURL | コメント(0)
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