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ギャローデット大学長が協力関係強化を要請 [2007年11月07日(水)]

笹川会長と歓談するダビラ学長(右)

聴覚障害者のための大学として、世界各国から留学生を受け入れている米国・ワシントンのギャローデット大学の第9代学長であるロバート・R・ダビラ学長がこのほど来日し、10月30日、日本財団の笹川陽平会長に「ろう者の生活の質を向上させるために、日本財団との協力体制を強化したい」と要請した。日本財団は同大学に「世界聴覚者リーダーシッププログラム基金」という奨学金制度を設けており、笹川会長も「ろう者問題を日本財団の今後の活動の大きな柱にしたい」と述べ、協力関係の発展を約束した。

ダビラ学長は、両親がメキシコ人で8歳の時、重度の脊髄膜炎(せきずいまくえん)のため聴覚を失った。1953年に同大学を卒業し、教育工学博士号を取得後母校の教育学部教授や関連のろう学校の校長、米国連邦政府教育省の特殊教育部の次官補を歴任したあと、1996年から2004年まで国立ろう工科大学の学長を務めた。2006年12月に暫定の学長に就任後、ことし1月、第9代の学長になった。同大学では、ろう者の学長は第8代のキング・ジョーダン博士に続き2人目だ。(写真:ダビラ学長)

ダビラ学長はリチャード・R・ライトル副学長とともに姉妹校である筑波技術大学産業技術学部(茨城県つくば市)訪問のため来日、日本財団を表敬訪問した。学長は「ギャローデットの学生数は少ないが、多くのことを学んでもらい、大きな成果を挙げている。これからはろう者の生活の質が向上することを目指して努力したい」と語り、日本財団のこれまで以上の協力を要請した。これに対し、笹川会長も協力関係の発展を約束した。(写真:左はライトル副学長)

話題は中国やインド、ラテンアメリカの教育問題にまで及び、笹川会長が「インドでハンセン病患者・回復者のこじきをなくす運動をしているが、ろう者の問題も勉強したい」と語ると、学長は「インドは解決しなければならない問題が数多くある。障害者の問題を解決するには教育がかぎになる」と、教育の大事さを強調していた。

ギャローデット大学は、1857年に設立されたコロンビアろうあ教育施設が前身。1864年に国立ろうあ大学に昇格し、1954年に現在のギャローデット大学の名称になった。海外からの留学生も多く、帰国後は母国の聴覚障害者のリーダーとして育っている。

(英文記事はコチラ
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Posted by 日本財団 広報チーム at 09:09 | 国際 | この記事のURL | コメント(0)
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