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公益事業の経験を教育現場に 日本財団で研修の田原さん [2007年09月06日(木)]


横浜市教育委員会から出向中の田原裕氏


「日本財団って何だと思いました」。今年4月から日本財団で長期研修をしている横浜市立旭中学校の保健体育教諭・田原裕さん(50)は、派遣の内示を受けたときの驚きを忘れない。教師生活28年目にして初めての外部組織での研修。「活動範囲は広く地球的規模」と感ずる日本財団の研修は、教育現場では得がたい体験の毎日だ。

横浜市は2000年度から民間会社や文部省などの協力で「教員の派遣体験研修」を実施、小・中学校の教頭候補者を選出、4月から1年間のスケジュールで派遣している。田原さんもその1人で、日本財団での研修は06年度に続き2人目。教員が事業活動・人材育成の方法や子どもたちの個性を生かす指導法を習得し、さらに教育現場に限らない幅広い視野を体得、教員としての力量を向上させることが目的だ。

     

            ナイフの使い方を教える田原氏       ベレーブ(マダガスカル)で日本語を教える

田原さんは日本財団で「童謡の普及啓発」や宮城県の「山田大名行列の衣装整備」など、公益・ボランティア支援グループの助成事業を中心に担当している。6月には財団の「アフリカ実情調査」に同行し、マラウイなど3カ国を回ってきた。「教育が広く浸透していない。それがエイズの蔓延につながり、経済発展の足かせになっている」と感じたという。一方、アフリカとの関係や財団職員としてのあり方、自分のポジションが分からないことにも戸惑った。しかし国内から国際まで手がける財団での業務、人との出会いは田原さんの視野を確実に広げ、刺激になっているようだ。

バスケットボールとは切っても切れない縁がある。教師になったのは、高校時代のバスケ部顧問の存在が大きい。その先生の影響を受け「部活動の指導者として生徒にかかわりたい」と体育教師になることを目指した。旭中学校ではバスケ部顧問として女子チームを2度全国大会のベスト8へと導いた。8月下旬には、東京で開かれた全国大会の予選リーグに出場したチームの応援に駆け付けた。「夢はオリンピックの日本代表監督」だそうだ。

財団での研修は残り約7ヵ月。財団側も折に触れ田原さんから教育現場の実情や公益事業についての意見を聞き、業務に生かす方針だ。田原さんの派遣体験研修を通じて財団、教育現場の双方に新しい風が吹き込むことが期待される
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Posted by 日本財団 広報チーム at 10:20 | 文化・教育・社会問題 | この記事のURL | コメント(0)
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