アジア義肢装具会議開催 情報共有を再確認 [2007年08月24日(金)]
![]() 会議に参加した各国の代表 アジア各地には、地雷や交通事故、ポリオ、感染症などいろいろな事情で手や足を失い、義足や義手を必要としている人が少なくない。障害を乗り越え社会復帰のためには質の高い装具が求められ、これらの人材を育成するアジアの義肢装具士養成学校関係者が参加した「第3回アジア地域義肢装具士養成学校ネットワーク会議」(SAPOS)が8月5、6の両日、カナダのバンクーバーで開かれた。会議には日本をはじめアジア13カ国・地域の35人が参加、情報共有のため、各学校での卒業試験の実施方法などについて議論を交わした。 この会議は、アジア地域の義肢装具士養成学校同士が情報を共有、ネットワークを構築し全体の義肢装具サービスを向上させようと、日本財団が企画した。第1回の会議は2006年9月にカンボジアで、2回目は同年11月にスリランカでそれぞれ開かれ、3回目の今回は「国際義肢装具協会カナダ世界大会」終了後に開催した。参加したのは日本、タイ、スリランカ、カンボジア、パキスタン、インドネシア、マレーシア、ベトナム、インド、イラク、中国(香港も別参加)、オーストラリアの各国・地域。(写真:会議場)会議では卒業試験の実施方法のほか、地域共通教材の作成について意見を交換。さらにカンボジア義肢装具士養成学校と豪州のラトローブ大学が提携して指導者を育てる取り組み(日本財団が支援)が紹介され、参加者の注目を集めた。また、1回目の会議当時運営が手探り状態だったマレーシアの学校が会議を通じて得た他校の助言などによって、カリキュラムも国際的なレベルに向上し、学校運営も軌道に乗っていることが分かった。参加者からは、会議の成果だという声も聞かれた。 次回4回目はパキスタンの義肢装具士養成学校で08年3月に開催の予定。東南アジア地域では義肢装具士がまだ足りないのが実情であり、日本財団はカンボジアとスリランカの義肢装具士養成学校での義肢装具士育成、タイ・マヒドン大学での義肢装具士学士号プログラムをそれぞれ支援している。より高い義肢装具のサービスの提供と質の高い人材育成のため、今後もアジア地域でこうした支援活動を続ける方針だ。(写真:つくられた義足) |








この会議は、アジア地域の義肢装具士養成学校同士が情報を共有、ネットワークを構築し全体の義肢装具サービスを向上させようと、
次回4回目はパキスタンの義肢装具士養成学校で08年3月に開催の予定。東南アジア地域では義肢装具士がまだ足りないのが実情であり、日本財団は