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被災地復興・再生のリーダーとして期待 グロービス経営大学院仙台校で学ぶ多彩な人材 [2012年09月26日(Wed)]

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仙台校の授業風景

東日本大震災の被災地の復興・再生には中長期にわたって東北の再創造を担う覚悟と能力を持ったリーダーを育てる必要がある―。若手の起業家などが学ぶグロービス経営大学院が、こんな目的で被災地・仙台市に仙台校を開校したのは、ことし4月だった。仙台校にはドイツの自動車メーカー・ダイムラーから日本財団への寄付を基にした奨学金制度「ダイムラー・日本財団イノベーティブリーダー基金」(以下、基金)が設置され、間もなく1期生に続いて、2期生も選抜される予定だ。
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仙台校の齋藤麻理子さんと梶屋拓朗さん

同大学院は、商社マン(住友商事)だった堀義人氏が2006年4月に設立したMBA(経営学修士)取得に特化した大学院で、仙台校は東京、大阪、名古屋に次いで4校目。堀氏は大震災後立ち上げた支援プロジェクト・KIBOWの活動を通じ、被災地再生リーダーづくりの必要性を痛感、仙台校を開校したという。

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仙台校はJR仙台駅前の高層ビルの中にある

同校では基金1期生の8人を含む120人が単科生(本科の前に基本科目1科目から履修できる)として、学んでいる。1期生は、福島県いわき市のJRいわき駅前の老朽化し、シャッター通りになった飲食店街を「夜明け市場」として再興させようと活動している鈴木賢治さん、東日本大震災後、起業家や経営者を支援する一般社団法人MAKOTOを立ち上げた竹井智宏さん、大きな被害を受けた宮城県女川町で民間主導の復興計画の立案・実践をしている小松洋介さん、震災後の避難所生活で友人らと立ち上げたボランティアグループを法人化、革製品の製造販売を通じて被災地家庭への教育支援をしている佐々木綾子さんら、今後の東北再生のリーダーになる人材がそろった。

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課題に取り組む1期生ら

奨学生は入学金全額と3科目(「マーケティング・経営戦略基礎」「アカウンティング基礎かファイナンス基礎から1科目」「特別講座・東北ソーシャルベンチャープログラム」)の受講料が最大8割免除される。本年度は4月、7月、10月、1月のそれぞれ3カ月毎に開講。授業は土曜、日曜の午後に行い、1回あたり3時間の授業を隔週、全6回実施する。基金の1期生は4月に入学した人たちから選ばれ、2期生は7月入学者から選抜、間もなく決定する見通しだ。

仙台校の齋藤麻理子さんは、「楽天の三木谷浩史会長が阪神淡路大震災後起業家として出発し、楽天を成長させたように、未来を向いて、復興に立ち向かっていく起業家や団体が東北から出てくるためのスキルや手段を学ぶ場を提供したい。受講者はグロービスで人的ネットワーク・仲間づくりをしてほしい」と語っている。(石井克則)
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Posted by 日本財団 広報チーム at 09:06 | 文化・教育・社会問題 | この記事のURL | コメント(0)
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