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ホテル改修で自分だけの空間を確保〜三重県名張市のケアホーム「なつみ」 [2012年02月03日(Fri)]


改修が進む「なつみ」

「自分の部屋で自由に生活し、それでいて世話人ともすぐに接触できる。そんな人と人との距離感にこだわったケアホームなのです」。社会福祉法人名張育成会(三重県名張市、上村友則理事長)経営企画室係長の貞安雅之さんは、同市夏見の名張川沿いの地で改修が進む建物をこう紹介した。元はビジネスホテル。廃業を知り、日本財団の支援を得て賃貸借契約を結び、昨年12月からレイアウトの変更や空調設備の整備などに乗り出した。4月には名張育成会16番目のケアホーム「なつみ」としてオープンする予定だ。
バス・トイレ付の各部屋

「なつみ」は近鉄大阪線名張駅の北西約1キロに位置し、国道165号に近く、徒歩5〜10分の圏内に2軒のスーパーがあるなど生活に便利なところ。鉄骨造2階建てで、敷地面積約700平方メートル、延床面積約400平方メートル。知的障害者9人と1人の体験入居者が使う計10部屋が設計されている。部屋の広さは21平方メートルで、1人が客室2部屋分を使う計算。またホテル機能を活かして各部屋がバス・トイレ付。一方、共有スペースとしては玄関入ってすぐのところにリビング、その脇に食堂、支援が必要な人のための大浴室、敷地内には事務室も設けられている。「全体に明るい色調で、大事に使ってほしいですね」と、改修にあたる大道建設の高垣二郎工事部課長は話した。

 
部屋を案内する貞安さん/ホームはホテル仕様で快適

名張育成会は1958年の設立。50余年の歴史の前期は、知的障害者入所施設を中心に自立支援を行い、20年前からは通所施設や在宅支援、児童デイサービス、相談支援など地域生活支援に積極的に取り組んでいる。これまでの体験から、お風呂が共同使用や相部屋などの場合、住人同士のトラブルがあった際の関係修復に時間がかかるなど“濃すぎる”人間関係が悩みのタネでもあったという。「自分だけの部屋で自由に生活でき、食事などでは団体生活も経験する。すぐそばには世話人がいて、必要な手助けが身近にある…そんな待ち望んだケアホームができます」と貞安さんは熱く語った。

名張川対岸から見た「なつみ」

名張育成会の施設・ケアホーム利用者は350人を超えており、4月のオープンまでに入居者が決まる。特別支援学校を卒業して社会に踏み出す人、一般の会社に通う人、施設の作業所で働く人らが候補者で、入居が決まると、部屋の家具やベッド、室内の飾りなどは個人の好みに任せるという。追い込み工事に引っ張られるように、楽しい、温かな“春のスタート”が近づいている。(平尾隆夫)
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Posted by 日本財団 広報チーム at 09:09 | 福祉・医療 | この記事のURL | コメント(0)
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