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大震災乗り越え社会貢献 宮城の環境保護団体など49件を表彰 [2011年11月24日(Thu)]


表彰された人たち

2011年度の社会貢献者の表彰式が11月21日、東京のホテルで開かれ、東日本大震災で被災しながら、海浜植物「ハマボウフウ」の復活に向けて活動をしている宮城県名取市の「名取ハマボウフウの会」(大橋信彦代表)など、49件(39人、15団体)に表彰状と日本財団賞(各50万円)が贈られた。社会貢献支援財団が主催する表彰式典はことしで41回目。来年は対象を東日本大震災で命の危険を冒して救護活動に当たった人、復旧・復興の支援活動に尽くした人に絞って表彰する。
名取ハマボウフウの会の大橋代表

ことしは全体で187件の推薦があり、この中から有識者による選考委員会が49件に絞り込んだ。表彰されたのは3分野の個人・団体で「人命救助の功績」ではリチャード・ハウエルさん(26)=在沖縄米空軍の兵長当時、読谷村の海で男性を救助=ら8件(11人)、社会貢献の功績では39件(28人、13団体)、特定分野の功績では「名取ハマボウフウの会」など2件(2団体)が受賞した。

NPOあかねグループの武田美江子代表

このうち「名取ハマボウフウの会」は、名取市閖上海岸で絶滅したとみられていたハマボウフウを市民が発見、その株が地元の農業高校に運ばれて実をつけたことをきっかけに2001年に発足した。ハマボウフウが生息する美しい浜辺を取り戻すことを目的に、海岸に1000平米の保護区をつくり約100人の会員や小中高生などが協力して育成してきた。しかし津波のため同地区は壊滅、会員6人が亡くなり、1人が行方不明になった。保護区も土砂で埋まり、ハマボウフウもほとんどが失われた。こうした状況の中、しばらくして津波で荒らされた浜でハマボウフウの小さな芽が出てきたのが見つかり、大橋会長らは「亡くなった会員のためにも海岸を復興させ、お花畑をつくりたい」と活動を再開したという。

このほか宮城県松島町の武内幸次郎さん(76)=筋ジストロフィー患者の支援活動、仙台市若林区のNPOあかねグループ(独居老人への配食活動)、石巻市網地島のあじ朗志組(網地島での島興し活動)も、被災しながらそれぞれの活動を再開していることが評価された。表彰式に参加した笹川陽平日本財団会長は「東日本大震災で被災地の人たちの行動が世界から称賛されたが、その心の原点が皆様だ。さらに活動を続け、その輪を広げてほしい」と激励した。(写真:あいさつする笹川会長)

選考委員の脚本家・内館牧子さんの話を聞く参列者

次回の表彰対象である東日本大震災関係貢献者の推薦は12月末まで。詳細は社会貢献支援財団のホームページを参照。(石井克則)
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Posted by 日本財団 広報チーム at 09:25 | 文化・教育・社会問題 | この記事のURL | コメント(0)
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