【写ブログ】復興を願って〜岩手県で全国選抜ゲートボール大会開催〜 [2011年10月10日(Mon)]
勢ぞろいした188チーム 笹川良一杯第26回全国選抜ゲートボール大会(日本ゲートボール連合主催、日本財団助成)が9月24、25の両日、岩手県花巻市の石鳥谷ふれあい運動公園で開催された。国内最大規模の大会で、予選を勝ち抜いた46都道府県の18歳から90歳までの188チーム約1100人が、野球場8面の広大なグランドで熱戦を繰り広げた。 |
試合前の練習に汗を流す選手ら 選手は65歳以上と65歳未満に分けられ、男女別に計4クラスで日本一を決める。毎年春に開催されているが、今年は東日本大震災のため延期。開催が危ぶまれていたが、地元関係者や全国のゲートボール会員の“開催を通じて復興支援を!”との願いで実現にこぎつけた。 あいさつする小野清子会長 24日午前、台風15号が去った好天のもとで開催された開会式には、来賓として宮舘壽喜岩手県副知事、大石満雄花巻市長らが顔を見せた。主催者を代表して小野清子日本ゲートボール連合会長が「最近は若い世代も徐々に増え、平成27年の和歌山国体から公開競技になる。皆さんからいただいた4300万円を超える寄付は、被災した会員に見舞金として支給。元気溢れるプレーで、岩手を元気に!」と挨拶した。続いて尾形武寿日本財団理事長が「故笹川良一日本財団初代会長が、国民の健康と長寿を願って、日本ゲートボール連合を設立して4半世紀。全国からこれだけ多くの老若男女の皆さんが集まった。皆さんの熱気あるプレーで被災地を支援しよう、力を結集すれば、必ずや復興できる」と激励した。 このあと2日間にわたって老若男女の元気な声が運動公園を包んだ。出場選手の中で最高齢の山本美鳥さん(90)=鹿児島県・鹿屋Bチーム=は「60歳でゲートボールを始めました。全国選抜大会は、平成元年の盛岡大会に出場して以来22年ぶり。ゲートボールのおかげで病気もしないで元気です」と話した。(佐藤英夫) ◇ 各クラスの優勝チーム次の通り。 ・シニアクラス(65歳以上男子) 大阪府代表 カーニバルBチーム ・シニアレディースクラス(65歳以上女子) 埼玉県代表 彩の国レディースチーム ・ミドルクラス(18歳以上65歳未満男子) 神奈川県代表 湘南ちがさきAチーム ・ミドルレディースクラス(18歳以上65歳未満女子): 和歌山県代表 ザ・ワカヤマ有田レディースチーム |