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訪問入浴車が届いたぞ! 被災地の施設に東京・静岡から2台を提供 [2011年04月11日(Mon)]


翠生会が届けた入浴車。(左端が翠生会の藤原施設長、右端が小幡企画開発室長)

ライフラインが止まった東日本大震災の被災地の福祉施設に東京と静岡の2つの施設から訪問入浴車が提供され、宮城県内で障害者らが久しぶりに体を温めた。日本財団の仲介で実現したもので、大災害時の施設間の連携の先例になりそうだ。
訪問入浴車は、介護・介助が必要な高齢者や障害者などに利用してもらう専用の浴槽を装備した福祉車両。日本財団は、福祉施設が車いす対応車などさまざまな種類の福祉車両を導入する際、助成をしており、訪問入浴車についても2008年度まで助成の対象にしていた。今回この車両を提供するのは、東京都板橋区高島平の社会福祉法人翠生会と静岡県駿東郡長泉町の聖家族の園の2つの団体で、翠生会は97年製、聖家族の園が99年製の車両。いずれも日本財団の助成で購入した。


東日本大震災対策本部の看板がある石巻祥心会

震災後、両団体から日本財団に対し「事業の終了」「稼働率が下がった」という理由で、廃車したいという希望が伝えられた。しかし2台ともまだ利用可能であるとの話から、日本財団が被災地の福祉団体に連絡したところ、宮城県石巻市の社会福祉法人石巻祥心会から「入浴設備がなく困っている」として、利用したい旨の申し入れがあった。

これを受け2つの団体は訪問入浴車を石巻祥心会に無償譲渡を決めた。静岡分は、トレーラーで運搬して7日に石巻に到着。東京分は施設長の藤原誠二さん、企画開発室長の小幡信和さんら4人が車を運び、8日に現地に入り、運用方法などを教えた。翠生会では、取引先から提供された布団セット(掛け布団、敷布団、枕、シーツ)20組やシャンプー、ボディソープなどを救援物資として祥心会に贈った。

小幡さんは「被災地の現状は想像を遙かに超えるものであり絶句状態でした。今まで、何度となくこのような状態をテレビを通して見てきましたが、これほど考えさせられる事ことありませんでしたので、本当にショックです」と、現地の印象を連絡してきた。

祥心会は石巻市内で14の施設を運営している。佐藤隆弘さんの話では、震災でグループホーム2カ所が床上浸水の被害を受けたが、利用者は避難できたという。次第に市内のライフラインも復旧しつつあるが、生活介護施設「くじらのしっぽ」(石巻市牡鹿保健福祉センター内)がある牡鹿地区周辺は、地区が壊滅状態で復旧の見通しは立たない。提供された入浴車はここで活用することにしており、くじらのしっぽの利用者12人のほか、地元の住民にも使ってもらうという。



惨状が残る石巻市内(写真はいずれも翠生会提供)

日本財団ではこれまで日本国内で使われた福祉車両をペルーに贈ったことがあるが、今回のように被災地で再活用するのは新潟県中越沖地震の発生時に続いて2例目。被災地では日常生活が困難な状況が続いており、訪問入浴車の提供は被災者を支援したいという担当者の思いが込められている。
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Posted by 日本財団 広報チーム at 09:22 | 福祉・医療 | この記事のURL | コメント(1)
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コメント
私の関係者が20トンの温泉輸送車を使って、鳴子温泉から1ヶ月間お湯を運んでいます。東松島市と大崎市の避難所へです。
この方式をお勧めします。できるだけお湯をきれいにしましょう。
今、各避難所にあるお湯は汚すぎます。
必要ならルートを開きますので、おっしゃってください。
Posted by: 吹浦忠正  at 2011年04月11日(Mon) 15:39