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07年度は337件―笹川科学研究助成 [2007年05月02日(水)]


「研究奨励の会」の様子


将来の科学研究を担う若手研究者の育成を目的とした「日本科学協会」(大島美恵子会長)の2007年度の助成対象研究337件が決まり、4月27日、東京都港区のホテルで開催された「研究奨励の会」で各研究者に助成決定通知書が手渡された。助成制度は1988年に始まり今年度で20年目。来春までに研究成果をまとめた報告書が提出される。

同様の助成制度は国でも設けているが、日本科学協会の助成は、大学院修士課程以上の能力を持つ35歳以下の若手研究者が対象。今年度から一般科学研究、海洋・船舶科学研究を対象にした従来の学術研究部門に加え、教育現場などの実践研究部門が新設され、全国から1598人が応募、大学教授ら専門家で構成する選考委員会が審査し助成の対象となる研究を決定した。助成を受ける若手研究者には中国、韓国、イラン、ケニアなど外国からの留学生28人も含まれている。

奨励の会には、助成対象に選ばれた大学院生や審査関係者ら430人が出席。まず大島会長が「研究が社会にとってどういう意味を持つか、夢とロマンを持って研究を進め、次世代を担う子どもたちが科学を好きになるよう、分かりやすい言葉で語りかけてほしい」とあいさつ、各研究分野の代表者7人に直接、助成通知書を手渡した。

また事業を支援する日本財団の笹川陽平会長は「世界45カ国69大学に設けられたヤングリーダー奨学基金(SYLFF)では9千人を超す奨学生が博士号や修士号を取得し各国の第一線で活躍している。皆さんもこうしたネットワークの一員として幅広い交流を進め、新たな発見をしてほしい」と語った。
日本科学協会では「国の制度などでは助成が受けにくい、意欲に満ちた独創性のある若手研究者を掘り起こすのがひとつの目標」としており、各分野ともユニークな研究テーマが並ぶ。ちなみにこの日、「一般科学研究・複合系」の代表として通知書を受け取ったお茶の水女子大大学院のクン・テイ・トウ・クインさん(33)はベトナムからの留学生で「ハーブ香気成分による調理加工における風味向上メカニズムの解析」が研究テーマ。

全体の研究の内訳は一般科学研究の人文・社会系、化学系、複合系がそれぞれ44件、数物・工学系が38件、生物系84件、海洋・船舶科学研究50件、実践研究33件。分野ごとに設けられた選考委員会が5ヶ月間の審査を経て最終決定したとされ、笹川会長は「経過を見てもらえば、皆さんに対する期待がいかに大きいか分かる。大いなる自身を持ってほしい」と激励した。
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Posted by 日本財団 広報チーム at 09:00 | 国際 | この記事のURL | コメント(0)
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