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「とてもすてきですよ!」が大事 高齢・障害者への理美容サービス [2010年11月25日(Thu)]


訪問理美容の実技指導

「高齢になっても、自分のことが自分でできなくなっても美しくありたいと思うのです。髪を整えるということが、その人にどのような影響を与えるかを考えて下さい」。外出が難しい障害者や高齢者のために、家庭や施設を訪問してヘアカットのサービスをしているNPO全国福祉理美容師養成協会(ふくりび)の「居宅訪問理美容師養成講座」が11月8日、東京の日本財団ビルで開催され、関東地方の15人が受講した。この中で、講師の一人、愛知淑徳大学講師の石黒文子さんは、人間の尊厳という視点からサービスを捉えてほしいと要請した。
講師の石黒さん

「ふくりび」は理事長の赤木勝幸さんが2007年に立ち上げたNPOで、日本財団の支援で施設や家庭への訪問理美容と訪問理美容師の養成を目的に活動している。この日の養成講座はことし4回目で、関東地方の15人(美容師11人、理容師4人)が集まった。

赤木理事長
 
冒頭、同協会の岩岡ひとみ事務局長が活動状況や講座の目的などを説明。最近ではエンゼルメイク(死化粧)のサービスもしていることや南インドの孤児たちが学校に通うための資金援助をしていることなどを紹介した。続いて石黒さんが「訪問理美容に関係する各制度について」話し、介護保険利用者へのサービスを中心に具体例を挙げながら注意点を紹介。サービスのあと「とてもすてきですよ」など、利用者の立場に立って、話をする必要性を強調した。

実技指導・ヘアスタイルの写真を見せる

この後、赤木さんがスタッフとともに、実技指導をした。娘夫婦と同居する車いすを使用する80歳の要介護4(日常生活の全般で能力の低下があり、介護なしでは日常生活が困難)の女性のヘアカットに訪問したケースを例に話を進めた。この中で赤木さんは「ヘアスタイルをどうするかなどイニシアチブはこちらが取ること、終わった後の掃除は丁寧に、次の訪問の予定を必ず告げる」といった注意事項を列挙し、「訪問理美容に自信を持ってください」と呼び掛けた。

平川副センター長

休憩を挟んで、名古屋大学医学部付属総合医学教育センターの平川仁尚・副センター長が訪問理美容に必要な「美容カルテシステム」(ふくりび・名古屋大学が共同開発)の内容と使い方の説明、安全管理について話をした。この講習を「ふくりび」のホームページで知り、受講した栃木県の女性は「とても勉強になりました。栃木県では訪問理美容は聞いたことがない。ぜひやってみたい」と話していた。(石井克則)
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Posted by 日本財団 広報チーム at 09:25 | 福祉・医療 | この記事のURL | コメント(0)
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