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アカウミガメの海岸で環境問題を考える〜表浜ゴミ拾いウォーク [2010年09月07日(火)]


表浜海岸をゴミ袋片手に歩く大学生ら

愛知県内の大学生らが中心になって、豊橋市から伊良湖岬までの表浜海岸約50キロを、ゴミを拾いながら歩き、環境問題について考える「表浜BLUEWALK」が、今年も8月13日から9日間にわたって行われた。期間中、通しで歩く人もいれば1日だけの人もいて、延べ参加者は約600人。猛暑の中、若者らは捨てられたペットボトルやライター、菓子袋などと格闘しながらも友情を育み、砂浜に『2010年夏の思い出』を刻み込んでいた。
集められた海岸のゴミの袋は、瞬く間に山積みに

ボランティア団体「虹のとびら」の主催。きっかけは、山口清之代表が表浜海岸に来て「こんな海では泳ぎたくない」と思ったからだった。表浜は三河湾国定公園の特別地域で、アカウミガメの産卵地としても知られている。2007年、山口さんは仲間を誘って海岸50キロの清掃活動をスタート。最初は海辺にテントを張っての強行軍だった。この活動が次第に共感を呼んで大学生を中心に参加者の輪が広がり、宿や移動バスなどのバックアップ体制も充実。4年目の今年は地元自治体や大学、青年会議所らとともに日本財団も支援に加わった。

アカウミガメの死骸に、参加者の足はしばらく止まった

お盆明けの8月16日、ウォークに参加した。20人近いスタッフと、地元の大学や東京・青山学院大生ら総勢60人が同行者。なぜか女性が圧倒的に多い。栄養士の資格を持つボランティアが作った弁当(味はグーだった)を食べ終え、ゴミ袋とゴミをはさみ取る道具を渡されて午後2時すぎにスタート。海岸には海水浴や釣りを楽しむ家族連れ、海上にはサーファー。ジリジリ太陽が照りつけるが、風があり、気分爽快…なのだが、それにしても満潮時には波打ち際となる辺りの、なんとゴミの多いことか。途中、体長1メートルほどのアカウミガメの死骸に出会った。お産に来て、力尽きたのだろう。

ゴール地点では、人のアーチができ、ウォーク達成を祝した

ゴミは分別され、中継ポイントごとに集めて指定場所に搬送される。ライターについてはどこの国で生産され、使用されたものか、別途集めて追跡調査するという。初参加という愛知県立大2年、杉山奈々さんは「アラビア語の人形があったり、大型テレビがころがっていたり。ありえないゴミにびっくりです」の感想。「ペットボトルにはハングル文字や中国語、タイ語もあった。ここは太平洋側なのに」とは、愛知淑徳大3年、飯高瑠美さん。スタッフとして参加した会社員の中島沙耶香さんは「9日間集めても、一度台風が来たら元の木阿弥。でも歩いて、この汚れを知ってもらうことで、自分がゴミを出さなくなるようになると思うのです」とウォークの意義を話した。

4時間近いウォークをやりとげ気勢を上げる参加者

「虹のとびら」では清掃だけでなく、ゴミの量や種類などを調査し、記録に残す作業も並行して進めている。リーダー役や健康係などスタッフの仕事は日替わり制で、一般参加の翌年にはスタッフとして加わる人、ウォークの途中で職場に戻り2〜3日後にまた参加する人などリターン組が多い。9日間のうちの平均参加日数は3.5日とか。1人1人が作り上げていく“手づくりイベント”だと山口代表。スタッフらの声も「時間の許す限り、来年も再来年も参加したい」(豊橋技術科学大4年、宮崎航さん)というのが圧倒的だった。表浜海岸がクリーンになる日は近い?(平尾隆夫)
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Posted by 日本財団 広報チーム at 09:17 | 海と船 | この記事のURL | コメント(0)
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