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写真で振り返る青森港のいまむかし 船の博物館で企画展 [2010年09月06日(月)]


博物館に係留されているみちのく丸

青森港に面した青森市沖舘に数多くの木造船を収蔵する日本最大級の漁船の博物館・みちのく北方漁船博物館がある。博物館には復元された北前型の弁才船(べざいせん)「みちのく丸」も係留されており、夏の陽光に輝いている。この博物館でいま、青森港や陸奥湾を中心に運航しているフェリーや巡視船、作業船などの写真パネルで青森港の現在と昔を振り返る「青森港で活躍する船展」が開催中だ。日本財団が支援している「海と船の企画展」の一環で、青森港になじみの深い船が網羅されており、船舶ファンには魅力いっぱいの企画展だ。
企画展会場

同博物館は、船に関する資料収集が趣味だったというみちのく銀行元会長の大道寺小三郎氏によって設立され、約2300平米の館内には丸木舟が進化したムダマハギ型漁船67隻(1997年に国の重要有形民俗文化財に指定)を含む約200隻の木造船や漁具のほか、ロシア、タイ、ベトナム、韓国などの船も展示されている。さらに、館の外の岸壁には「みちのく丸」が係留され、戦後日本のメーカーが初めて開発した航空機、YS−11も隣接した敷地に展示されている。

企画展担当の石山さん

学芸員の石山晃子さんによると「地域の人に青森の海を知ってほしい」というのが企画の狙いだ。展示された写真は23点(フェリーが15点、巡視船・艇が3点など)で、石山さん自身が撮影した交通船・作業船「ちなみ丸」の写真もある。青森港―函館港の間を運航していた「ナッチャンRira」「ナッチャンWorld」という2隻の高速フェリー(現在は期間限定で運航)の華麗な姿も展示されている。

展示されているムダマハギ型漁船

同博物館は、並行して青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸や青森海上保安部、青森港湾事務所の協力を得て、青森港の歴史に関する講演会や巡視船「おいらせ」、監督測量船「つがる」への船内見学会、乗船会なども実施しており、これらの催しに参加した家族連れは特に写真パネルを熱心に見入っているという。

みちのく北方漁船博物館の全景

一方、係留されているみちのく丸は、2004年7月から翌05年10月の建造期間を経て復元した150トンの木造の北前型弁才船(日本海域で運航した廻船で米や海産物などの食料、肥料、日用品を運び大坂―蝦夷を往復した)、06年に陸奥湾で帆走実験が行われ、自力帆走に成功した。休館となる冬期を除いて、一般公開をしている。6月12日からスタートした企画展は、11月30日まで開催される。(石井克則)
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Posted by 日本財団 広報チーム at 09:14 | 海と船 | この記事のURL | コメント(0)
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