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「見た目が大事、形から入ろう」〜ファンドレイジングセミナー始まる [2010年08月30日(月)]


池田氏のセミナーに聞き入る人々

人と人、人と社会、社会と社会がつながることで、より良い未来が拓ける…その“つなぎ役”はNPO(民間非営利団体)の使命のひとつだが、苦労するのが資金調達(ファンドレイジング)。各分野のトップランナーが、このファンドレイジングの最新動向やすぐに役立つ技法をレクチャーするセミナーが東京・赤坂の日本財団ビルで全6回の日程で始まり、初日の8月20日、『東京打ち水大作戦』の仕掛け人などで知られる池田正昭氏が「ソーシャル・デザイン」について熱く語った。
スケールの大きいテーマで語る池田氏

本格的な寄付文化の浸透を目指す日本ファンドレイジング協会(代表理事:堀田力・公益財団法人さわやか福祉財団理事長)が、日本財団の支援を受けて昨年に続いて主催したもので、今年度は支援者との関係づくりに焦点を当てている。池田氏は1985年博報堂に入社。コピーライターとして、また雑誌「広告」の編集長として新しいデザイン構想を打ち出し、打ち水大作戦(2003年)を成功させた。2006年博報堂を退社し、培った人脈などを生かしてエコプラザ(2008年東京都港区)、ワリバシカンパニー(2010年)立ち上げなどの活動を続けている。

スライドを使い、内容は具体的

池田氏は100人近い聴衆を前に1時間半講演。エコプラザ内の木の景観が林野庁の目に止まり、高知県中土佐町の森林再生活動に結びつくきっかけとなった。さらに間伐材の有効利用から割りばし製造販売会社を興すなど“つながり”の不思議さ、大切さを話した。また打ち水大作戦では、直前までの冷夏が、実施日の朝になって予報がはずれて猛暑となり、イベント成功に結びついた裏話なども披露。さらにソーシャル・デザインとコマーシャル・デザインの違い…それは目的が公共のためか得意先のためか、情報の公開か占有かの違いなどになって現れると言うのだが、会場の賛同の声を誘った。

左が鵜尾理事、右が池田氏

このあと日本ファンドレイジング協会の鵜尾雅隆・常務理事が参加者を代表して、NPO活動に対するアドバイスを求めた。池田氏は「見た目が大事、形から入ることを重要視している」と話し、「内容が煮詰まっていない段階でも、運動のロゴ・マークやデザインができると、やっていけそうな実感を持てる」と強調。鵜尾理事が「デザイナーに知り合いがいない場合が多い」と突っ込むと、「面識がなくても電話で率直に頼むと、デザイナーはうれしいものだ」と、自らの体験からデザイナー心理を明かした。

閉会後のアンケート調査で、参加者は5点満点中「4・4」の高い満足度を示した。「直接的なノウハウに限らず、大きなテーマの講演で感動した」「新しい公共や社会起業が流行ですが、このような骨格となる講演が聞けて良かった」などの感想も寄せられた。次回セミナーは9月9日午後6時半から日本財団ビルで。「パブリックスピーキング」がテーマ。ファンドレイジングは相手の共感と理解が不可欠。「何を話すか」だけでなく、「どう話すか」が重要だという。その道の第1人者である(株)コムニス代表取締役、蔭山洋介氏が語る。申込・問い合わせは日本ファンドレイジング事務局(03-6809-2590)へ。(平尾隆夫)
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Posted by 日本財団 広報チーム at 09:08 | 寄付 | この記事のURL | コメント(0)
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