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手と体の演技にたん能 ろう者向けのミュージカル [2007年04月03日(火)]

「サイン・ミュージカル」と呼ばれる公演「ムーン・ガーデン」日本財団の支援などで3月28、29の両日、東京都足立区の「シアター1010」で行なわれた。サイン・ミュージカルは耳に障害のある人向けに様々な表現を手話と身体表現で演じるもので、声を出すセリフはない。このような形式のミュージカルの意義は大きく、観客に感動を与えた。

「ムーン・ガーデン」はデンマークの作家、アンデルセンの「絵のない絵本」が原作で、地球を見渡す月が見た人間や鳥、動物たちの物語。作曲家の佐藤慶子さんが脚色(音楽も担当)し、米内山明宏さんが演出した。

出演者は米内山さんのほか庄崎隆志さん、井崎哲也さん、妹尾映美子さん、忍足亜希子さん、砂田アトムさんら。出演者の手や体の動きに合わせてピアノ、チェロ、パーカッションが演奏され、満員の観客はユニークなミュージカルの世界をたん能した。出演者の軽妙な演技に笑いや拍手が起きるシーンもあった。手話の分からない人のために一部要約字幕が使われた。

ろう者のための音楽は難しいとされてきたが、佐藤さんは耳に障害があっても音楽を楽しむ心と音楽的な豊かな感性を持っているという信念から、ろう者向けの音楽ワークショップ「響きの歌」というボランティア活動を1986年から始めた。見る、触れるといった五感を使って音楽に親しんでもらうもので、毎月1回の割合で続けてきた。

今回はこの活動の20周年記念公演。2日間の公演を終えて、佐藤さんは「今公演は20年間の集大成であり、ろう者の手や身体表現と音楽の融合はサイン.ミュージカルの真の創生と思う」とのコメントを寄せた。



宮島径氏 撮影

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Posted by 日本財団 広報チーム at 11:33 | 文化・教育・社会問題 | この記事のURL | コメント(0)
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