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障害者が特定信書便配達 佐賀の小麦の家 [2007年04月02日(月)]

知的障害者の自立を目指し、クッキーやケーキを製造販売している佐賀県伊万里市のNPO「小麦の家」(片岡洋子理事長)が、4月2日から障害者とともに郵便配達の一部である「特定信書便事業」を始めた。2003年4月に施行になった「信書便法」に基づき、総務大臣の許可を受ければ信書の配達を民間業者もできることになったためで、特定サービス型といわれる特定信書便にNPOが参入したのは初めてだ。

小麦の家は知的障害者の通所作業所で、2005年日本財団の助成を受け伊万里市内の旧ポリテクターセンター(職業訓練センター)の一部を改装して作業所を作った。現在知的障害者10人が通い、スタッフ10人が働いている。ドイツ製のオーブンを使って製造する無添加の菓子類は次第に種類が増えており、4月からは地元の黒米、お茶を使ったパウンドケーキを「伊万里の風にのって」と名付けて売り出した。

今回、参入した特定信書便事業は、伊万里市からの委託を受け障害者5人(うち2人が運転免許を所持)とスタッフ2人がチームを組み、交代で月−金の決まった時間に市役所の出張所、公民会、図書館などへの文書などを配達し、郵便局の後納郵便の輸送も担当する。



配達時の緑のユニフォーム
特定信書便事業は@長さ、幅、厚さの合計が90a超、重量が4`を超える大型の信書A差し出されてから3時間内に配達B1通の料金が1000円を超える信書−のいずれかに該当するものを言うが、参入業者は少ないのが実情だ。小麦の家は、障害者の自立促進のためにこの事業に参入することにし、販売用に所持しているワゴン車2台を信書便にも利用する。

片岡理事長は信書便を始めるに当たって、「利用者の給料は現在月額1万円だが、これによって1万4000円に引き上げることが可能になった。励みになると思う」と話している。

小麦の家では、今後クッキー類の注文をインターネットでも受け付け、将来は「伊万里名物」として全国展開を図りたい希望を持っている。
ブックマークに追加する Posted by 日本財団 広報チーム at 11:45 | 福祉・医療 | この記事のURL | コメント(0)
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