学生ボランティアセンタースタート 「20年後の人材」育成目指す [2010年04月16日(Fri)]
![]() やる気満々のセンタースタッフ 「学生が学生のボランティア活動を支援する」。こんなコンセプトで設立された日本財団学生ボランティアセンターが4月1日から活動を開始した。スタッフは西尾雄志センター長とインターンの学生7人。最終的にインターン生を15人まで増やし、ボランティア団体相互の交流を促進するほか、センターの活動を通じて新たな時代を切り拓く人材の育成を目指す。 |
![]() センター内部 わが国のボランティア活動は延べ100万人が参加した1995年の阪神淡路大震災を境に大きな広がりを見せ、98年にはNPO活動の活性化に向け特定非営利活動促進法も整備された。しかし早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンターの助教でもある西尾センター長によれば、ボランティア活動に対する社会の理解が成熟しておらず、この結果、NPOが育ちにくく、団体相互の連携、協働が機能しにくい状況にある。 一方で国の財政が悪化する中、国や自治体に代わり「民」が社会づくりに参加する時代を迎え、社会貢献の形も多様化し拡大するー。センターではこんな認識に立ち、単にボランティア活動だけでなく、現在の若者が社会の中核になる20年後に企業や社会の先頭に立って活躍する人材の育成を目指す。そうした人材が企業の中枢に増えればCSR(企業の社会的責任)活動も自ずと活発になる、との遠大な構想だ。 ![]() 時には議論しながら・・ こんな考えを踏まえ当面はボランティア活動に取り組む団体のリーダーを対象にした各種セミナーを5月にも開始するほか、新しいボランティア活動を目指す若者たちの支援と事業化、さらに各団体が“広報力”を競うPRコンテストの開催(12月)などに取り組む。同時に活動を通じて各種団体の交流を促進するほか、センターのインターン生を含めた関係者の能力アップを目指す。 事務所は東京・虎ノ門にある日本財団第2ビル6階。7人のインターン生は早大生が3人、聖心女子大、国士館大、東洋大、慶応大生各1人。全員がボランティア活動にリーダー的存在で関わってきており、授業の合間を縫ってセンターに詰める。既に「GAKUVO」の愛称の公式サイトも立ち上げ、問い合わせも入り始めている。 4月13日にセンターを訪問すると、西尾センター長以下3人のインターン生と支援の日本財団職員が執務中。「地域がもっと力を出し、元気になるようなことをしたい」「ボランティア活動は時間のある人、好きな人がやる奉仕活動といったイメージがある。まずこうした考えを変えていきたい」などと抱負を語り、横から西尾センター長が「20年後に皆が出世してくれれば企業の活動も大きく変わる」と冗談を交えて激励した。(宮崎正) |












