他団体のご紹介☆「NPO法人 こどもアート」さん [2012年03月26日(Mon)]
事務局 はちくぼです。
山科醍醐こどものひろばは、さまざまな団体さんと交流させていただいていますそれぞれの魅力を少しでもシェアできたら…と思い、他団体さんのご紹介もブログやFacebook上で開始しました 「きょうとNPOセンター」さんと共同でじっくり取材をした、濃〜い記事も時々載せていきますよ 今日は「NPO法人 こどもアート」さん(京都市)をご紹介です ホームページはこちら→http://asonabi.com/ こどもアートさんは、あそびとまなびがくっついた、『あそなび』をキーワードに、さまざまなアートワークショップやイベント、研究会、講座などを企画運営。子育て支援、田舎と都会の地域間・世代間交流やまちづくりのお手伝い、福祉施設などでもプログラムを提供しているそうです キャッチフレーズは、「こどもにきづき、みらいをきずく」 アートを通して「こども」の存在やおとなの内なる「こどもゴコロ」を見つめなおし、こどもとともに育む、新しい社会づくりを提案、発信しておられます。 メンバーは、代表の加藤さんと繋がりのあるアーティストほか、教育・保育・福祉・まちづくり・建築・デザインなど、多岐にわたる分野の方々と協働されています。「こども」や「アート」は、立場や分野を超えられるもの…それが魅力です、と加藤さんは言います 「芸術、アートというものは本来、日々の暮らしの中にあるものです。わくわく、すてき、心地よいと感じることを、こどもの存在を通して改めて気づかされたり、見直したり、ともに創っていくきっかけをお届けしたいと思いますね」と語る加藤さん 京都ならではの試みとして、京町家を拠点にした『まちやがこどもミュージアム!?』を開催。 四季折々の暮らしや歳時をモチーフに、火鉢を囲んで昔遊びを楽しんだり、おひなまつりには丹後のバラ寿司づくりや十二単を着てみるなど、ゆったりおしゃべりできる座談会も開いたりしていらっしゃいます。 「こども達には、いろんな価値観に出会ってもらいたいです」 こどもの育ちには、その土地ならではの文化は切り離せないものだと思います根っこがしっかり養われていてこそ、世界中のいろいろな文化を尊重、交流、混じりあいながら、より豊かな生き方や社会の中で役立ちを発揮することができるのではないでしょうか?と、加藤さん。 「今は、入ってくる情報がとても多い時代。でも、子育てには答えがなく、こどもたちと一緒にみつけていく旅路です。親御さんは、何かと不安を抱え、こども達のこころと身体も何かストレスがたまっているように感じます」とのこと。 「与えられたことをこなす」ばかりでは、「感じて動く」「工夫する」「創っていく」 自ら強く生き抜く力が育たないままになってしまう。 こどもたちは、遊びの天才。自発的に生きようとする力に溢れていますおとなにできることは、その力を存分に発揮できる環境づくりをサポートすることではないでしょうかと、加藤さんは続けます こどもアートさんでは、カタチや結果よりも、こどもたちが身体で感じながら、自然に溢れ出る好奇心や想像性、想いを表現するプロセスを大事にしているそうです。 また、企業や事業者さんに協力いただき、工場などから出る素材の端材を集め、こども達が多様な素材に触れて自由に創作を楽しめる場づくり GuRuRe:(ぐるり)を進めておられます 素材を提供する企業にとっては、こども達の笑顔に直接出会えた、仕事に誇りがもてるなど、社会貢献のメリットもあります。こども達の感性や発想からは、素材の新たな可能性に出会える!?と楽しみにされているそうです さまざまな人との出会いや関わりをきっかけに連携していければ、運営面や資金面でも可能性を広げていけるし、こうした繋がりを積極的に作っている姿勢はとても参考になると思いました さまざまな団体と繋がりながら活動を続けているこどもアートさんでは、一緒に活動をつくっていくメンバーも募集しています。やわらかな笑顔が素敵な加藤さんと、あなたも『あそなび』しませんか? (「あそなび asonabi」という造語は「あそび」と「まなび」共通の「び」、「美」に通じ、見方や感じ方、価値観までもが変化する意識。「あそびから何かをまなぶから面白く、まなびがあそびに変わるからもっと学べる」、そういう状態を指し示した言葉)。 子育て世代へのメッセージ: 「子育ては、一人で抱えず、いろんな人に頼りながらがいいんです。地域の中にも、退職した世代の方やお年寄りなど、元気で素敵な方もたくさんいらっしゃいます。 こども達との触れあいは、生きがいにもつながります。ともに支え合い、それぞれの役立ちを活かし合える社会って素敵ですよね。 そして、すべての人は、ありのままで生きている意味があります。自分の感覚や感じることに、ひとりひとりが自信を持っていいのだと思います」 加藤さんの生のメッセージは、Facebook上で動画配信もする予定です 山科醍醐こどものひろば Facebookページ→http://www.facebook.com/kodohiro これからも、素敵な団体さんをご紹介いたしますどうぞお楽しみに… (事務局 はちくぼまりこ) |