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イシイ マミコ
2010年新人歓迎会 (05/02)
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8月プノンペン出張 [2010年08月28日(土)]
皆様お久しぶりです。
溶けてしまいそうな暑い日が続きますが、
お元気でお過ごしでしょうか?

私もあまりの暑さと忙しさにブログの更新をすっかり怠っていましたが、
カンボジアプロジェクトの方は順調に進行しています。

8月9日(月)〜8月14日(土)の日程で
カンボジアのプノンペンに出張してきましたので、
この場を借りて皆様にその成果をご報告いたします。


今回の出張では、

・PPSEZ(Phnom Penh Special Economic Zone-プノンペン経済開発区)
 を正式訪問し、現地Managerも交えて、
 今後のSEZの構想についてディスカッション及び現場見学

・CDC(Council for the Development of Cambodia-カンボジア
 開発評議会)事務局長Sok Chenda氏と面談、
 プロジェクト進捗状況報告

・在カンボジア日本大使館表敬訪問、
 特命全権大使 黒木雅文様との面談、 プロジェクト概要説明

・その他カンボジア関係省庁との面談を数件

・プノンペンで活動するNGO、日本企業の皆様との懇親会・交流会
 
などのスケジュールをこなしました。


大使館訪問時には黒木大使からも、
「カンボジアへの日本企業の誘致は最大の懸案事項であり、
その促進につながる日本のプロジェクトを歓迎する」
とのお言葉をいただき、 他の現地関係者との絆も
より強固なものとすることができました。

用地もほぼ目処が立ち、忙しい日程でしたが、
充実した出張となったことを大変嬉しく思います。

今後は、今回の出張で大きく動き出した
プロジェクトの本格稼動に備え、
資金確保その他の課題の解決に、
より一層注力して参りたいと思っております。

今後とも本プロジェクトに
変わらぬご理解ご協力をお願い申し上げます。


ERIA西村総長視察 [2010年06月12日(土)]
昨年 竃k原脳神経外科病院は、
ERIA(東アジア・ASEAN経済研究センター)の主催する
メコンPPP(官民連携Public-Private Partnership)プロジェクトの
一つとして、「病院及び人材開発プロジェクト」を提案、
厳粛な審査を無事通って採用され、
ERIAからの業務委託の形で
カンボジアでのFS調査(feasibility study実行可能性、
採算性などを調査する)を実施するに至りました。

そのERIAの総長である西村英俊様が、
医療法人社団 北原脳神経外科病院の
視察にいらしてくださいました。

当院の設備やシステムについて、
高い関心をお持ちいただけたようで、
大変熱心に院内を見学されていました。

私の方も、東南アジアの発展・開発について、
西村様と時間が経つのも忘れて
意見交換をさせていただきました。

また、現在進行中のカンボジアへの
病院建設プロジェクトについても励ましのお言葉をいただき、
より一層強い協力関係を築いていくことを約束してくれました。

ERIAの目的である東南アジア全体の貧困解消や更なる発展、
私がこのプロジェクトを通して目指す医療の産業化は、
必ずやその目的に貢献できると信じています。

NGO日本医療開発機構総会 [2010年05月25日(火)]
2010年5月10日、NGO日本医療開発機構第
一回総会を開催いたしました。



会場となったのは、新宿のコンファレンス東京です。
あいにくの悪天候の中、たくさんの会員や役員の方に
お集まりいただきました。

お忙しい中、会場に足を運んでくださった会員及び役員の皆様、
いつも当NGOを応援してくださっている皆様に、
心より御礼申し上げます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
総会概要

【決定事項】
1.役員の選任
22年度の役員として、新たに伊藤 幸生 様が理事として選出されました。
その他役員として選出されたのは、以下の方々です。

関 晃典(常任理事)
森田 徳忠(常任理事)
鈴木 計芳(理事)
松岡 和久(理事)
初鹿野 恵蘭(理事)
和田 満(監事)
伊藤 幸生(理事)
          
          (敬称略)

2.平成21年度活動報告
第一号議案:2009年度活動報告
第二号議案:2009年度決算報告(一般会計及び特別会計の報告)

3.平成22年度活動方針・予算の承認
第三号議案:2010年度活動方針案
第四号議案:2010年度予算案


以上が会場の拍手をもって承認されました。

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総会後半には、北原からカンボジアの総合病院と
付属大学建設プロジェクトについて、
お話させていただきました。

1.カンボジアプロジェクトが目指すもの

T カンボジアの医療立国:
   医療立国に必要な条件である
   1)政治的安定 2)治安 3)インフラ整備 4)購買力 5)教育
   を最低限クリアーしているのにもかかわらず、
   クメール・ルージュの反乱により知識人が大量に殺されたため、
   医療が復興出来ないという状態。
   一方で、カンボジアには医療法及び薬事法がないため、
   日本の医師免許がそのまま使用できる。

U グリーンホスピタルの建設:
   太陽エネルギー、浄水槽、雨水利用などを行い、
   地球に優しい病院を建設する。
    →最先端技術の見本市
    →日本の医療業界以外の会社及び団体にとっても
      良い市場となり得る。

V カンボジア国民のための社会開発:
   企業の進出という点から考えても、
   ランニングコストが日本と比較すると非常に低い。
   平均年齢が20代であり、戦後の日本の状況と酷似しているため、
   皆保険が成立する状態にある。

W グレーターメコンの核として意味を持つカンボジア
   タイやベトナムなどの近隣諸国からの患者も期待できる。

X日本のプレゼンスのアピール:
   導入した器材が、カンボジア(及び東南アジア)
   医療のスタンダードとなる可能性が非常に高い。 

2.今後の課題

  T 現実に即したプロジェクトスケジュールの変更
  U 開設許可の取得、契約地の獲得
  V スキームの構築
  W 民間からの資金及び技術の調達
  X 現地オフィスの開設と建設へ向けての準備
  Y 人材募集・現地スタッフの養成開始

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

医療と教育をツールとした社会開発、またそれを通して
日本及び世界をよりよくするという本NGOの目的を達成するために、
今後も引き続き皆様のご理解ご協力をお願い申し上げます。






マオ将軍来日 [2010年05月11日(火)]
4月19日、カンボジア政府の将軍マオ様が
当院視察のため来日されました。


↑1Fロビーで撮った集合写真です。
写真が小さくて見辛いかもしれませんが、
中央の私から、向かって右がマオ将軍、
そのお隣がマオ将軍のご子息、クンピセイさんです。

ドラマの影響か、将軍というと
強面で厳しい方を想像してしまいがちですが、
マオ将軍も一緒に視察にいらした方々も、
そんなイメージとは正反対のとても礼儀正しく優しい方々でした。


↑緊急処置室を視察中の写真です。
当院の医療設備や品質管理のレベルは
マオ将軍にもご満足いただけたようでした。
中央の女性は4月に当院入職の安齋さん。
急な仕事だったにもかかわらず、しっかりと通訳を担当してくれました。

マオ将軍は一週間ほど日本に滞在し、
視察だけでなくあちこち観光もされ、日本を満喫していらっしゃいました。
以下は私もご一緒させていただいた、都内観光のスケジュール(?)です

東京タワー: 東京タワー(高さ333M)が竣工した1958年は、
         マオ将軍がお生まれになった年
         特別展望台からの景色を楽しむ 

浅草寺:    東京都最古の寺院、本尊「聖観音菩薩」をお参りする

昼食:      日本庭園のある今半にて日本風情を感じつつ、
         すき焼きを楽しむ

お台場:    屋形船、レインボーブリッジをバックに記念撮影

東京スカイツリー: 工事現場近くを見学
            マオ様は、タワー、高層ビルにとても関心をもっているご様子
明治神宮:      明治天皇と昭憲皇太后を祭神とする
            パワースポットの話を聞き、一行興味を惹かれるが
            閉館時間となる。次回のお楽しみ
 

多くの名所を巡るスケジュールでしたが、
マオ将軍はカンボジアからの長旅の疲れをものともせず、
にこにこと微笑みながら観光され、穏やかな雰囲気の中、
親睦を深めることができました。

私が中国に次ぐ海外事業の進出先としてカンボジアを選んだ理由は、
ただ単に、将来有望というだけではなく、
「この国の、こんなにも優しい人々が
良質な医療を受けられずに苦しむのは理不尽だ」
という怒りに近いような想いがあったからですが、
一週間ほどマオ将軍と共に過ごし、そのお人柄に触れるうち、
今まで以上に、その想いは強くなりました。

うぬぼれた言い方かもしれませんが、カンボジアに良質で安価な
医療を普及させることは私の使命であると考えています。

これからも、この使命を全力で果たしていく所存ですので、
皆様どうぞご支援のほどをよろしくお願い致します。
NPOサイド・バイ・サイド様との夕食会 [2010年05月11日(火)]
4月15日 八王子市の居酒屋にて、
認定NPO法人 サイド・バイ・サイド インターナショナル の
代表 佐々木浩二 様、副理事 吉永鴻一 様 と会食をいたしました。

サイド・バイ・サイド インターナショナル(以下、SBSI) はカンボジアなどの
アジア諸国を中心に、医療機器・緊急車両等の
提供と輸送手配を無償で行っておられる団体です。

佐々木様と吉永様のお二人は、とても気さくなお人柄で、
カンボジアに関する様々なお話をお聞かせくださったのみならず、
このブログにお写真を掲載するご許可までいただいてしまいました。




↑ご覧の通り、終始なごやかな雰囲気でした。

私も、佐々木様と吉永様の高い志や
SBSIの活動内容に感銘を受け、
法人会員となることをお約束しました。
「一人でも多くの命を救う」という同じ信念を持つもの同士、
共に歩んでいける仲間となれたことをとても嬉しく思っています。

海外で事業を行うのに困難はつきもので
何か一つのことを始めようとすると、
やろうとすることの百倍くらいの困難が襲い掛かってきます。

けれど、一人では解決出来ないことでも
皆の力が集まれば必ず乗り越えていけるということを
私は今までの経験から学びました。

これからも、SBSIはじめ皆様と協力しながら
夢の実現に向けて進みたいと思っています。


認定NPO法人 サイド・バイ・サイド インターナショナルHP
http://side-by-side-intl.org/index.html
2010年新人歓迎会 [2010年04月17日(土)]
4月ももう半ば、このブログをご覧になっている皆様も
それぞれに新しい生活を迎えていらっしゃることと思います。

4月1日、当院にも熱意あふれる新人49名が入職いたしました。
写真は12日に私の自宅で歓迎会を行ったときのものです。
皆元気いっぱいで、見ている私が気持ちいいほど
よく食べ、よく笑っていました。



「活気のある職場には良い人材が集まる」と昔から言いますが、
だとすると、今年もこんなに素晴らしい新人たちが入職してくれたのは、
ひとえに当院のおかげだといえるでしょう!私も鼻高々です。

最近の寒さも吹き飛ばすほどのこの笑顔を忘れずに
頑張って欲しいものです。

八王子法人会講演会 [2010年04月10日(土)]
先月23日に八王子市ムラウチファニチャーアクセスにて
八王子法人会講演会を開催いたしました。

今回は、八王子−医療の街への挑戦−と題し
八王子に見られる日本の医療問題と、
駅ビルクリニックや海外プロジェクト等の今後の展開について
お話をさせていただきました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
主な話の内容

カンボジアプロジェクトについて 
 ・green hospital(earth conscious):  
   上下水道の管理をしっかり行う等、環境に配慮した病院を
   建設する
 
 ・カンボジアの社会開発、医療立国させる
   日本の医療復活に貢献:
   (カンボジアと日本双方に利益をもたらすように)

駅前クリニックについて 
 ・八王子駅前ビルにクリニック建設の計画が進行中
 
 ・最終的には24時間営業となり、あらゆる分野の診療を
  可能にする予定
 
 ・携帯電話を使って患者様に診断結果をお伝えしたり、
  マスコミにかわる地域ネットワークを形成するツールとして
  携帯電話を使ったサービスを行なう

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

講演会には40名ほどの方にお越しいただきましたが、
皆様熱心に耳を傾けて下さいました。

また、私自身にとっても、日本や海外の医療問題について、
他業界の方々と意見を交換する機会をいただき、
大変貴重な経験となりました。皆様に心より感謝申し上げます。

今後もこのような交流を通じて、
多方面からの視点を積極的に取り入れ、
地域の皆様の生活・健康のお役に立てる病院作りを
目指してまいります。
奇跡の干潟 アサリが育つ六条潟3 [2010年03月23日(火)]
歴史上枚挙に暇のない様々な公害、
生態系を無視した八郎潟や有明海の干拓、ダムや道路の建設、
この国は一体いつになったら自然との共生という、
人間の生存に不可欠な原理を学ぶのだろうか。

最近“地球に優しい”という言葉をよく耳にするが、
実はこれほど思い上がった言葉も珍しい。
かつてこの地球に生命が誕生したとき、
それらの生命は大気中のアンモニアや二酸化炭素、
自然に合成された海中のアミノ酸を利用しており、
大気中には酸素は存在しなかった。

しかし、その後何億年もの月日が過ぎ、
光合成によって極めて効率よくエネルギーを
産生できる植物が誕生するに及んで、
大気中には彼らが放出する酸素が次第に蓄積することになった。

一般的に言って酸素は生命にとって有害である。
そのためにこの時点で多くの生物が死滅して
地球の環境は大きく変わる事になった。
即ち、酸素の存在する現在の地球環境は
究極の公害によって生まれたわけで、
多くの生命にとってこれは悲劇以外の何者でもなかったことになる。

人類はこの公害で汚染された環境に上手く適応して
現在の繁栄を手に入れたわけだが、今、逆に自らの営みによって
その生存を脅かされるに至っているわけだ。

しかし、万一人類が自然との共存に失敗し、結果滅びたとしても、
何事もなかったかのように地球は回り続け、
新しい環境に適応した生命が繁殖していくに違いない。

人類は“地球に優しい”などというどこか人事の議論を直ちにやめて、
現在の地球環境の維持が自らの生存にとって必要不可欠なのだ、
という自覚に立ち、不退転の決意を持って
環境問題に取り組むべき時期にさしかかっているように思われる。


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長々と語ってしまいましたが、いかがでしたでしょうか?

今、私はカンボジアで病院・大学建設プロジェクトの指揮をしていますが、
こんな番組を観るたびに、海外進出の重要性を強く感じます。

日本よりも更に深刻な環境問題に悩んでいる国々に大学を作り、
現地の人々と共に環境をきれいに保ったまま、
農産物を生産する技術が開発出来たとしたら?
日本の農業にも大きく貢献出来るかもしれません。

大好物がどんどん減ってゆくこの憂えるべき現状、
地球のためでも他人のためでもなく、自分自身の問題として、
環境を守る努力を惜しまないようにしたいものですね。



ご紹介したテレビ番組のHPはこちらからご覧いただけます。

NHK金とく 
奇跡の干潟・六条潟〜三河湾 アサリ育(はぐく)む里海〜
http://www.nhk.or.jp/nagoya/kintoku/archives/onair/100129.html
奇跡の干潟 アサリが育つ六条潟2 [2010年03月23日(火)]
江戸維持代から続くこの営みだが、
実は高度成長期に大きな危機に直面した。
工場誘致を計画した愛知県が六条潟の埋め立てを計画し、
最初は猛反対していた漁民達も県の8年越しの説得、
繁栄の約束を受け入れ漁業権を手放してしまったのだ。
今から40年前のことである。

しかし、その後経済成長は鈍り、
バブルが崩壊するに及んで県は計画を放棄し
六条潟は残されることになった。
それでも、三河湾の多くが埋め立てられ、汚水が流れ込み、
アサリの漁獲高は今では毎年減る一方だという。

また、最近では豊川上流に発電と治水・用水目的の
設楽ダムの建設が計画されており、
万一これが実現した場合、河口に流れ込む
手頃な大きさの砂粒やプランクトンが減少することで、
六条潟、ひいては三河湾の生態系に大きな影響が及ぶ危険性が高い。

実は昨年、これらとは別に、
苦潮(にがしお)と呼ばれる現象が六条潟近辺で発生し、
アサリの大半が死滅するという事態が起こっている。
苦潮は最近有明海など日本の各地で観測されている現象で、
赤潮の発生時(年に数回は観測される赤潮自体、
栄養分に富んだ下水の海への放流によって引き起こされた
プランクトンの異常発生のわけだが)に、
死んだプランクトンが海底の窪地(その大半は海岸の
埋め立てに用いる泥の採取の跡)に溜り、
それが別のプランクトンによって分解されるときに
酸素が消費されて出来た酸素を全く含まない海水が、
潮流に乗って海岸に押し寄せるために起こると考えられており、
アサリのみならず自ら移動することの出来ない生物は
ことごとく死滅するという。

即ち苦潮も生態系への配慮を欠いた人間の営みによって
引き起こされた、一種の公害、自然破壊というわけだ。

(第三回へ続く)
奇跡の干潟 アサリが育つ六条潟1 [2010年03月23日(火)]
忙しさにかまけてすっかりご無沙汰しております。
気候の変化も激しく、ますます春らしくなってきましたが、
皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、今回の更新は、少し真面目なお話、環境問題についてです。
実は少し前、面白いテレビ番組を見まして、
その内容を皆様にご紹介がてら、
私自身の環境問題に対する考えを語りたいと思います。

といっても、テレビの内容はそんなにお堅い話ではなく、
私の大好物でもあるアサリと海苔にまつわるお話です。
少し長くなりますが、どうぞお付き合いください。

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愛知県は日本のアサリ生産量においてダントツのトップを誇っており、
その漁獲量は年間一万トン超で、全国の生産量の
おおよそ3割に当たるという。中でも、三河湾の河口にある六条潟は、
多くのアサリの稚貝が着生する国内でも有数のアサリの産地である。

稚貝が着生するのは現在の三河湾内では六条潟に限られているが、
その原因は分っていない。
ただ、アサリは足糸といわれる粘液質の糸を放出して
付近の砂などに絡めて体を固定し、潮に流されるのを防いでいるため、
豊川の運ぶ花崗岩の破砕によって出来た大粒の砂が
着生に手頃であること、豊川の運ぶ栄養分が生育に都合が良いこと、
そして湾内の潮の流れなどが影響しているといわれている。

三河湾は、アサリ漁の他に海苔の養殖でも有名だが、
実はアサリと海苔は人為的な共生関係にある。
海中にいるプランクトンが必要とする栄養素は海苔と競合関係にあり、
これ等が大量発生すると海苔の養殖は大きな打撃を受けてしまう。
これに対し、アサリはプランクトンを食料とし、
水をきれいに保つ性質があるため、
海苔の養殖場に稚貝を播いておけば良い海苔が育つという。
また、アサリにとっても、海苔の養殖のための粗朶は
潮流を和らげ着生に都合の良い環境を提供してくれる。

(第二回へ続く)
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