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2019年07月25日

ニホンウナギの保全対策(番外編2)

小田井でウナギが大量に捕獲できた要因は何か。それは篭網に入れた餌と深く関わっています。近年の研究により、ウナギの生態が少しずつ明らかになってきていますが、自然下のウナギはかなり偏食者のようです。ウナギという種自体は、魚、貝、エビ、カニ、ミミズ、ゴカイ、ヤゴなど様々な生物を食べますが、実際には生息水域ごとに特定の生物を食べる傾向があるようです。内湾や汽水域ではアナジャコ、淡水域ではザリガニなど、普段から食べ慣れている餌には興味がありますが、慣れない餌には興味を示さないようです。ちなみに、小田井に仕掛けた網に入れた餌は「稚アユの切り身」。つまり、小田井で捕獲したウナギは、日頃から稚アユを食べていたと考えられます。写真のように、小田井では海から来たアユがスムーズに遡上できない状態となっています。これらのアユは、おそらく夜間にウナギの餌になっているのでしょう。大量に採れたウナギから、庄内川の別の問題が浮かび上がった出来事でした。
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posted by 矢田・庄内川をきれいにする会 at 18:33| 成果物