今年の庄内川では大型のテナガエビが多く見られます。写真の個体は
小田井魚道での6月の遡上調査の際、N田さんが四手網で採捕したものです。
ハサミからシッポの先まで24.5p(※)もありました。
エビ・カニなどは十脚目(エビ目)に属し、ハサミを含めて基本的に5対10本の
胸脚(歩脚)があります。テナガエビの長いハサミは、カニやザリガニとは違い
前から二番目の脚が伸びたものです。腹側から観察するとわかりますよ。
※ハサミや尾羽は付属肢なので、通常長さに含めず、エビの全長は額角(ツノ)の
先から尾節末端(シッポの三角の先端)まで、体長は眼窩(眼の収まっている
くぼみ)の後縁から尾節末端までの長さで測るそうです。
(by パス太)