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非営利法人の想いをカタチにするお役立ち情報
非営利法人の事業継続と経営基盤強化に役立つ情報について、公的機関20年の実績ある会計士の経験・ノウハウをお伝えします。
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貴法人のターゲット顧客はきちんと設定されていますか[2016年04月07日(Thu)]
2016年4月7日(木)
 おはようございます。本日は朝から雨が降っています。朝から雨だと少し憂鬱になるところです。おまけに今日は4か月に1回の定期診察で、病院に行かねばなりません。ちゃちゃっと済ませて、仕事ムードに入りたいですね。今日も張り切って元気に行きましょう。

(要旨)
@団体が誰をターゲットにして事業を行うかという入口はとても重要
A団体のビジョンミッションとターゲットにする相手は相関関係にあり、常に変わる
Bターゲットにする相手のニーズ等は日常業務の中で継続的にアンテナを張っておく

 さて、本日のテーマは「貴法人のターゲット顧客はきちんと設定されていますか」です。前回、「貴法人のビジネスモデルはきちんと回っていますか」というテーマで、団体の想いを事業として継続させるヒトモノカネが回る仕組みの重要性をお伝えしました。

@団体が誰をターゲットにして事業を行うかという入口はとても重要

 今回は、その仕組みの中で、団体が誰をターゲットにして事業を行うかという入口の話です。この基本中の基本がしっかり設定されている団体は、財やサービスを提供する相手の照準が定まっていますので、後の対応も自ずとはっきりしています。

 もちろん、団体のビジョンミッションがあって、そこに社会課題を解決したい相手がいるはずですから、そんなこと当然じゃないかという声が聞こえてきそうです。

 ですが、事業を展開する過程で、財やサービスを提供する相手のニーズや要望は環境の変化の中で変わりますし、新たな相手が出てくるかもしれません。あるいは、団体のビジョンミッションが当初のものから変わることだってあります。そうすると、そのビジョンミッションを達成すべき相手は変わることもあります。

A団体のビジョンミッションとターゲットにする相手は相関関係にあり、常に変わる

 このように、団体のビジョンミッションとターゲットにする相手は相関関係にあり、常に変わることがあり得ますので、定期的に見直しが必要であるという認識を持つことが大事です。

 実際に、あるNPO法人の代表のお話を聞く機会があり、このターゲットにする相手のことに話題が向けられました。そこでは、いろいろ事業が多様化している中で、サービスを提供する相手が拡がりすぎて、誰を優先的にすれば良いのかわからなくなってきたという話でした。

 結果は、ご自身の団体のビジョンミッションをもう一度見つめ直し、原点に立ち返って自分たちが解決すべき相手のことを考えると、その照準が定まり、ぶれいない軸を再確認することができたということでした。

Bターゲットにする相手のニーズ等は日常業務の中で継続的にアンテナを張っておく

 団体の熱い想いも事業として継続できて初めて意味があります。その想いを到達する相手のことを常に考え、アンテナを張っておき、適時に軌道修正する。これを事業のPDCAの中で繰り返すという過程の中で、ターゲットにする相手を確認するということに尽きると思います。

 ご自身の団体のビジョンミッションを達成すべき相手は、しっかりと定まっているでしょうか。そして、その相手にリーチできるアンテナを張ることを日常業務の中で継続的に実施しているでしょうか。

 しばらくやっていない団体は、これを契機に一度見直しをお勧めします。思わぬ所で認識が変わるかもしれませんね。
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