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幼児さんから、小・中・高・大学生・大人まで学べる塾「スペースわん」での出来事や
子育て中のパパさんママさんへのメッセージ、
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つらつらと書いてみます。
安心子育て、応援したい。安心介護も、応援したい。
そんな私の学びやつながりも紹介します。
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インタビューゲーム第5回のご報告!〜大人の『らくだ』体験、コミュニケーション編〜  [2016年11月14日(Mon)]
11/6に、インタビューゲームの講座の第5回をやりました〜! 
今回は、私を含めて4人でした。
なので、私もインタビューゲームに加わったため、
お互いに聞き合っている様子の写真は撮れませんでしたあせあせ(飛び散る汗)
ということで、聞き合ったことを書いている様子です。

DSCN1508.jpg

DSCN1506.jpg

今回、私以外の3人の参加者のみなさんは、
3人ともインタビューゲームを体験するのは初めての方々。

みなさんの参加動機の一部をご紹介します。
 
「当たり障りの無い会話でも、
 人間関係がぎくしゃくしない方が良いのでしょうか?
 自分の言いたいことを、相手を傷つけたりせずに伝えるには、
 どうすればいいのか、よくわからないのです」

「前回のチラシを見てから、気になっていました。
 『話がかみ合ってないなあ』『なんかズレる』
 『言いたいこと伝わってないなあ』、
 全部、あるある、という感じです。
 もっと気楽に、
 聞いたり、話したりすることができるようになれば、
 受け取れること、伝えられることも増えて、
 人生が豊かになるのでは? 
 そうなればいいなあ、という気持ちです」

「日頃から、人との関わりの中で
 『聴く』ことの大切さを意識してはいるのですが、
 身近な人、特に家族に対して
 なおざりになっている気がしています。
 また、感じたことを『話す』『書く』ということも
 あんまり自信ないな〜と思うところがあるので、
 何か気づきを得られたらいいな〜♡」


私の参加動機、というか、
なぜこの講座をやるかということについては、
今まで、
「『インタビューゲーム』を通して、
 コミュニケーションについて考えたり振り返ったりする場を、
  継続的に続ける必要性を感じています」

と書いていたのですが、
今回、次の言葉を付け加えました。
「気軽に練習できる場、
 大人の『らくだ』体験、コミュニケーション編
 みたいなのを定期的にやりたい」

この「大人の『らくだ』体験、コミュニケーション編」
という言葉、今回初めて使いました(^^)

「大人の『らくだ』体験」は、プリントでもできますが、
それは、「大人の『らくだ』体験、プリント編」。

「らくだ」のプリントが、「ミスは宝物!」で、
「できないことをマイナスに見ない」のと同様、
コミュニケーションの練習も、
「うまくできないあせあせ(飛び散る汗)」をマイナスととらえず、
そこから出発し、繰り返し練習できればいいと思うのです。

でも、そういう場はなかなかないのが現実。
コミュニケーションをめぐる講演会で、あるいは、本で、
「人の話をよく『聴く』ことが大切」と言われたりしますが、
頭でわかるのと、日常でできるかどうかは別。
「わかってるけど、できないあせあせ(飛び散る汗)
というのが現実ではないでしょうか。

講演会は、いわば「授業」。
「授業」を聞いたからって、自分で問題を解けるとは限らない。
本は「教科書」。
「教科書」を読んだからといって、それをしっかり理解し、
書かれたことを実践できるとは限らない。

また、それらは、「一般的」な話。
「今の私の課題にちょうど」かどうかはわかりません。

「らくだ」のプリント同様、
まずは、「自分の課題」を見つけること。
「人の話をちゃんと聞けてないなあ」とか、
「ついつい、人の話を取って自分の話をしてしまうなあ」とか、
「『問い』がなかなか出てこないなあ」とか、
「話すのが苦手だなあ」とか、
「書くのが苦手だなあ」とか、
「思い込みが激しくて、勘違いしやすいなあ」とか、
人によって「課題」は違います。

また、組む相手によっても変わってきますので、
別の人と組んでインタビューゲームをすると、
また別の「課題」が見えてくるかもしれません。

普段は、
「コミュニケーションにおける自分の課題」
なんてことは意識しないまま、
「なんで伝わらないんだろう?」
「なんでわかってもらえないんだろう?」
「なんで聞いてくれないんだろう?」
「なんでズレるんだろう?」などと思いつつ、
同じことをくり返してしまっているのかもしれませんね。

コミュニケーションの練習を、
「うまくやるための訓練」的に考えるというよりも、
いろんな人と楽しみながら、繰り返し体験するうちに、
いつのまにか「自分の課題」をクリアしていく、
というふうにできれば、気が楽ではないでしょうか。

そんなふうに考えると、
私には、「らくだ」のプリントで学ぶ生徒さんたちと、
重なって見えてくるのです。
ミスがいっぱい出たり、時間を大幅にオーバーしたりして、
ある時は涙を流しながら、
その時々の「カベ」を越えていく生徒さんたち。
大人だって、
人とうまくコミュニケーションが取れなくて、
泣きたくなることだってある・・・(^^;;

私自身、今まで何十回もやってきて、
「できているかどうか」は他人様の判断にゆだねることですが、
コミュニケーションを取ることが楽になったと思います。

インタビューゲームを体験していない方には
わかりにくいかもしれませんが、
私は、以前よりもずっと、
いろんなことに関して「確認」を取ることが多くなりました。
「人とズレて当たり前」
「私の常識は、人にとっては非常識かも?」
と思うと、自然に、
「こう理解したけど、合ってる?」とか、
「これ、いいですか? 大丈夫ですか?」というふうに、
「念のため」の「確認」を取ります。
OKであればそれでよし、
ズレていたりダメだったりしたら、
「確認してよかった〜!」となるので、
いずれにしても「よかった!」になりますよね。

コミュニケーションとは少しズレるかもしれませんが、
先日、ある雑貨屋さんで、
あまりにかわいいので写真を撮りたいと思ったのですが、
作家さんの作品が並んでいるので、
念のため、お店の方に、
「写真撮ってもいいですか?」と「確認」しました。
すると、
「聞いて下さってありがとうございます。
 このように聞いて下さる人は少ないんですよ。
 でも、作家さんによっては、
 写真を撮られたくない方もおられます」
と言われました。
それで、どの程度ならOKなのか、
お店の方に「確認」を取りながら、
写真を撮らせていただきました(^^)
でも、ほとんどは、
「カシャッ」という音で初めて気づく、
ということになってしまうそうです。

来店したわんこの写真も撮ったのですが、
これももちろん、飼い主さんに、
「撮っていいですか? Facebookに載せてもいいですか?」
と「確認」して、OKをもらっています。

こういうマナー的なことは気をつけても、
「話した内容についての理解のズレ」については、
「確認」を取ることはあまりないように思います。
というか、そもそも
「ズレてるかどうか」もわからないままだったりしますね(^^;;

そんな点も、
「そもそも、どこができてないのかわからないまま」で、
どんどん授業が進んでしまって困っている生徒さんと
重なってきます。
 
今回、「大人の『らくだ』体験、コミュニケーション編」
という言葉が浮かんだことで、
そんなふうなことをつらつらと考えました。

参加者のみなさんの感想をご紹介します。
(一部省略・編集しています)

「今日、すごく楽しみな反面、すごく緊張していました。
 自分が参加動機として書いたことも、それはそれであるけど、
 話しているうちに、
 こんなこともあった、あんなこともあった、と
 次々に出てきたり、
 インタビューする側になったときは、
 質問が出てこなくなったり、
 書こうと思ったらまとまりがなかったり・・・、と、
 少し頭がパニック
 (いい意味で、自分の課題がより見えてきた感じ)です。
 私がインタビューしていただいたまとめのタイトルが、
 『子どもたちがうらやましい!』だったのですが、
 確かに自分が言った言葉だけど、
 『ああ、うらやましいと思っていたんだぁ』と、
 自分でも気が付いていなかった感情が見えて、
 おもしろかったです。
 最後のお話の中で、場のつくり方、
 みたいなことがあったと思いますが、
 『らくだ』の考え方って、何にでも応用できて、 
 すべての基本になることだなあ、と。
 やっぱり、『子どもたちがうらやましい!』
 と思いました。
 また参加したいです。ありがとうございました。」


この感想を書いて下さった方は、私と組んだ方です。
参考までに、この方の話を私がまとめたものを、一部、
ご紹介します(お名前など、個人が特定される部分は省略)

「子どもたちがうらやましい!
 
 娘が2人、『スペースわん』で
 『らくだ』のプリントをやっているのですが、
 うらやましいなと思っています。
 子どもたちは、
 プリントを楽しいと思ってやっているようなのですが、
 私は子どものころ、勉強を楽しいと思えなかったので。
 何が違うのかというと、
 『らくだ』のプリントは、
 自分で決め、自分がやりたくてやっていて、
 しかも、自分のペースでできるからではないかと思います。
 学校の勉強は、『自分で決めた感』がなく、
 やらされている感じなので。
 図書館で本を読むのが好きだったので、
 授業中も、先生のペースで読まされるより、
 こっそり自分で好きなところを読んだりしていました。
 姉妹でも違いがあって、
 姉は、得意なことをもっと伸ばしたい!というタイプ。
 妹は、苦手なことを泣きながらやって得意にしていき、
 その妹に、姉が刺激を受けたりしています。
 姉には、コミュニケーションの取り方を学んでほしい
 という思いがあり、
 そのためにも、
 自分自身が学んで伝えられたらと思っています。」


他の方々の感想は、

「世の中、広いようでせまいのかなあ?
 インタビューゲームに初めて参加して、
 コンビを組んだ相手が、
 ゴスペルやストーリーテリング、身体表現という、
 自分の趣味と同じ趣味を持っている人だったなんて!
 ちょっと不思議な気持ちです。
 感情を言葉に置きかえるのは簡単ではなくて、
 いつもズレたり、はみだしている部分の方が
 大きいのかもしれません。
 だから、悩ましいのかもしれません。
 言葉だけでは足りないから、
 歌や身体で補おうとしているのかもしれません。
 自分のBaseにあるのは、感情という、
 最も原始的な得体の知れないものなのかもしれません。
 けれども、自分の感情を大切にしていかないと、
 粗末にされた感情は、
 澱のように自分の内面に沈みこんで、
 自分の手に負えないものになるのかな、と思います。」

「ここ数年、
 人との縁に不思議さを感じる機会が多くありましたが、
 今日も又、ゴスペル・ストーリーテリングと、
 同じことをされている方との出逢いがあったことに
 驚きました!
 聴く、話す、書く・・・、これらなしに、
 人と人はつながれない。
 今日は、それぞれについて、
 じっくり考えたり、感じたりする時間がもてて、
 良かったです!
 聴いて、話して、書いて、の中に今日感じたことを
 少し意識できるようにしたいと思います。
 いろんなお話もできて、
 楽しい時間をありがとうございました!
 おいしいおやつもカップ光るハート


インタビューゲームについては、
第2回の報告にざっとした流れを書いていますので、
こちらをご覧下さい。
https://blog.canpan.info/kikurinferin/archive/83

今後の日程をお知りになりたい場合は、
メールやFacebookのメッセージ等でご連絡下さいませ〜にこにこ

DSCN1510.jpg

DSCN1512.jpg
Posted by 永田 at 21:03
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https://blog.canpan.info/kikurinferin/archive/127
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