助成を活かして次の一歩を[2011年06月06日(Mon)]
2009年度「一歩くん募金」助成団体報告会
〜助成を活かして次の一歩を〜
〜助成を活かして次の一歩を〜
6月4日(土)、千葉市生涯学習センターにおいて「2009年度ちばのWA!基金『一歩くん募金』助成団体報告会」を開催しました。
当日は、5団体の代表の方が助成金を受けて行った事業の成果、課題、将来の展望について報告しました。
◆NPO法人ウィズ柏(柏市)
事業名「女性のための女性による広汎性発達障害共有支援事業」(200,000円)
◇成果
発達障害を持つ成人女性向け「井戸端会議主婦コース」と家族向け「母井戸端会議クラブ」を当初の事業計画以上に、通年で開催することができました。人それぞれの障害の度合いが違うので、その辺をサポートすることができたこと、社会体験や悩みなどを共有することで、本人や家族に心のゆとりができたこと、また定期的に参加を希望し、登録者も増えました。
社会体験として行った家族との一泊旅行では、アスペルガー症候群などを持つ青年成人が家族と団体旅行ができることや、家族と社会体験ができることは、彼らを取り巻く社会状況からすればとても大切なことであり幸せなことであり、大きな成果と言えます。
◇課題
広汎性発達障害をもつ成人や青年では、自信や意欲の育成の機会をほとんどの人が得ておらず、社会人といえども不安を抱えて、未来に希望が持てない暮らしを続けているとよみとりました。しかしなんとか社会へ出て,人々とコミュニケーションをとり、できれば短時間でも働きたいと望んでいることも知りました。本事業は、少しでも前向きな考えができるような本人支援事業であると考えています。1人でも多くの人への向けて広報することが課題です。
◇将来の展望
社会生活をしている発達障害者も含めて、どの人も幸せになって行ける機会を得るために、相談室(個室)を設置して、カウンセリング、ヒアリング、一般相談を充実させていきます。
2011年度より「地域活動支援センター」として安定運営していきたい。

◆NPO法人コミュニティワークス
事業名「第6次産業での障がい者の仕事づくりと工賃アップ〜農業編」
◇成果
耕作放棄地であった農地3反を借り受け、障がい者とともに無農薬栽培を目指し、野菜やハーブを栽培しています。栽培促進のための備品を整備すること、収穫、出荷に関して非効率な状況を解消すること、利用者が畑作業にかかわりやすい環境を整えること、ということが課題でした。助成を受けることで、耕運機やビニールハウス、簡易休憩所の設置など環境を整えることができ、生産、収穫率がアップし、収益が上がり、利用者の工賃アップにつなげることができました。さらに安定を図るため、地域の農業法人と提携し、農業技術の知識を指導を受けたり、不足している農業機器借りたりしています。また生産した作物を農業法人に安定して買い取ってもらう予定となっています。
なんといっても、外での作業はリフレッシュされるので精神疾患の人にはとてもいい作業です。
◇課題
無農薬野菜のため、葉物は虫食いがないように、根菜類は大きく育つなど品質の向上に努めること、提携先に納品するだけでなく、販売先の拡大をめざしたい。
◇将来の展望
自分たちで作った作物を加工し、販売まで一貫して行う第6次産業に取り組んでいます。石鹸作りのほか、スイーツの開発、長期保存できるように加工品の開発など行い、利用者の仕事に結び付けるように取り組んでいきたい。

◆NPO法人千葉盲ろう者友の会
事業名「通訳・介助員のレベルアップ研修会」
◇成果
盲ろう者一人ひとり障害の程度やコミュニケーション手段が異なるため通訳・介助の方法もさまざまです。盲ろう者に合わせた通訳・介助の知識及び技術のレベルアップを目的に、現任講習会、県の養成講習会を修了した人を対象にしたフォローアップ研修会を開催しました。
指点字の技術向上、音声通訳の意識向上に役立ちました。
◇課題
会場の予約が1カ月前だったので、受講生を募集するとき、場所の案内ができなかった。また講師の確保が課題。
◇将来の展望
盲ろう者は通訳・介助者がいないとどこかへ出かけたり、人とコミュニケーションをとったりすることが難しい。今後も研修会を継続し、質の高い通訳・介助者を育成していきたい。

◆NPO法人やさしねっと結
事業名「年間契約宅配野菜用畑の土壌改良事業」
◇成果
畑の土の入れ替えを行ったことで、土の量が増えて畝を高くでき、夏野菜の収穫量が増えた。また、耕運機、一輪車、スコップなどを使って作業をすることで皆の士気が高まり、体を動かして健康になった。
◇課題
今後は宅配野菜に適した野菜の植え付けを行い、収穫量を上げることが課題。
◇将来の展望
今年度、NPO法人千葉県障害者就労事業振興センター「障害者福祉事業所への農業技術支援事業(農サポ)」の支援を受けられることになりました。専門家にきてもらうことにより、土作り、野菜作りの基礎をしっかり教えてもらい、現在行っている宅配野菜を安定させ、さらにステップアップし、安全・新鮮・おいしい野菜を安定的に契約者に届けることを目標にします。

この日は、メンバーもおそろいのTシャツで参加してくださいました。そして一人一人練習してきたという畑仕事の感想を話してくれました。
◆ワーカーズコレクティブ風車
事業名「規模拡大プロジェクト・食器と一緒に理解も広める
◇成果
食器数を大幅に増やせたため、大口受注が受けやすくなった。
昨年は千葉国体での受注があったので、大口でも仕事の進め方や工夫ができるようになりました。その際、地域のボランティアグループに手伝ってもらい、人のつながりが広がりました。
また、3名が別の場所へ就労することができ、ひきこもりや不登校の人にとって自主性や意欲が出てきたことが喜ばしい。
◇課題
メンバーが増えたけれども、現在の社会情勢から、仕事がまだ少ない。まだまだ営業をして、リユース食器を広げていかなければと思っています。
◇将来の展望
処理力が拡大したので、営業の年間計画を立て計画的に進めていく。
首都圏への進出も進めていきます。




