【11/27(金)日本の子どもの貧困 2015 を開催いたしました!】 11月27日金曜日、 『日本の子どもの貧困 2015 』〜 包括的支援のための連携事例 〜を開催致しました! 第一部では、最初に、内閣府 子どもの貧困対策担当 参事官 藤澤美穂氏に、「これからの子どもの貧困対策」 として、子どもの貧困の現状や、未来応援国民運動についてご説明いただきました。 この国民運動には様々な分野の方々が参加され、民間の支援団体の一覧が見られるポータブルサイトや、企業とNPOとのマッチングサイトの作成、そして民間の資金による基金作成などを計画中です。 その後、東京都世田谷区 子ども・若者部子ども家庭課 片岡敏江氏には 世田谷区におけるひとり親家庭の子どものための無料学習会、「かるがも」の概要とその課題についてお話しいただきました。世田谷区のひとり親世帯の現状や、無料の学習会「かるがも」の実績や一日のスケジュールなど詳細なご説明を頂きました。 第一部の最後には、キッズドアの理事長渡辺が、 「自己肯定感を育みソーシャルスキルを磨く無料学習会の利点」 として、 学習会が成績を上げるのみならず、他人との関係構築の方法やキャリアプランなどについて学び、さらに社会への失望を払拭する機会にもなっていることを指摘しました。 第二部ではパネルディスカッションとして、 ・ 世田谷区 子ども・若者部子ども家庭課係長 片岡敏江氏 ・ 特定非営利活動法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ 理事長 赤石千衣子氏 ・ 一般財団法人ジャパンギビング 事務局長 宮本聡氏 ・ 特定非営利活動法人ブレーンヒューマニティー 理事長、公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン理事 能島裕介氏 の四名の方々とキッズドア理事長渡辺で、ご来場の方からのご質問にお答えいたしました。 多かった質問は主に、 @ 学習支援を全国に広げる方法 A 企業とNPOの連携について B 学習会に来られない子へのアプローチ方法 の3つでした。 @に関しては、行政の積極的取り組みが有効であるとの意見が。地域のニーズを知り、実際に成功している団体を参考にすることが近道であるとのことでした。 Aの企業とNPOとの連携の形としてCSV活動が挙げられました。企業とNPOが共通の価値を創っていくことがキーになると宮本さんが指摘されました。 Bに関しても行政との連携が大切というお話が挙がりました。学校や、ケースワーカーなどを通し、子どもたちにリーチすることがやはり多いそうです。 それぞれの質問について数多くの解決策や意見が提示され、とても実りの多いパネルディスカッションとなりました。 日本の子どもの貧困問題について、国、自治体、NPOそれぞれの立場から考えるとてもよい機会となりました。登壇者の皆さま、ご来場くださった皆様さま、本当にありがとうございました! |