トークライブvol.4「分断社会と子どもの貧困」を開催しました! [2017年01月31日(Tue)]
1月26日に、慶應義塾大学教授の井手英策氏をお迎えして、トークライブシリーズ「夢、希望について考える」の第4回を開催しました。 シリーズ最終回となる今回のテーマは「分断社会と子どもの貧困」。 井手先生は、子どもたちを本当に幸せにするためには、社会のシステムを変える必要があることをお話しくださいました。 「子どもの教育が社会を変える」 大切なのは、子どもたちの教育の機会、権利を保障すること。誰もが堂々と教育を受けられる社会を目指すこと。 それが、結果として、所得格差の是正や経済成長、財政再建につながっていくのだと、統計データを用いながらダイナミックに語ってくださいました。 「私たちの子どもだから、私たちが育む」 子育ては親の責任ではなく、社会の責任であることを皆が共有し、社会全体で子どもたちを育てていくことが大切なのだと感じさせられました。 井手先生は最後に “人がどう生まれてくるかはすべてが運であり、運だけで一生が決まってしまうような社会は絶対におかしい。変えなければならない。 私たちはこの社会を、少しでも生きる価値のあるよい社会にして、次の世代につないでいく義務がある。” と、力強いメッセージを残してくださいました。 「すべての子どもが夢や希望を持てる社会」へ 2016年度のトークライブは、一年を通して夢や希望について考えてきました。 ではそれらを、"すべての"子どもが持つために、私たちには何ができるのでしょうか。 今後も皆さんと一緒に考えていきたいと思います。 トークライブシリーズ「夢、希望について考える」は今回で終了ですが、 2月22日にはトークライブスペシャルを開催します。 皆様のご参加をお待ちしております! |