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WING
東京地区LD親の会「けやき」が、発達障害の児童生徒とその親を対象に行う社会人講座(別名:WING)のプログラム作成とその実施の様子をお伝えします。
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第12回講座「修了式」を開催しました。[2011年03月08日(火)]
3月6日(日)、第12回講座「修了式」を開催しました。
今年度の講座開催予定全12回の課程を修めるという大切な内容に、親たちは企画の段階からスタッフ全員で役割分担をし、会場設定・ご案内状・式次第や進行を話し合いました。
当日は京王プラザホテル多摩の会場をお借りし、受講生たちも制服で正装しての参加です。
受付にて芳名帳に記入してから入場、「式」という厳粛な雰囲気も学びました。

ご来賓の皆様には、講師やボランティアとしてご指導・ご協力頂いている方々をはじめ、支援を頂いている日本財団のご担当者、お世話になった企業の方々もご臨席くださり、たくさんの励ましの言葉を賜りました。
皆様、お忙しい中を受講生たちのために駆けつけてくださり、本当にありがとうございました。
多くの方々に支えられていることを、あらためて実感しています。

受講生たちの感想発表では、この一年間で学んだことや心に残っていることを素直に表現してくれました。内容や態度からも、成長した様子が感じられます。
皆、本当によく頑張って講座に参加してくれました。
「この努力は、きっと将来の生きる力につながる」と、松為先生がメッセージをくださったことを
忘れず、これからも前向きに生活してほしいと願っています。

4月から社会人となるため「Wing」を卒業する仲間もいますが、また新たに仲間を加えて来年度も講座は続きます。

第11回講座「一年間をふりかえる」開催[2011年02月21日(月)]
2月20日(日)国分寺労政会館会議室にて、第11回講座を開催しました。
一年間の講座を振り返りながら、学んだこと・分かったこと・心に残っていることを整理し感想文としてまとめる作業をしました。この感想文は、次回「修了式」にて発表します。

まず、第1回から順を追って写真(パワーポイントに編集)と説明を聞きながら思い出す時間にしました。熱心に取り組む顔や素敵な笑顔が映し出されると、会場全体に感動の声が上がりました。

次にグループ活動として、それぞれの講座から各自が学んだことを「人」「情報」「計画」「決定」の項目に分けて整理する作業をしました。

「人」では、・協力する・自分の言葉で伝える・聞く等の大切なポイントも押さえられていましたし、・合宿で親交を深めたという感想も上がっていました。

「情報」の項目は両方のグループとも、学んだことが多く上げられました。これは、今年度の取り組みとして講師から「指導案」を提出してもらい、その中に「今日のめあて」をはっきりと掲示して頂いたおかげです。そのめあてに沿って、毎回の講座振り返りをしてきましたので、受講生の資料としてしっかり活用されました。

「計画」については、ほとんどの受講生から、これからも取り入れた情報を・整理していくという意見が多く見られました。

「決定」の項目では、直接講座の中で学んだというより、今後に向けての気持ちを上げてくれた受講生が多く、・楽しく働ける職場を見つける・実習中もメモをとる等の意見が上がっていました。中には一人暮らしをイメージして(?)、アパートの家賃は安く押さえる(服を買いたいから)という記述もありました。給料の中でやりくりする心構えも出来てきたようです。

それぞれ模造紙に一覧にまとめたものを見合いながら、自分では気づかなかったことや同意見のものを探し出し、感想文を書くための資料にしました。

松為先生からも、まとめとして受講生たちにお話を頂き、続いて寺田先生の指導でアンケート形式での振り返り作業を受けたりと、長時間にわたっての講座となりましたが、休憩を入れつつ、最後まで全員熱心に参加できました。
上手に気持ちを切り替えながら、集中できる時間が長くなったことを実感しています。

次回は3月6日「第12回講座 修了式」の予定です。
第10回講座「自己ピーアールシートの作成」開催しました。[2011年01月17日(月)]
1月16日(日)東京都多摩障害者スポーツセンター集会室にて、第10回講座「自己ピーアールシートを作成する」を開催しました。

講師をお願いしました就労支援センターのコーディネーターの方とは、事前に親スタッフやボランティアの方と共に講座内容について話し合いを重ねました。何の為の「自己ピーアールシート」にするのかということです。

そこで今回の講座のねらいを、これまでに体験してきたこと・学んできたこと・感じたことを通して自分らしさや人となりをアピールするシートを作成することとしました。

受講生はスタッフ(親やボランティア)と共に、マンツーマンの作業で、今まで「Wing」や学校で学んだことや検査結果、体験した実習や見学の記録等、たくさんの資料を参考にしながらシートに指示された項目を書き込んでいきました。

皆、良く集中して取り組むことが出来、自分の長所・短所にも気付いたという感想も聞かれました。少しずつですが、自分自身のことを分かってきたように感じます。

このシートは、これで完成ではありません。
今後も、様々な経験を通して、いろいろなことを吸収し、書き足していってほしいと思っています。

次回は、2月20日「一年間のまとめと振り返り」をテーマに開催予定しています。
第9回講座「働く生活をイメージする」開催[2010年12月13日(月)]
12月12日(日)国分寺労政会館にて、第9回講座「働く生活をイメージする」を開催いたしました。

まず始めに、生活に必要な「収入」と「支出」の項目を、一人暮らしをする場合を想定して考えてみました。これには、第7回講座「先輩の話を聴く」にゲストでお出でいただいたお二人の先輩たちの家計簿を参考にさせていただきました。
収入は「給料」だけですが、支出には「食費」「住居費」「光熱費」など8項目が挙げられ、それら全てが「必要経費」としてお金がかかるということを理解しました。

次に2グループに分かれて、給料15万円(として想定)の中から必要経費をどのようにやりくりして生活するかという相談をすることにしました。自分の力で働いて手にする給料ですから、自由に好きなゲームや携帯に使いたいところですが、支払わなければならない項目は沢山ありますし、貯金(旅行もしたいから貯めるという人がいて)もしなければなりません。
グループでの相談は白熱し、皆が一生懸命将来の生活をイメージして発言している様子が見えました。
結果発表では、受講生たちのグループではそれぞれの項目での金額に大きな差はありませんでしたが、実際に生活されている先輩の金額とは少し違いもみられ、納得したり感心したりの結果となっていました。

受講生たちは今回の講座から、一人で生活する大変さを少し感じとったようでしたが、講師の先生方から働く喜びとともに、生活する楽しさを学ぶことの大切さをお話していただき、また今の毎日の生活にも目を向けるようアドバイスもいただきました。

ボランティアの皆さんにも多数ご参加いただき、広い会場一杯に参加者の熱気があふれ、とても集中した講座となりました。

次回は1月16日(日)東京都多摩障害者スポーツセンターにて、第10回講座「自己アピールシートの作成」を予定しています。

第8回講座「働くことをイメージする」開催[2010年11月08日(月)]
11月7日(日)、国分寺労政会館第1会議室にて、第8回講座「働くことをイメージする」〜働くことに関する講座〜を開催いたしました。講師には、就労支援センターのコーディネーターをされていて、Wingにはボランティアとしても毎回参加協力をいただいている方にお願いしました。
これまで3年間の連続講座では、毎年1回「職業適性検査」を受ける講座を実施してきました。初年度と2年目は、東京障害者職業センターを訪問し、センター職員にご指導いただいております。今年度は夏の合宿(第5回講座)で実施し、コンピューター判定によるJET=U・職業総合テスト高校生版の検査をうけました。
最初から参加の受講生は3回、今年度から参加の受講生は1回と、それぞれ回数は異なりましたが、それぞれが受けた検査の結果を個別に詳しく読み取りながら、検査結果から見られた傾向や能力・特徴などを今一度振り返り、確認する作業をしました。
さらに、ボランティアさんや親スタッフの協力を得ながら、能力ランキング(順位付け)や働く時に求められる基本的な能力が、どの程度身についているのかを表にしてみました。
自分の今の能力を「良くできる〜もう少し頑張る」までの4段階に振り分けた一覧表が完成してみると、これからどんなところに力を入れたらいいのか、自信をつけるにはどんなことに注意をしたらいいのか・・・など、具体的なことが見えてきました。
漠然としていた「働く」ことが、それぞれにイメージとして広がったように思います。
受講生同士で、一覧表を見比べてみましたが、一人一人が皆違っていて、一緒に学んでいるのに得意なこと・できること・頑張りが必要なこと・講座で身についたことがそれぞれであることがよくわかりました。

次回は12月12日「働く生活をイメージする」と題して、労働から得ることのできるお金(給料)を取り上げながら、生活するということをイメージする内容の講座に取り組みます。
第7回講座「先輩の話を聴く」開催しました。[2010年10月04日(月)]
10月3日(土)東京都多摩社会教育会館研修室にて、第7回講座「先輩の話を聴く」を開催しました。
ゲストとしてお出でいただいたのは、特別支援学校を卒業し就労して5年目(製造業)の先輩と、一般就労からの退職を経験後、障害枠で再就職しこの4月からは正社員(事務職)として就労されている先輩のお二人です。

神奈川県立保健福祉大学の松為信雄教授に進行していただきながら、@就職するまでのこと A仕事中 B毎日の生活 C後輩へというテーマに沿ってお話していただきました。

就労までの道のりはもちろん、現在の職種も全く異なるお二人ですが、人間関係やコミュニケーションを大切に考えている点においては思いは同じで、同時に自分自身の得意なこと不得意なことを理解して、周りのサポートを上手く取り入れる努力をされていることがよくわかりました。

仕事中にわからないことは質問する。
理解できないときは、「ここが難しいです」と伝える。
助けてほしいことがあれば、自分で説明できるようにしたい。
チーム作業中に、他の人から頼りにされてうれしい。

また、お二人は趣味を持っていて、仕事をはなれて楽しむ時間も充実しているように感じられました。今の自分を堂々と語れる先輩たちの姿は、受講生たちにとって将来の自分の理想のイメージに繋げることのできる身近な存在です。参加者全員、先輩たちからのメッセージをしっかりと受け取っていました。

先生からも、できない事(障害特性から来る不得意なこと)は弱点ではない。工夫と自信を持って取り組むことで誇れる事としなさいというアドバイスもいただきました。

「将来働いて生活することを学ぶ」を目標の一つとして、キャリア教育講座「Wing」はスタートしました。
今年度も後半になり、これからの講座では「働くことをイメージする」というテーマで連続性のある内容にしたいと考えています。その最初として働いている先輩に来て頂いて、直接受講生たちに語っていただくという取り組みは、とても効果的だったと思っています。

次回講座は11月7日(日)に予定しています。
第6回講座「前期のふりかえりと後期目標の設定」開催[2010年09月14日(火)]
9月12日(日)に、東京都多摩社会教育会館研修室にて、第6回講座「前期のふりかえりと後期目標の設定」を開催しました。
まだまだ厳しい残暑の中、4名の受講生(学校行事等で他の4名は欠席)と講師、親スタッフ、ボランティアの方々あわせて19名の参加がありました。
講師には、発達障害児・者を対象にした指導を研究、実践されていて、Wingには発足当時よりプログラム開発に指導助言をいただき、ボランティアとしても係わってくださっている方をお願いしましたので、受講生それぞれの特性も周知していてくださり、全体指導しながら同時に、個々にあわせた声かけで関心を引き出してくださいました。
その声かけの仕方は、親スタッフにとっても勉強になりました。

前半は受講生一名に大人二名(親スタッフとボラさん)というペアになり、4月の第1回講座から、先月の第5回講座までを丁寧に思い出しながら、Wingを通して「仕事について分かったこと」「自分について分かったこと」・・・情報、次に「働くための準備で必要なこと」「Wingで取り組みたいこと」・・・計画をワークシートにまとめていく作業に取り組みました。

後半には「すごろくゲーム」形式を取り入れて、ちょっぴり楽しみながら(皆ゲームが大好き)
発表することができました。

思い出す→考えをまとめる→シートに記入する→発表するという、本人たちにとっては不得意分野の内容ばかりの作業にも、集中が途切れることなく、やり遂げることができました。
たくさんの情報も、順を追って整理していくことで、気持ちをまとめること(何がしたいのか)ができるという手順を学びました。

後期目標は決めただけで終わりではなく、これからの後期講座の中でやり遂ることが重要です。親も子もあらたな決意をもってこれからの講座に取り組みます。

次回は10月3日(日)同じ会場を利用して、第7回講座「先輩の話しを聴く」を開催予定です。社会人として生活されている先輩方に、仕事のこと・休日の楽しみ・今後の計画や希望などを聞かせていただくことで、自分たちの将来を具体的にイメージできるようにしていきたいと思っています。



第5回講座「見学と合宿」[2010年08月25日(水)]
去る8月20日〜21日の一泊二日で、長野・山梨方面への企業見学と合宿に行ってきました。
受講生7名をはじめとし、親や家族、ご指導いただく講師やボランティアの方々総勢26名は、貸切大型バスを利用して、まず長野県諏訪市にある精密機器メーカーの特例子会社を見学させていただきました。インクカートリッジの仕分けや時計の研磨用具の組み立て、複雑なハンダ付け作業等熱心に取り組んでいらっしゃる現場の皆様の様子から、「働くこと」を身近にイメージすることができた、貴重な経験をさせていただきました。丁寧なご説明やご案内をいただき、本当に感謝しています。
山梨県の宿泊先に移動してからは、見学してわかったことのポイントをまとめ直しながら、お礼状の作成をしました。
夜は、受講生と親(大人)は別々のコテージに泊まることにしましたので、本人たちだけで自由を満喫しながら、かつ協力しあうことを学びあったようです。
本人たちが大浴場でのんびりしている頃、大人たちは真面目に(?)「親講座」に取り組んでおりました。
翌日は、午前中に講座「適性検査」に取り組んだ後、昼食をすませてから標高1900メートルの高原に移動し、連日の猛暑を忘れる涼しい一時を過ごし、たっぷりとリフレッシュしてきました。
この2年間、毎年夏の合宿を行い、これを境に受講生たちが大きく成長し、お互いの繋がりが強くなることを実感してきました。
3回目となる今年の合宿でも、取り組む態度や意欲に頼もしさを覚え、仲間意識がさらに強くなったように感じています。とても充実した二日間でした。
ご協力くださった講師・ボランティアの皆様、ありがとうございました。
次回は、9月12日(日)前期のふりかえりと後期目標の設定をテーマに、取り組みます。
第4回講座「職場の報連相」を開催しました。[2010年07月05日(月)]
7月4日(日)、国分寺労政会館にて第4回講座を行いました。
今回のテーマは「職場の報連相」です。

これまで5月メモを書く、6月聞き方伝え方を学ぶと企業実習を意識した連続講座として開催してきました。7月の内容も連続性を持たせながら、実際の職場をイメージさせて取り組むことにしました。

講師には特例子会社の人財育成室にて、日々障害のある方々と接し、ご尽力くださっている方をお願いしましたので、受講生たちへの声かけや指示も的確で、現場のきびしさも伝えていただきながら、パワーポイントを楽しく工夫してくださったり、確認作業の大切さを「伝言ゲーム」という形で本人たちが乗り気になるように考えてくださって、80分間の講義を集中して取り組むことがでしました。

「職場」では良い人間関係を築くことが一番大切なことで、そのために報告・連絡・相談ということが基本となるが、指示を受ける事が入ってくる「職場」では復唱・確認が重要となります。
復唱・確認ができるよう、指示をメモするということは5月講座から学んできたことです。ここでもふりかえりながら、さらに身についているか復習できました。

聞いただけで次の人に伝える伝言ゲームでは、やはり正しく伝わらないことも実感できました。また、指示の一字一句をメモしていては、メモとは言えません。メモのポイントにも気づかされました。

講座を重ねていくと、まだまだ身につけていかなければならないこと、知っておきたいことが沢山あることに気づき、本人よりも親たちの方が勉強になります。
発達障害のある人の就労は今はまだ厳しく、社会の理解や支援がもっと欲しいと願っていますが、私たち家族自身も学ばなければならないと思っています。

次回の第5回講座は恒例の企業見学と合宿です。長野方面を予定し、実際の働く現場を見せて頂いて来ます。沢山の収穫を期待して計画中です。
第3回講座「聞き方・伝え方を学ぶ」を開催しました。[2010年06月15日(火)]
6月13日(日)に多摩障害者スポーツセンターの集会室にて、第3回の講座を開催しました。
「聞き方・伝え方を学ぶ」をテーマに、企業面接の場面を想定し、ロールプレイを取り入れながら、「聞く」とはただ耳できくことではない。「伝える」とはただ口で言うことではない。相手の話を聞くポイントを知り、自分の言葉で伝えることの大切さについて勉強しました。

講師は、長年特別支援学校高等部にて就労担当をされ、実際に生徒たちとともに就労の大変さ・大切さ・苦労も喜びも共にされてこられた方にお願いしましたので、子どもたちを惹きつける指導に、受講生たちは緊張しながらも、80分間の講義に集中して取り組むことができました。

見本のロールプレイをボランティアさんと若いお母さん会員に担当していただき、ポイントを確認したあと、受講生と自分の親以外の親会員とのペアで、面接のロールプレイを体験しました。受講生以上に保護者の皆さんの方が緊張していたのかも知れません。

もちろん本当の企業面接の場では、今日の緊張とは比べ物にならないほどの緊張感を覚えることになると思いますが、この経験が少しでも自信に繋がればいいなあと思います。

次回は7月4日(日)「職場の報・連・相」をテーマに開催予定です。
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