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WING
東京地区LD親の会「けやき」が、発達障害の児童生徒とその親を対象に行う社会人講座(別名:WING)のプログラム作成とその実施の様子をお伝えします。
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第5回講座「見学と合宿」[2010年08月25日(水)]
去る8月20日〜21日の一泊二日で、長野・山梨方面への企業見学と合宿に行ってきました。
受講生7名をはじめとし、親や家族、ご指導いただく講師やボランティアの方々総勢26名は、貸切大型バスを利用して、まず長野県諏訪市にある精密機器メーカーの特例子会社を見学させていただきました。インクカートリッジの仕分けや時計の研磨用具の組み立て、複雑なハンダ付け作業等熱心に取り組んでいらっしゃる現場の皆様の様子から、「働くこと」を身近にイメージすることができた、貴重な経験をさせていただきました。丁寧なご説明やご案内をいただき、本当に感謝しています。
山梨県の宿泊先に移動してからは、見学してわかったことのポイントをまとめ直しながら、お礼状の作成をしました。
夜は、受講生と親(大人)は別々のコテージに泊まることにしましたので、本人たちだけで自由を満喫しながら、かつ協力しあうことを学びあったようです。
本人たちが大浴場でのんびりしている頃、大人たちは真面目に(?)「親講座」に取り組んでおりました。
翌日は、午前中に講座「適性検査」に取り組んだ後、昼食をすませてから標高1900メートルの高原に移動し、連日の猛暑を忘れる涼しい一時を過ごし、たっぷりとリフレッシュしてきました。
この2年間、毎年夏の合宿を行い、これを境に受講生たちが大きく成長し、お互いの繋がりが強くなることを実感してきました。
3回目となる今年の合宿でも、取り組む態度や意欲に頼もしさを覚え、仲間意識がさらに強くなったように感じています。とても充実した二日間でした。
ご協力くださった講師・ボランティアの皆様、ありがとうございました。
次回は、9月12日(日)前期のふりかえりと後期目標の設定をテーマに、取り組みます。
第4回講座「職場の報連相」を開催しました。[2010年07月05日(月)]
7月4日(日)、国分寺労政会館にて第4回講座を行いました。
今回のテーマは「職場の報連相」です。

これまで5月メモを書く、6月聞き方伝え方を学ぶと企業実習を意識した連続講座として開催してきました。7月の内容も連続性を持たせながら、実際の職場をイメージさせて取り組むことにしました。

講師には特例子会社の人財育成室にて、日々障害のある方々と接し、ご尽力くださっている方をお願いしましたので、受講生たちへの声かけや指示も的確で、現場のきびしさも伝えていただきながら、パワーポイントを楽しく工夫してくださったり、確認作業の大切さを「伝言ゲーム」という形で本人たちが乗り気になるように考えてくださって、80分間の講義を集中して取り組むことがでしました。

「職場」では良い人間関係を築くことが一番大切なことで、そのために報告・連絡・相談ということが基本となるが、指示を受ける事が入ってくる「職場」では復唱・確認が重要となります。
復唱・確認ができるよう、指示をメモするということは5月講座から学んできたことです。ここでもふりかえりながら、さらに身についているか復習できました。

聞いただけで次の人に伝える伝言ゲームでは、やはり正しく伝わらないことも実感できました。また、指示の一字一句をメモしていては、メモとは言えません。メモのポイントにも気づかされました。

講座を重ねていくと、まだまだ身につけていかなければならないこと、知っておきたいことが沢山あることに気づき、本人よりも親たちの方が勉強になります。
発達障害のある人の就労は今はまだ厳しく、社会の理解や支援がもっと欲しいと願っていますが、私たち家族自身も学ばなければならないと思っています。

次回の第5回講座は恒例の企業見学と合宿です。長野方面を予定し、実際の働く現場を見せて頂いて来ます。沢山の収穫を期待して計画中です。
第3回講座「聞き方・伝え方を学ぶ」を開催しました。[2010年06月15日(火)]
6月13日(日)に多摩障害者スポーツセンターの集会室にて、第3回の講座を開催しました。
「聞き方・伝え方を学ぶ」をテーマに、企業面接の場面を想定し、ロールプレイを取り入れながら、「聞く」とはただ耳できくことではない。「伝える」とはただ口で言うことではない。相手の話を聞くポイントを知り、自分の言葉で伝えることの大切さについて勉強しました。

講師は、長年特別支援学校高等部にて就労担当をされ、実際に生徒たちとともに就労の大変さ・大切さ・苦労も喜びも共にされてこられた方にお願いしましたので、子どもたちを惹きつける指導に、受講生たちは緊張しながらも、80分間の講義に集中して取り組むことができました。

見本のロールプレイをボランティアさんと若いお母さん会員に担当していただき、ポイントを確認したあと、受講生と自分の親以外の親会員とのペアで、面接のロールプレイを体験しました。受講生以上に保護者の皆さんの方が緊張していたのかも知れません。

もちろん本当の企業面接の場では、今日の緊張とは比べ物にならないほどの緊張感を覚えることになると思いますが、この経験が少しでも自信に繋がればいいなあと思います。

次回は7月4日(日)「職場の報・連・相」をテーマに開催予定です。
第2回講座「メモを書く」[2010年05月03日(月)]
5月2日(日)多摩障害者スポーツセンター集会室にて、第2回講座「メモを書く」を開催しました。受講生8名+1名(弟)・親13名・講師とボランティア4名の参加です。

就労支援センターでコーディネーターをされている方に講師をお願いしました。

メモの種類・用途・役割・使い方を丁寧に説明してくださり、サンプルを提示してもらい、一口に「メモ」と言ってもその使用によって違いがあることと、適切な使用イメージを学ぶことができました。

グループワークでは、「なぜ働くのか」というテーマの資料から各自でチェックしたメモを、グループのメンバー全員で「発表のためのメモ」を作る作業をしました。
それぞれの「自分だけのメモ」を「皆のメモ」としてまとめるための話し合いでは、昨年から継続して参加の先輩たちが、今年度から新加入のまだ慣れていない仲間たちをリードして、活発なやりとりもありました。

親たちにとっても、今年度は我が子以外のお子さんと一緒に講座を振り返る作業が加わっ
て、声かけや聞き取りのポイントを学ぶという課題もあります。
親子で頑張る一年になりそうです。

次回は、6月13日「聞く・伝える」のテーマでの講座を予定しています。
2010年度第1回講座スタート[2010年04月14日(水)]
4月11日(日)に、発達障害のある中学・高校生を対象としたキャリア教育講座「Wing」の新年度第1回講座を行いました。
今年で3年目となった連続講座ですが、やはり新年度の第1回目ということで、、9名(継続者7名・新規2名)の受講生とその保護者および保護者のみの参加者、ボランティア、指導者皆それぞれに気持ちを新たにしてのスタートです。
当日は、神奈川県立保健福祉大学 松為信雄教授に指導をお願いしての「オリエンテーション」をテーマに取り組みました。
・Wingでは何を学ぶか
・4つの領域の中の「人」「情報」とは
・自分の将来を考える
というポイントにそって説明いただき、受講生たちは目的にしていたメモを取りながら聞くこともできていました。
講話の中から得た情報をもとに、各自の今年度の抱負を考え発表することもできました。

これからは保護者たちも、講座のふりかえりの際には受講生に付いて聞き取りの作業などにも取り組むことになりましたので、聞き取りや支援の仕方等を身に付けることが大切になってきました。本人講座同様、親講座の必要性を感じた参加者も多かったようです。

5月から7月にかけての3回の講座では、自己理解という共通テーマの下に連続性を持たせてのスキル取得の講座を計画しています。

次回は5月2日(連休でもがんばる)です。
第8回講座「働いている先輩たちの話を聴こう」[2009年11月09日(月)]
11月8日に第8回講座を行いました。
ゲストにお呼びしたHさんは、社会人として活躍中であり、平成15年度から実施していた前回の社会人講座の受講生でもあった方で、名実共に「私たちの先輩」です。

 @就職するまでに
 A就労後および仕事中に
 B毎日の生活の中で
 Cあなたから後輩たちに伝えたい事
というポイントにそって、就職されるまでの経緯や努力した事、働いている時の喜び、楽しんで続けている余暇活動の事など、たくさんのお話をしていただきました。

先輩の一つ一つの言葉は、すべて後輩たちへのアドバイスとなって胸に刻まれたようです。

受講生たちも事前に質問したいことを考えてきており、それらにも丁寧に答えていただきました。
特に後輩たちへの質疑応答の中で以下のようなお話をしてくださり、Hさんが日々努力されている様子が伺えて本当に感心いたしました。
・仕事では同じミスを繰り返さないよう、わからないことは聞いてからする。
・真面目に仕事をすることで信用され、まかせてもらえるようになった。
・会社の中には気の会わない人もいるが、こちらから挨拶をし、相手にあわせる気持ちを持つようにしている。

また、講師として参加していただいた神奈川県立保健福祉大学の松為信雄教授に先輩からの話をまとめていただいたり、補足していただきながら後輩との対話をコーディネートしていただきました。

次回第9回講座は12月25日、東京障害者職業センターにて適性検査と作業体験の予定です。
第7回講座「PATHを使ってコミュニケーションを学ぶ」[2009年10月19日(月)]
今回の講座では、PATH(希望に満ちたもう一つの未来計画)を使ってコミュニケーションを学ぶというテーマで取り組みました。
3人一組になり、その中の一人の夢(Aグループ「アイドルマスターになる」・Bグループ「スキーの資格をとって子どもに教える」・Cグループ「天文学者になってノーベル賞をとる」)に向かって、熱く、粘り強く作戦会議を繰り広げることができました。

昨年度も同じテーマで取り組みましたが、その際にはまず最初の「表を模造紙に記入する」という作業の段階で随分手間取ったものでしたが、さすがに経験は活かされていて、スムーズに導入しました。

昨年に引き続きご指導くださった講師も、本人たちの特性をよく承知していて、楽しい掛け合いの場面もあり、皆のびのびと夢を語り、相手の意見を聴き、付き合っていくことができていました。

チームワークや仲間を意識し作業に取り組む姿勢が、育って来ていることを感じることができた内容でした。しかし、一人が書き込んでいる時に、他の二人の手が止まっていたり、集中できなくなってしまう場面も見られ、親やボランティアさんに促されることもあり、今後の課題でもあるようです。

親の方も、本人が自発的に取り組めるような声掛けや、集中が持続できるような時間配分など、プログラム作りに工夫していきたいと思います。

次回は、11月8日(日)東京都多摩障害者スポーツセンターにて、社会人の先輩の話をお聞きします。
日本LD学会にて発表[2009年10月13日(火)]
10月10日〜12日に学芸大学小金井キャンパスにて開催された日本LD学会第18回大会に於いて、自主シンポジウムに参加し、「発達障害の生徒と親によるキャリア教育の実践」をテーマに発表、会場とのシンポジウム(やり取り)を大切にした内容で進行しました。

司会は、Wingをご指導くださっている大学教授が引き受けてくださり、発表者も参加者(会場)も一緒になってキャリア教育について考えることができました。

Wingからは、講座全体の説明・経過などをグループの代表から発表し、続いて講座の運営の具体的な内容と受講者の様子を実際に親子で参加している会員が発表しました。この会員のお子さんで、Wingの受講生でもある高校1年生(本人)も参加してくれて、本人の言葉でWingに対する想いを元気に話すこともできて感動でした。最後には、第3者として、そして兄のような立場で、さらに今後支援者となるための勉強のため(現在は実際に支援機関に就職)ボランティアとして係わってくれた方からの発表というかたちで進めました。

その後の会場とのやり取りからも、キャリア教育が注目されていることを肌で感じとる機会となりました。
プログラム企画委員会の実施[2009年09月23日(水)]
9月23日(水)13:00より、プログラム企画委員会を開催しました。
参加者は6名でした。
今回の議題は、10月10日〜11日の日本LD学会で発表する自主シンポジウムとポスターについての打ち合わせを中心に話し合いをしました。

日本財団の助成をいただいて、昨年度から毎月1回開催してきたキャリア教育講座で積み重ねてきた成果とそこから見えてきた課題をまとめ、次につなげるための提案にもしたいと考えています。

「親の会」の取り組みですが、司会進行には当初からご指導いただいている大学教授が担当してくださり、また第3者としての立場でボランティアさんにも連携や意義という部分を受け持っていただいていますので、とても内容の濃い発表となります。

さらにお二人のボランティアさんには、それぞれの専門分野を活かして講座の特徴についてポスター発表をしていただきます。

毎回の講座の内容の検討と平行しての発表準備は、素人の親には大変な作業ですが、子どもたちも毎回がんばっているのですから、親も負けるわけにはいけません。
この講座を通じて、親も成長しています。
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第6回講座「ビジネスマナーを学ぶ」[2009年09月06日(日)]
9月6日(日)13:00より、第6回講座を開催いたしました。
「ビジネスマナーを学ぶ」というテーマは、昨年度にも実施し名刺交換の実習を取り入れて、相手との距離のとり方や丁寧に接することの大切さを学びました。

今回は、電話対応の実際〜5W3Hを使って話そう〜という内容で、講師も同じ企業の方にお世話になりました。電話では相手が見えないので、ゆっくり・はっきりとした声で話すこと、あらかじめ話す内容を整理しておくことなどを学習した後、「企業実習に向けて事前にご挨拶の電話をかける」という設定で実習しました。
ボランティアさんや親たちが企業担当者役になり、本人から電話をする形で進めました。
皆、緊張してしまい、早口になったり終わりの挨拶を忘れたりする場面もありましたが、丁寧に話すことが出来ました。

今回学習したあらかじめ話す内容を組み立てておくということは、講座で毎回実施している
「最近の出来事の発表」の場面でも活用できるよう、くりかえし練習していきたいと思います。

次回は10月18日(日)13:00より国分寺労政会館にて実施予定です。
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