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インフル受験野村監督友愛 [2009年10月30日(Fri)]

大学時代の話です。
あるテストで、「採点基準がおかしい、同じように解答しているのに、生徒によって点数が違う」と抗議をうけた教授が、「 いつも同じ気持ちで採点しているのではない。例えば採点する前に妻と喧嘩をして機嫌が悪ければ、採点が厳しくなることもある。このような誤差を含めて合格点をとることが必要だ」 と言い返しました。私は、おもしろい、と納得しました。

インフルエンザで受験できなかった学生を救済するために、追試験を実施する大学が多数あるようです。
http://www.asahi.com/national/update/1018/TKY200910170443.html など)
過去に、季節性のインフルエンザで受験できなかった学生もいたでしょう。
電車が遅れたために、受験できなかった学生もいたでしょう。
従来国立大学は、病気を理由にした救済措置はとらなかったようです。
このような異例の措置になった一番の理由は、「 数 」 でしょう。
季節性インフルエンザに罹患された学生の人数が、多かったために認められたのだと思います。

受験というのは、長い間勉強してきた集大成なので、大切だと思います。しかし合格することが全てではないと思います。
しかも受験する側と採点する側には、かなりの温度差があります。

私は中学受験で、第一志望の中学に落ちました。大学受験でも、センター試験に失敗し希望大学を受験できませんでした。
合格していれば人生は変わったかもしれません。もう少し自分に自信が持てる人間になっていたかもしれません。

しかし、今の自分ではなかったかもしれません。チャイケモを通じて知り合った出会いも無かったかもしれません。

受験は一回勝負ですが、人生は一回勝負ではありません。
何度でも立ち向かえます。

ずっと頑張ってきたからといって、必ず成功する、認めてもらえる、報われるなんてことはありません。当たり前ですが。
弱小球団をパリーグ2位にまで育て、プロ野球界を盛り上げた野村監督でさえ解雇されるのです。

何らかの事情で受験できなかった学生を救済することには反対はしません。しかし、それなら小児がんなどの、もっと大変な病気で受験できないこどもや、勉強できないこどものことを、もっともっと考えるべきではないでしょうか。

鳩山首相は所信表明演説で、以下のように述べました。

かつて、多くの政治家は、「政治は弱者のためにある」と断言してまいりました。大きな政府とか小さな政府とか申し上げるその前に、政治には弱い立場の人々、少数の人々の視点が尊重されなければならない。そのことだけは、私の友愛政治の原点として、ここに宣言させていただきます。

是非、そう願いたいものです。

s.kusuki
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