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“架け橋”として、こども達に寄り添うこと [2008年03月29日(土)]

病院という場所では、こども達が、一番必要なとき、一番不安なときに、こども達にとっての一番の安心、“お母さんの手のぬくもり”から引き離されてしまったり、元気なときはおしゃべりが大好きだったこども達が笑顔や声を失ってしまったり、心に抱える感情を人に伝えることができなくなってしまったりします。CLSは、大人中心、こどもは受身になりがちな医療の場で、こどもの視線に立って寄り添い、こどもの自尊心を尊重して、病院体験が、少しでもストレスや不安の少ないもの、温かい安心感や楽しみのあるものになるように、治療の経過に沿って、こども達とその家族の心のケアを行う専門家です。

CLSは、その子らしい成長や日常の安心感と楽しみをサポートするあそびの他に、心の癒しとなる治癒的あそびを援助します。”あそび”は、こどもが、“人から伝えられたこと、自分の身に起きたできごと"を、“心”で理解して、消化する、また、“言葉にできない思いを、表現する、伝える、誰かと分かち合う”大きな援助となります。このため、CLSは、あそびを通したかかわりを通して、こどもの「心の声」、「ことばにならない気持ち」を大人のことばに置き換えて大人に伝えたり、大人の言葉をこどものことばに置き換えてこどもに伝える・・・架け橋のような役割を担うのです。

心理的プリパレイションと呼ばれるCLSが専門とする介入では、医師・看護師・家族と連携・相談しながら、ひとりひとりのこどもの気持ちに添った形、理解しやすい方法(言葉、形、ツール、タイミング、環境)で、病気や治療、処置や検査、その他病院で体験することについてお話し、気持ちの表出を助け、不安や恐怖心を和らげ、心の準備と理解ができるように、少しでも安心して向き合えるように、お手伝いします。また、その子にとってストレスを伴う処置や検査、不安が強い場合は、“医療行為を行わない医療スタッフ”として、処置室、検査室、手術室などに付き添い、乗り越えやすいように、また、ストレスが最小限となるようにサポートします。その他、親、兄弟姉妹のサポートを通して、家族全体を支える取り組みなど、CLSの役割は多岐にわたります。(つづく)

fumi