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退院後の居場所 [2006年12月25日(月)]

メリークリスマス

今年も無事にウチの娘たちへサンタが訪問してくれました
そして、長女はご機嫌で、終園式へ行きました

さて、今日はあっこちゃんの書いてくれた「退院後」をご紹介します。
私はこの文章を最初に読んだとき、一緒に泣きそうになりました。。。
「言いたくても言えない想い」「伝えにくい、我が子の現状」「居場所がみつからない寂しさ」などなど、、、すべて私も同じように抱えていたものでした。

「そんなに気にしなくても、、、」「それくらい大丈夫よ、、、」との世間の反応に「それくらい気にしないとこの子を守ることができないのに、、、」「ぜんぜん大丈夫じゃないよ、、、」といつも思っていました。

やっと退院したけど、一番気にしなくてはならない「安全」と「清潔」が保障されている場所がなかったこと。理解者も少なかったこと。「親の過剰反応」だととられてしまう違和感、、、
短い文章ですが、そんな想いがぎゅっと凝縮されています。

では、あっこちゃんの「退院後」です。



退院後 

待ち望んでいた退院でしたが、病院との環境の変化に不安も多かったです。

元気な子どもとの接触や、人ごみをさけての生活のため一日中私と二人で過ごす日々が続きました。
安心して出かけられる場所がいかに少ないかがわかりました。

また感染の心配に加え、血小板の数が低いまま退院したため、けがなどには特に注意が必要でした。
近所の子どもと遊びはじめたときに階段で長男のことを押された時は、その子どもを大声でどなりつけてしまいました。
他のお母さんに「わざとじゃないのよ。軽く押してしまっただけなんだけど」と言われ、でもその「押してしまった」が長男にとっては一大事なんです、、、と声には出せず何度も心の中で思いました。本当にその時はそうだったのです。

でもだからといって血小板の数があがるまで、お友達と遊べないというのは何かが違う、やっぱり元気な子どもと遊ぶには、周りにもわかってもらう必要があると思い、押した子どもに「階段では、わざとじゃなくても人のことを押さないように、できるだけ注意してね」と説教しました。でも、家に帰って、なぜか涙が出たのを覚えています。。


まさみさま
研修医には期待していない。病院に期待している。 [2006年12月25日(月)]

医師1年目のころから、白血病・脳腫瘍の患者さんを受け持つことになりました。
毎日不安で、緊張の連続でした。

そんな時、多和先生に
『患者さんは、別に先生に治してもらおうなんて思ってない。この『国立大阪病院』という看板に治してもらおうと思ってんねん。だから先生は、そんなにプレッシャーを感じる必要はない。患者さんのことだけを考えて、なにかあれば相談すればいい。それが先生の仕事や』
と言われ、気持ちが楽になりました。

研修医の頃というのは、いきなりみんなから『先生』と呼ばれだし、プレッシャーを感じると思います。
でも病気のこどもは医師一人で治療するのではなく、チームで治療するものです。いわゆるチーム医療です。

その中で研修医の役割は患者さんと密に接し、的確に状況を報告することだと思います。
その時の自分にできることを精一杯すれば、たとえ病気の難しい質問に答えられなくても患者さんの信頼を得ることはできる、と信じて私は今までやってきました。

実際大学で診療をしていても、時々来る偉い医師より、研修医のほうが信頼されていることも多々あります。

ちなみに、医師になりたての研修医に対して使われる『先生』 という呼び名に、はっきり言って尊敬の気持ちは全くありません。
『先生』=『お前』くらいに思っておいた方がいいです。
『せんせい〜〜どういうこと〜〜頼むわ〜〜しっかりしてや〜』 
『それ、先生って呼んでる人に対して使う表現ちゃうやん、、、』
ベテラン看護師と研修医の頃の私とのやりとりです。

s.kusuki