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おねえちゃん [2006年12月01日(金)]

うちの長女と次女は年子です。
次女の診断がついた頃、長女は2歳になったばかりでした。
2歳になったばかりのお姉ちゃんは、ある日突然、何もわからないまま、おばあちゃんに預けられました。
「かあしゃんは?」の言葉に周りの大人は「すぐに帰ってくるよ。しばらくお留守番なぁ。」
とごまかしの説明するほかありませんでした。

入院当初はお別れの時間が来るたびに大泣きしていたおねえちゃん。
必死に私にしがみつきました。「かあしゃんと〜かあしゃんと〜」
何とかしてやりたい。毎日どうして過ごしているのか、、、どんな気持ちですごしているのか、、、辛いだろう、、、寂しいだろう、、、一緒にいてやりたい、、、まだまだ小さい小さいたった2歳なのに、、、まだ階段も一人で上れないのに、、、まさに体が引き裂かれる想いでした。

そんな思いもむなしく「それが当たり前」の世界でした。

いつか、ふと気がつくと何も無理を言わないお姉ちゃんになっていました。
「ばいばい」と手を振り「また来るからね。かあしゃんもがんばってね」とお決まりのセリフを残し、機嫌良く去るのでした。
そして私は病室の窓から見える道路をいつまでも見送りました。。。

そんな日々を2年弱。。。おねえちゃんはがんばりました。妹と同じだけがんばりました。
「おねえちゃんだから」とがんばりました。

そんなおねえちゃんが体調を崩したのは妹が亡くなってすぐのことでした。
お葬式で突きつけられた数々の耐え難い場面。今までの小さい心への心労。色々重なって、「かあさん買い物に行ってくるからちょっとお留守番しててね」とでかけると、高熱、嘔吐。
闘病中の景色が見えると(闘病仲間のお家に遊びに行くなど。。。)高熱、嘔吐。

知り合いの小児科医に相談すると、軽い心身症だと思います。といわれました。
対処方はただ見守ることだけでした。

お母さんがまたいなくなるかも知れない。。。お母さんも妹のようにいなくなってしまうかもしれない。。。当たり前ですが、そんな思いをぬぐいきれなかったのだと思います。

小さな小さなおねえちゃんは、大きな大きな自分では消化しきれない不安を抱えていました。この心身症は1年間続きました。
いまでも何かあるたびに「お母さんと一緒に暮らしたい」と言います。

当時はどうしても「次」になってしまっていた、親まかせのきょうだい児のケア。
チャイケモでは「きょうだい」を患児と同様、大切に大切に守っていきたいと思っています。


まさみさま