小児がん専門病院は欧米、その他諸外国には既に存在します。
アメリカにはずっと前、
このような病院が寄付で建ちあがりました。この病院はこのブログにも登場していただいたHiro先生がいらっしゃる病院です。
イギリスでも、
小児ホスピス(ヘレンハウスなど)、在宅ケアの充実、小児がん専門のドクターやナースの育成と活躍がとっくの昔からあります。
エジプトにも小児がん専門病院があるようです。
なぜ日本にないのか?
先日関西テレビアンカーに出演させていただいた際、田村太郎も話しましたが
「ない方がおかしい、、、」
その通りです。
この、先進国と言われる日本で、小児がんになる子どもは年々増えているのに、、、
治癒率も上がっている中、育ちざかりの子どもたちを、あの環境に押し込めて置くことが良くないということが、大人ならみんな分かることでしょう。分かっていながらにして改善できない日本って、、、
小児がんになってしまったことは、しょうがないことかもしれない。
だけど、小児がんになったからと言って、家族がバラバラに過ごさなくてもいいんです。
小児がんになったからって、ベッドの上から出たらダメだということはないと思います。
小児がんの子どもを持ったからと言って、おかあさんは笑うことも、泣くことも、食べることも、寝ることも我慢しなくてもいいと思います。
小児がんの子どもを持ったからと言って、お母さんは入院するこどもと、家で待つ子どもの間で身を引き裂かれる思いをしなくてもいいと思います。
小児がん以外のことでの我慢は実は当たり前ではないんですよね。。。「小児がんだからあの生活で暮らさなければならないんだ、、、」とセット的に考えられてしまいがちですが、、、
きちんと環境を整えさえすれば、いままでの我慢もなくなり闘病に集中できます。きっと治癒率ももっとあがることでしょう。。。
クリスマス寄付特別企画のときにいただいたメッセージの中で、建築家の手塚貴晴さんがこのように表現されています。
幅60センチの隙間に眠り、一切のプライバシーが存在しない。
しかもその生活が半年間も続く。
あたかも第二次世界大戦中の強制収用キャンプの様な生活が
21世紀の日本で今でも続いている。(
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「内科クリニック」「外科クリニック」「眼科クリニック」「耳鼻科クリニック」があるように、「小児がんクリニック」が必要です。もちろん、他にも必要なものもあると思います。
国家レベルの問題だと感じながら、当事者が集まり山あり、谷ありの道を「負けるもんか!!」と歩んでいます。
そんな中「それって意味あるの?」という法律や制度というものに道を遮られようとするとき、大きな憤りを感じます。
今も、この瞬間も、あの環境で小児がんと闘っている家族がたくさんいるのです。
まさみさま