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They Dance Alone [2008年01月29日(Tue)]

2007年再結成されたポリスの大阪公演が2月に迫っていますね。
ポリスの活動休止中にソロで活躍したスティングの作品に「They Dance Alone」という曲があります。
南米チリでは、1974年代から1990年にかけてアウグスト・ピノチェト元大統領が軍事独裁政権を振るっていました。
彼が権力を維持していた期間に、「行方不明、虐殺」となった「政治犯」、は諸説ありますが、1万人はくだらないと言われています。
この軍事政権下で配偶者、息子たちを奪われた女性たちが政権に対して、ある「無言の抗議」行いました。それは、チリの伝統的なダンス、クエッカを「独りで」踊るというものです。
本来は男女のペアがハンカチを振りながら踊るのですが、「独りで」踊ることによってパートナーを帰せ!という意志を示したのです。最初は少数で始まった「ダンス」が、徐々に広がりました。
この「ダンス」を歌ったのが、前述の「They Dance Alone」という曲です。(曲の途中、「Hey!Mr.Pinochet〜」と名指しで呼びかけるくだりは圧巻です)

アメリカ公民権運動の母と呼ばれる「ローザ・パークス」
1950年代当時、アメリカではジム・クロウ法により、バスで黒人は白人に席を譲らなければいけませんでした。仕事帰りのローザが席に座っていたところ、白人に席を譲るように運転手から命令されましたが、拒否したことにより彼女は逮捕されます。
このことに端を発して、モンゴメリー・バス・ボイコット運動が始まり、マーチン・ルーサーキング牧師が中心となった非暴力による公民権運動が本格化します。

歴史の表舞台に華々しく登場するのは男性が多いですが、前述のような非暴力的、草の根的に広がる運動においては、その背景に女性、とりわけ「母たちの強い思い」が土台として存在していることは確かな事実です。

チャイケモも、多くの「母たちの強い思い」に支えられています。
慈悲と勇気を持ち合わせた母たちに、感謝と敬意を!

寿雄

クリニクラウン [2007年11月26日(Mon)]

初めまして、阪大病院で小児がんの子供たちと共闘している吉田といいます。

17日のチャイケモイベントにスタッフとして参加させていただきました。
当日は日本クリニクラウン協会の方々もブースをかまえていらっしゃいました。

ブースで「クラウン(道化師)」の赤鼻を販売していましたので、一つ購入し、
先日、子供たちを診察するときに早速使ってみました。


どう反応していいのかわからず、赤鼻を凝視したあと、
赤鼻を奪い取り、放り投げる子もいれば、
「それ何?」と興味を示し、自分でもつけて母親に写真を撮ってもらう子もいました。

子供の反応は様々ですが、親御さんにも喜んでもらえた気がします。

昨年の「小児がん学会」において、日本クリニクラウン協会の塚原成幸さんの
講演を聴き、阪大にも「クリニクラウン」を招待したいと思っていました。
今日の子供たちや親御さんの反応を見て、
「本物」の「クリニクラウン」を是非阪大に!という思いを強くしました。

「幸福だから笑うわけではない。むしろ、笑うから幸福なのだと言いたい」(アラン)

辛いことが多い入院生活だからこそ、少しでも素直な気持ちで笑える時間が必要だと思います。

吉田 寿雄