24時間テレビ [2011年08月24日(Wed)]
先日、24時間テレビで息子、結人をご紹介頂きました。
当日は、笑顔と涙がいっぱいの放送となりました。 放送内容にあたり不安なことはたくさんありましたが、等身大の結人を伝えていただき、 出演者や関係者、視聴者の方々の温かい涙がとても心強く感じました。 心よりお礼申し上げます。 本当はチャイケモのことをもっと紹介したかったのですが叶わなかったので、この場をおかりして、24時間テレビを見られて初めてこのブログにたどりついて下さった方が もしおられたらお伝えしたいことがあります。 あの放送の中では、ご紹介できませんでしたが、私たちチャイルド・ケモ・ハウス(通称チャイケモ)は、小児がんの子どもと家族が、治療中でも家族ですごすことのできる専門施設の建設を目指しています。 現在の小児の入院病棟では、子どもと一緒に病院で付き添えるのは多くて一人、病院によっては日中の面会だけで夜は両親は付き添えないところもあります。 私の家族は結人と主人と三人家族でしたが、私が夜、付き添う時は主人が帰り、主人が付き添う時は私が帰るという生活でした。 病院から出れない結人を残して家に帰るのは本当に心が痛み、結人も「今日はかあちゃん、帰るん?かあちゃんもでいやん(お父さん)も一緒に三人でここで寝れたらいいのに。」と 何度もいいました。 また病棟は12歳以下の子どもは入る事ができないので、兄弟がほとんど会えない上、家族の生活の大変さははかりしれません。 入院中は、外泊時以外はそんな生活が毎日続きます。 それは亡くなる前日まで。。。 小児がんの子ども(小児がんだけではないと思いますが)と家族は、あとひと月しか生きられない、もう明日どうなるかわからない、という時でさえ家族はバラバラで過ごさないといけないのです。 そんな環境をなんとかしたいと、私たちは「小児がんの子どもと家族が家族らしく治療ができる」施設の建設に5年以上前から取り組み始めました。 家族が一緒に笑顔ですごしながら、治療のできる施設を一日でも早く作ることができるように、これからも活動していきます。 みなさまのご理解とご協力をよろしくお願い致します。 亜紀子 |