医療者アンケート C [2007年02月05日(Mon)]
医療者アンケートの続編です。
今日の項目は「ストレス」と「プレッシャー」です。 どんな仕事にも、どんな人間にもストレスやプレッシャーは付きまとうものですが、医療者の素直な気持ちを確認できたのは、患者側にはとても貴重な機会でした。 驚いたことにこれらの<ストレス・プレッシャー>は患者側が感じているストレスやプレッシャーに直接結びついているものだということです。 そして、その中でみつけた、たくさんの「誤解」や「すれちがい」 物理的に解決させなければならないことがあるのは事実です。 でも、これらを解決へ導く重要なキーワードは「やっぱりコミュニケーション」なのです。 このように、チャイケモでは、あらゆる立場の人間が各々の視点からの意見を率直に吐き出し、事態の改善へ向けて日々研究しています。 それでは、お付き合いください。。。 今回はドクター特集です。 まさみさま <ストレス> (Dr.ohta) 1. 患者さんが亡くなったとき。患者さんの病気が再発したとき。いずれも、強いストレスを感じます。 2. 患者さんの容態が悪くなったときの、患者さん、親御さんへの病状説明。 3. 医療側の努力が親御さんに理解・評価されていないと感じるとき。 4. 医療の限界を感じるとき。つまり、現在の医療レベルでは治すことができない状況になったとき。 5. あってはならないことですが、治療が後手に回って患者さんの状態が悪くなったとき。 <プレッシャー> 1. 外来が込んでいて、患者さんに長い待ち時間を強いないようにすること。外来は短時間で病状を把握しないといけないのと、入院と違って長時間の経過観察ができないので、特に病状に変化があるときは、ストレスにもなります。 2. チーム内の先生が誤った判断や投薬をしていないかどうかをチェックすること。当然のことですが、毎日のことなので、常にプレッシャーを感じます。 3. 最新の医学に遅れずについていかないといけないこと。論文や学会などからの情報収集を心掛けることは、医者として当然のことですが、忙しいとなかなか思うようにいきません。 <ストレス、プレッシャー> (Dr.m.k) 関わっている疾患の性質上、ストレスはつきものです。特に担当している子供たちの状態が芳しくない場合は、夢に見ることもあります。ストレスやプレッシャーがなくなることはないですから、自分自身の中でいかにうまく消化していくか、うまくつきあっていくかが大事ですね。 <ストレス> (Dr.s.kusuki) ★検査結果がでるのが遅い。 最近の仕事が遅くなる原因は、これといっても過言ではないです。 ★入院時期が自由にならない。(入院させたくても、いろいろな事情でできない) ★レセプト記載(事務仕事) ★相談したい医師(特に他科)となかなか連絡がとれない。 <プレッシャー> ★病状の悪化時。 ★思春期の患児への病状説明は、結構プレッシャーかかります。 |