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仕事楽しい?? [2011年01月11日(Tue)]

「小児科って辛いですね」
よく看護師さんに言われます。
特に小児がんの治療をしていると。
「辛いのに、なんで小児科なんですか?」
続く質問は定番のようにこれです。

こどもが好きだからとか、大人が苦手だからとか、やりがいがどうとか、いろいろ理由はあります。

小児科医を志したときは、はっきりとした理由があったような気がします。でも、今はこれとはっきり言葉では表現できません。
だから「誰かがしないといけませんからねえ」とか「それしかできませんからねえ」と、楽しくてやっているわけじゃないよ、という雰囲気で答えます。

言葉では表現できないけれど、自分が今したいこと、やらなければいけないことは、小児科医だと実感はしています。やらなければいけないこと、とえらそうに書きましたが、「今までの人生経験から、他人より少しばかりできることが、小児科医という仕事にすぎない」というのが、正しい表現だと思います。

世の中にはたくさんの仕事があって、それぞれ役割がある。仕事を楽しいと言う人もいる。でも仕事だから、100%楽しいことばかりではないと思う。楽しいことのために、楽しくない仕事もしていると思う。
「いや、私は100%仕事が楽しい」と言う人も、いるかもしれない。でもそれはきっと、今は100%楽しいかもしれないけれど、過去もしくは未来には楽しくない時期もあると思う。

仕事に自信がある人もいれば、そうではない人もいる。仕事に自信を持てるということは、とても良いことだと思う。でも最初から自信があったわけじゃなく、きっと苦しい時期もあっただろうし、これから自信を失うこともあると思う。でも、また自信を取り戻すこともあるだろう。

仕事に生きがいの全て、または一部を見出している人もいれば、儲けたお金の使い道に生きがいを見出している人もいる。生きがいが何かわからないけれど、自分や家族が生きるために仕事をしている人もいる。

昔は仕事が生きがいだったけれど、今は違うという人は結構いるのではないだろうか?逆に、なんとなく働き始めたけれど、楽しくなって、生きがいになった人もいるだろう。

仕事だから、24時間365日100%全部楽しいということはない。

自分にとって、楽しいとき、自信があるとき、いきがいになっている時期もあれば、全く逆の時期もある。
でも、仕事であるかぎり、自分にとってどうであれ、他人の役には立っているはずだ。どんな些細なことであれ、きっと役に立っているのだと思う。

「こどもが本当に好きだったら、こどもに注射なんてできないし、かわいそうな姿を見ていられないはず。だから、本当にこどもが好きだったら、小児科医なんてできない」と言う医者が、たまにいる。
これだけは絶対に違うと断言できる。僕に言わせれば、この医者はこどもの病気から逃げているだけで、それを陳腐な言葉で正当化しているに過ぎない。

こんなことを言われると、ものすごく腹が立つ。
だから、小児科医をしているのかもしれない。
これだけ書いてみても、やっぱり自分がなぜ小児科医をしているのかを、言葉で表現することはできない。

s,kusuki
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コメント
ありがとうございます。私はできるだけ心のバランスをとるように心掛けていますし、みなさまの応援があるので、折れないと自分では思っています。でも、頑張りすぎで心が折れている医療者がたくさんいるのも、事実です。これからも応援よろしくお願いします!
Posted by: s.kusuki  at 2011年01月27日(Thu) 05:55

阪大でKusuki先生にも少しお世話になりましたYuuki父と申します。仕事はどんな仕事でも大変ですが、基幹病院の小児科医のお仕事は、子供の生命を担っているという点でとりわけ大変な仕事だと思います。陳腐な言い回ししか出来ませんが、「頑張って下さい。そして折れないで続けて下さい」です。微力ではありますが、チャイケモの応援団の一員としてKusuki先生始めスタッフの皆さんに心からエールを送らせてもらっています。
Posted by: Yuuki父  at 2011年01月13日(Thu) 09:48