”幸運”の意味 [2006年12月07日(木)]
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長い闘病生活を経験した子が、退院の日に
伝えてくれた言葉があります。 「わたし、病気になれて、本当にラッキー(幸運)だった。 入院しなかったら、ここのみんなに出会えなかったから。 病気になって、家族や人の優しさがもっとよく分かったから。 こんなにも楽しいこと、嬉しいことが、病院にもあるなんて、知らなかったし、 病気になって初めてできるようになったことが、いっぱいある」 そして、ふわぁっと、やわらかな笑顔で笑いました。 病気のために、多くのつらいこと、痛いこと、 不安なこと、こわいことを、経験しなければならなかったのに、 “退院できて、元気になれて、ラッキー”ではなくて、 “病気になれて、ラッキー”と言って笑ったその子の笑顔を、 いつまでも、忘れることができません。 病気がもたらしたものが、“つらいこと”だけではないことを たくさんの子ども達が伝えてくれました。 心と体の痛みを通して、家族や友達の優しさを深く感じ取り、 周囲への優しさを育んでいく子ども達・・・。 病気や治療の経験を乗り越えながら、何度もくじけそうになりながら、 信じる気持ち、勇気や希望を、ひとつひとつ重ねてゆく子ども達・・・。 家族や友達、病院スタッフひとりひとりの、“小さな助け”が集まれば、 子ども達自身の“生きる力”、”心の力”を守り、癒し、育む“大きな助け” となることを、子ども達は教えてくれました。 多くの“つらいこと”にあふれた病院という場所が、 “病気になれてラッキーだった”と思える場所にもなることを・・・。 家族や友達との絆を深め、支え合う温かい場所に・・・ ありのままの気持ちを、安心して分かち合える場所に・・・ 「ひとりじゃない」「だいじょうぶ」と、 誰かに勇気づけられ、誰かを勇気づける場所に・・・ そして、“夢”や“大好きなこと”を見つけ、“楽しみ”を膨らませ、 日々“成長”してゆける場所に・・・。 子ども達からもらった、贈り物の尊さと、宿題の重さを想いながら、 CLSとしての出発に向けて、準備する日々です。 fumi ![]() |





