• もっと見る
«GroupEn の仲間と久しぶりの再会 | Main | 津屋崎ブランチ東京・ラ・ケヤキへ»
天才科学者糸川英夫氏の言葉 [2012年02月18日(Sat)]
科学者としての視点で、21世紀を捉えている。そして何故私が珍しく「天才」という言葉を使ったかというと、彼が大学時代に書いた科学論文を評価出来る人々がいなかったから。往々にして、周囲に理解されない人は馬鹿か天才のどちらかであるから、「馬鹿だなぁ」と思っても馬鹿にしてはいけないということだ。だって天才かも知れないのだもの。

「工業化がプロセスカット」

そうだよな、だから私はPASMOとかSuicaをあまり使わない。回数券を買う手間はかかるが、数回分のチケットが小さなお得感を生むのが好きだ。

テレビを見ないし、家でネットをしないのは、テレビやネットに流れる情報を余り信じていないのと、過去の偉人は本に書いてくれているから。もちろん、探す手間はかかる。私は古本屋によく通うが、そういうアナログの出会いが好きだから。

「資本主義にいちばん欠けているものは倫理観や道徳。これらを組み込んだ経済システムの構築が必要」
ポピュレーション理論に基づき、他の人類のために自分に与えられた使命を果たすべき、という。
今の仕事を通して実現しなくてはならないのが、ポスト資本主義の世の中の新しいルール作りということなんだなぁ。

もうひとつ印象に残ったのが、日本には“HOW”には強いが“WHY”の文化が弱いということ。だから「何故?」と聞けばうっとうしがられる訳だ。そして“HOW”の人からは嫌われがちである。

それから、資本主義の行き着く先は、高齢化と失業率の上昇。今から20年も前に、既に明らかだったのに、戦後直ぐから日本で少子化が進んでいたのは明らかだったのに、当時の現役世代の責任を今、我々が負わされているということ。

年金なんか駄目だ!年齢により退職なんて駄目だ!という話もあった。年金にたよりっきりの生活は、働きがいとか生きがいがなさ過ぎて、まるで生き地獄と同じ、という。これも示唆に富む。しかし一体、今ほど根深く染み付いた年金制度を辞めようにも簡単ではない。

糸川さんには会えなかったけど、彼の言葉に沢山の学びを得た。私の使命、もう一度考えてみようと思う。
トラックバック
ご利用前に必ずご利用規約(別ウィンドウで開きます)をお読みください。
CanpanBlogにトラックバックした時点で本規約を承諾したものとみなします。
この記事へのトラックバックURL
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
トラックバックの受付は終了しました

コメントする
コメント