映画「劔岳 点の記」を見た。
100年も前、、明治の時代の測量家の実績を、大正、昭和、そして平成21年となった今、映画になって私が見ることができたこと
この映画を撮るために、俳優だけでなくカメラクルーを含めた多数の人たちが、
何度も、何度も山にのぼり、天候や風や雨、雪、すべてが条件に合うまで待ち続け、
辛抱強く、何度も何度もトライしながら素晴らしい作品にしたこと
当時の洋服やわらじを履いての雪山登山は、どれだけ大変だっただろうと思う。
最後のエンドロールに「仲間たち」と称して、監督、俳優、カメラマン他、あらゆる関係者、団体の約300くらいの名前が、ただ「仲間たち」というカテゴリーの中でずらりと並べられていたこと
この映画を作ったスタッフたちのがんばりに涙が出そうになった。
陸軍測量隊と日本山岳会が、山の上で互いに認め合う連帯感
「地図を作る仕事」として登る測量隊と「未踏破を制覇する挑戦」として登る山岳会。
見栄とかプライドとは何か?
・・不必要に身に付きがちだが、時に必要だが多くの場合、不要なもの
挑戦とは何か?
・・自分を成長させてくれるきっかけ
相手を讃える気持ちとは何か?
・・自分への自信と相手への尊敬と、連帯感
そんなところだろうか。
私には日本山岳会の人たちの気持ちがよくわかる。
今、我が身を振りかえってみると、大学時代のサイクリング部で「挑戦」していた時の気持ちは彼らと同じだったように思う。
またバックに流れるビバルディの曲・・
クラシックの曲が合う映像はあまり思い浮かばないが、この映画はぴったりであった。
テレビで木村大作監督が「客が入らなかったら、もう映画づくりを辞めてもいい」と言ったという話を聞いた。
どこまで本気かはわからないが、監督の思いと、演じた俳優たちと、それを支えた多くの人々の尽力がまとめられたこの作品を、心から称賛したいと思います
