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風をあつめて

不登校・ひきこもりの支援活動をしているNPO法人フリースクール阿波風月庵の代表をしているかぜさんです。この活動で色んな若者やその親御さんと会いました。人の心っておもしろいです。僕自身も活動の中で、生き方がどんどん楽になってきました。そんな不思議な心の話をしてみたいなあ!


ハゲタカのえじき [2019年09月29日(Sun)]

去年迄、週2回・訪問活動として、お宅にお邪魔してお喋りをしたり、ゲームをしたり、時には公園に出かけていました。
今は風月庵にも来てもらい、他の仲間と交流するゲームとスポーツに、週1回1時間を目安に挑戦してもらっています。

お宅への訪問は月2回となったので、交流として月1回13:30〜2時間程、訪問して一緒に遊んでいます。

9月には入ると、幾分暑さもおさまって来ました。
僕は体力を取り戻し、快便(かなりの便秘症)への挑戦として、体を動かしたいのです。
猛暑を言い訳に、8月は全く動かしていませんでした。

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そこで、ぺしゃんこになっていた自転車に空気を入れて、秋空を飛ぶがごとくに、15分のサイクリングでやってきました。

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明日から2日間の筋肉痛を覚悟しながら、3日毎に筋肉を取り戻すスポーツや散歩を心がけています。

「やっぱり、多少の筋肉痛があっても、自転車で走っている内に筋肉がついてくるぞ。」と、僕はOT君に、それとなく誘いかけているのです。

買ったばかりの自転車を1度乗ったきりで、お尻が痛いからと一切乗っていないと聞いていました。

この日は「かたん」終了後に、5人で「カゲタカのえじき」というカードゲームをしました。
快調なスタートの僕でしたが、結局負け越していました。

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 ゲームの間、チラチラと彼を見ながら、「自転車に乗ろうよ!」と、心の中でつぶやく僕でした。
Posted by 林 at 09:17 | 活動 | この記事のURL | コメント(0)
異教徒の寺印象 [2019年09月29日(Sun)]

キリスト教徒である僕は、異教徒?
なにか、ピンと来ないが、
初夏、この僕も四国88箇所遍路の1番札所:霊山寺を訪ねた。

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 昼時だからか、お遍路さんは少なかった。
大きな池があり、鯉が群れ泳ぎ、鳩が餌をついばみに来る。

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 水子地蔵の祈る姿が、痛々しい。

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 一人でいるのは、寺の中の僕だ。

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 石仏は、怒っているように見えるのは、僕が怒っているということなのだろう。

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 南 無 大 師 遍 照 金 剛
  (南無大師遍照金剛)

 マネキン人形が遍路に向かって、笑みを浮かべる。

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 遍路の安全、家内安全を祈り、みくじを置く

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人に喜来する想い  巡礼路に祈念あり
Posted by 林 at 09:00 | 作品 | この記事のURL | コメント(0)
愛着スタイルからみると・・・ [2019年09月19日(Thu)]

私は、徳島県里親会に所属して、里親活動もしています。
9月1日に、香川県高松市で開催された「四国里親会研修会」に参加してきました。

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実際に里子と一緒に暮らしたのは、4年前に2週間程と、
3年前に7ヶ月間でしたが、そこから学んだことは、私たちの活動にも大きく影響するものでした。

私は里親となり里子と一緒に生活するためには、「愛着障害」について学ぶべきだと知っていました。

「不登校・ひきこもり」の原因や支援方法を考えるにあたり、「社交不安」→「家族トラウマ」→「発達課題」→「愛着スタイル」へと、視点が移っていったのです。

すると、私たち「不登校・ひきこもり」の支援に関しても、「愛着」に関する課題があることが分かってきました。
なかでも、「愛着スタイル」の見解は、私たちの視点を揺るがすほどに迫ってくるものがありました。

「愛着スタイル」に関しては、「回避性愛着障害」− 絆が希薄な人たち−岡田尊司著/光文社新書など、岡田さんの著書を参考にしてください。

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人間が他人・家族・組織・社会・時代に対して基本的信頼がもてるかどうかは、これまでに身につけてきた「愛着スタイル」に起因しているというのです。

さらに、「愛着スタイル」を、不安型・回避型→安定型に育て直すことで、基本的信頼を得て、社会への適応能力を高めることになるのです。

当本に紹介された試みは、私達の活動に直結していて「こういう意味が含まれていたのか」と、素直に再認識できるものばかりでした。

里親としての歩みがなければ、「愛着」を捉え直す視点を、私は得られていなかったと思うと、不思議です。
Posted by 林 at 16:25 | 支援者 | この記事のURL | コメント(0)
我流「コンポラ」を尋ねる [2019年09月19日(Thu)]

50年も前の話になる。
当時僕は、カメラマンになろうと決め東京に来た。

当時は大学紛争が早稲田大学や東京大学から始まったが、日本大学芸術学部の闘争はすでに入学時に終わっていた。

報道カメラマンを目指した私は、銀座で始まった街頭デモの撮影に行き、日本初の催涙ガスを浴びていた。

世の中は新しい動きを求めていた。
広告写真界は篠山紀信・立木義浩の時代であった。
そこに流星のように現れたのが、いきなりAPA賞を受賞した浅井慎平だった。
 発想が浮かび、全くの素人が1ヶ月間友人の写真館に篭り、焼き付けて仕上げた作品だったという。
 天才だ!

 彼に代表される表現がコンテンポラリィ・フォト
略して「コンポラ」といわれていたと、記憶している。

 色んな解釈や捉え方があるだろう。
これは私独自の勝手なイメージによる捉え方であり、
我流解釈なので、本来とはたぶんに違っている。

しかしそれらの写真を観て、その感覚で受け止めていた。
それを一言で言うと「人間味が隠された空間表現」

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これは報道・広告の枠を超えた作品が現れたと直感した。

大学を中退した私は友人の写真館に1年勤め、その後帰省して、これまた我流で写真館を始めたが、1年で辞めた。

結局、写真は素人のままだが、いつか、自分の好きな、
あの感覚でシャッターを切る作品作りをしたかった。

 最近、このブログに載せる写真を意識して撮影している。
私としては、我流「コンポラ」を尋ねる旅をしているのだ。
Posted by 林 at 16:06 | 作品 | この記事のURL | コメント(0)
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