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風をあつめて

不登校・ひきこもりの支援活動をしているNPO法人フリースクール阿波風月庵の代表をしているかぜさんです。この活動で色んな若者やその親御さんと会いました。人の心っておもしろいです。僕自身も活動の中で、生き方がどんどん楽になってきました。そんな不思議な心の話をしてみたいなあ!


金沢JAZZ散歩 [2018年11月29日(Thu)]
11月17・18日と「里親全国集会金沢大会」に参加して、19日は息子家族と遊んだ。

翌20日は、息子の車を借りて、地元人気のラーメン屋により、野々市私立図書館【学びの杜;ののいちカレード】で開催の「JAZZ GIANTS 中平穂積展」を見に行った。
ここは、毎年11月にJAZZコンサートとワークを開催していて、この11月25日で25周年になるという。

しかも、中平さんは私がJAZZに出会った新宿のJAZZ喫茶[DIG]のオーナーであり、日大写真学科の大先輩にあたった。
写真展では、60年代の懐かしいJAZZプレイヤー達のホットな演奏映像と粋なプライベイト映像がモノクロでプリントされていた。
あの混沌とした学生時代の東京を思い出させて、なんとも言えぬ懐かしさが心の奥でJAZZを流していた。

KIMG0159.JPG

近代的デザインの喫茶コーナーでは、私が独占したシンメトリックな空間の向こうに青空が広がり、空中散歩に時を過ごした。

帰宅後夕食を済ませ、40〜50年間地元に愛され続けたJAZZ喫茶[YORK]にバスで出かけた。
香林坊(バス停)で降り、このあたりかなと思われる周辺を心細く一回りしたが見当たらない。
もう一度バス停から廻り始め、2つ目の角を反対に曲がると、足元に小さな看板があった。

ゆっくりと扉を開けると、静かな部屋から、60年代のSWINNGが私の体全体に流れてきた。
カウンターに一人座り、SCOCH・WISKYとチョコを注文した。ジェレミィ・ステッグのフルート演奏をリクエストしたが、伝わらなかったようだ。
薄暗い部屋の真ん中で、あのアラジンの石油ストーブが温かさを広げ、あふれるJAZZを二人で聞いていた。

私は、過去への散歩を楽しんだ一日となった。
疲れ果てたゲーム大会 [2018年11月29日(Thu)]
風月庵の活動クラスは、基本メンバーがしたいことをしていこうという事になっている。
まずは、自分がやりたいという気持ちや、
「やってみたい!」という好奇心がとても大切だ。

特にない場合とか、言い出しにくい時は、トランプ・UNO・オセロから始まり、囲碁・将棋・四目並べ・五目並べと広がり、自分達のしてみたいことが決まってくると、今回のように、「すずめ麻雀」から本格的に「麻雀」しようとなってくる。

カード.png

このゲームクラスのメンバーが2人ですし、今メンバーのHK君が近々卒業するとさらに参加者がほしいという事にで、
「風月庵会員及び卒業生、関係者はどなたでも参加してください。」と11月24日(土)15時集合[ゲーム大会]を呼びかけた。

当日8名が集まり、「僕も、知らないから、やってみたい」との声が上がり、なんとか麻雀を知っているHK君や僕は応援にまわることになった。

知らない者があれやこれやと、些細なことまでHK君に質問しながら進めるので、時間がかかってしょうがない。
今日初めてというS君が親で5回続けて勝ってしまったものだから、1巡するのに4時間近くかかってしまった。

それでも、おもしろかったと言う事なのだろう。次回12月も、麻雀しようとなった。風月庵では、第3の麻雀ブームが到来しようとしている。

4時間集中してやりこんだメンバー達は、後片付けもそのままに何も言わずに帰って行った。
美しい瞳の子 [2018年11月29日(Thu)]
 この子に逢う為に僕は生まれてきたのじゃないか?
その時、僕の心で、誰かが、そうつぶやいていた。

 その瞳の深さと輝きは、いつか世界を救うのではないかと
僕はそのまなざしに信じ込まされた。

 魔力や妖艶さではない、何しろ7歳の女の子が立っていた。
細長い廊下の奥から、ゆっくりとあるいてきた
その少女に、僕はかける言葉を失っていた。

 長い沈黙の後に、言葉が、ゆるやかにこぼれおちた。
「 う つ く し い ひ と み 」

6年前の秋の日に、
9月から学校を休むようになった娘に会って欲しいと、
僕に頼んだのは、母親だった。

 母親の心はココにはなかった。
そして、僕とその子の出会いもその時限りであった。

その少女に、その時、僕は何もいえなかったが、
いつか君が母を包み込んで、君のお母さんを超えて、
いつか、僕に逢いに来てくれることを、
ずっと待っていると、その瞳に映しかけていた。

CIMG0300.JPG

君の才能と未来を祈っているからと。

追記;7年前に訪問した時の一コマを思い出して。
好きこそ、おもろいゲームクラス [2018年11月29日(Thu)]
長年訪問して、一緒に遊んでいるT君からメールが入った。
「ゲームクラスの参加を迷っています。
麻雀を教えてもらえますか?」との内容だ。

 風月庵では、自分の興味のある、おもしろいことをクラスにして、仲間と一緒に楽しむことから始める。

 それを「自分クラス」ともいう。
今回なら「T君クラス」ということで、
毎回、麻雀をすることになる。
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 カラオケ好きな子が「自分クラス」でカラオケがしたいというと、
カラオケをすることになる。
 それぞれが、自分の好きなことを一緒にやることで、自分のことを知ってもらい、親しみが増す。
 だから、今度は相手の好きなこと、おもしろいということを
一緒にしてみたいということになる。

 ビリヤードに、行こう!
 ボーリングに、行こう!
 大型ショッピングモールに、行こう!
 遊園地へ遊びに、行こう!

 皆で、一緒の体験が増えていくと、
何気ない会話の中に、一緒の体験が話の中に出てくる。
それは、皆にとっても心温まることだ。

 そんな風に、「心温まること」が増えていくといいもんだ。
あなたも、ひきこもりですか? [2018年11月29日(Thu)]
不登校・ひきこもりは、誰にでも起こる状態であると、
文部科学省も、厚生労働省も、内閣府でも云っています。
それは、どういうことでしょうか?

不登校・ひきこもりの状態にある少年・若者には、
共通した特性があり、その特性が強められていくと
社会適応障害の状態になるということです。
そして、その特性は、社会参加に支障があるかどうかが境目であるが、
気持ち特性・心理特性・思考特性・認知特性・コミュニケーション特性を、
誰でも持っているもので、成長過程ではその違いが判別しにくいのです。

 では、次のようなことを、あなたは「自分のそうだ!」と思われますか?

・ 月曜などの休み明けに、職場(学校)に行くことで気が重い。
・ 信号機が赤になり、交差点で停車すると、運が悪いと思う。
・ 人が集まり話していると、自分のことを悪く言われているのでは?と気になる。
・ 先々物事を考えて、その通りにいかないと、能力が低いと思う。
・ 上司(先生)に誰かが叱られていると、自分も一緒に叱られているように思う。
・ 怖い夢、悲しい夢をよく見る。その夢もカラー・鮮明・現実的である。
・ 待ち合わせ場所には、その時刻丁度に着きたい。
・ 約束は守らないといけない。それが出来て当たり前だと思う。
・ 人の気持ちが解るし、どういう答え(反応)を求めているかも解る。
・ 何かを始める前に、出来ないという確信の様なものがある。

これらの事柄を、自分も実感できる人
あなたは、ひきこもり予備軍、
あるいは既に、ひきこもり状態にいるのかも・・・?

これは、風月庵見解です。そういう見方も出来るのか!と、ご参考にまで。
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喪に服す [2018年11月05日(Mon)]
以前聞いた話で、中国で、科挙で役人になる時代に
家主が亡くなった時に、その後を継いだ家主になる人は、
1年間休みがもらえる制度が、喪に服するという源らしい。

 後を継がんとする主は、今までの家、
先代の指針や志向や事の判別や趣に鑑み、
今後の家の行く末や己の生きる道筋を
模索する一年として過ごすのだそうだ。

 ある会社では、勤続15年を超えると、
1年間の有給休暇がもらえ、仕事以外の何を
してもよいらしい。

 社会人として、日本人として、世界人として
幅のある学びを身に付けて、再び会社に貢献すると共に、
社会に貢献できる社会人になってもらいたいと言う事らしい。

 不登校・ひきこもりは、長い人生において、
喪に服する一年間と同じではないか?!
ただ、1年なのか、3年なのかは別として。

 これまでとは違った今後本人に合った生き方を考える、
新しい挑戦を準備する、
実践する一年を、親にも学校にも与えてもらいたい。

まず、不登校になったなら、1年間の有給休暇を与える制度を、
文科省にお願いしたいものだ。
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「由岐交流会」というお喋り喫茶の時間 [2018年10月29日(Mon)]
毎月第4日曜(原則)14時から、美波町由岐地域交流センターに、
ひきこもりの家族を持つ親御さん、当事者、支援者が集い、
コミュニケーション学習・相談会に参加している。

 集まると、お茶(コーヒー等も)とお菓子を用意して下さり、
「どないしよったん?」「えっとぶりやな!」で、話が始まる。
「この前、息子と一緒にケーキ作ってな。何年ぶりやったろう」
「内のは就職はしたけど、やっぱり人間関係で悩んでるわ!」
「高校進学で、親の思いと子どもの希望が食い違うでえな?」

我が家の「今の悩み」が次々と出てくる。
不登校・ひきこもりといっても、その様子は、皆違っている。
「そうやったわ!本人が決めることが肝心かなぁ。僕の場合は親に言いたいことが言えずに、結局退学したなあ!」

自分で決めると言うことが出来ていなかったからかなぁ? 
自分の本当の気持ちってなかなか解らんし、言えんし!
そこを、親が聞き出してやれる余裕がいるんやろね。
ほんなん、後からは解るけど、その時にはわからんでぇ!

 ごちゃごちゃ言ってる内に、気持ちが何となく収まってくる。風月庵で今流行っている「ブロックス」っていうゲームをしよう。
初めての人がほとんどで、じゃんけんで選んだ4人が対戦する。
ルールはすぐ覚えたけど、なかなか難しい。けどおもしろい!

 いつも16時終了の予定が、20分・30分と伸びる。
帰るときには、少しは晴れた顔で帰って行く。
思わず泣いてしまったが、気持ちは軽くなって帰って行く。

こうして、顔なじみも増えると、
みんなの顔を見に、時々、集まってくるのだろう。
ひきこもり飯番外編 [2018年10月29日(Mon)]
風月庵を利用しているひきこもりの者です。

風月庵に来だして、しばらくしてから自炊を始め、その様子を「ひきこもり飯」として会報に載せています。
今回番外編としてブログにも書かせていただくことになりました。
続くかどうかは未定です。

先日、釣りをしたという方からアジの一夜干しを頂いたので、早速その日に食べることにしました。
と言っても、魚の調理はそんなにしたこともなく、レパートリーもありません。
記憶にあるなかでやったことあるのはブリの照り焼きくらいのものです。
なので、シンプルに塩を振って炙ることにしました。

魚のグリルもできるノンオイルフライアーに入れて炙ったところ、5分でいい感じにできあがりました。
かぜさんなら日本酒のアテにするんだろうと考えながら、自分の家には洋酒しかなかったのでお酒は飲まず、アジだけいただきました。
写真を撮るのは忘れたので画像はありませんが、さすがに新鮮でおいしかったです。
高校までは親の責任、大学からは本人も責任 [2018年10月18日(Thu)]
中学生の子どもが学校に行かなくなりました。
一度、相談したいのですが?と電話が入る。
フリースクールという名称が誤解をうんでいるらしいが、
風月庵では、本人のスクーリングは20歳からと考えている。

 小学・中学・高校と、公的支援が充実してきていることもある。
子どもは公的な支援を受けて、今までの環境(家族・学校・友達他)に近い中で生活することが望ましい(いじめは別)と考える。
 
 高校までは、生徒の家庭環境を、親御さんの視点を変えることで、お子さんは徐々に登校に向かって動き出すと考えている。多くのお母さん・お父さんが、これに挑戦してくださいました。
それは、登校してからも人間関係の調整力において、家族の応援が欠かせないからです。
だから、まずご両親が子どもを支える安全・安心基地となり、
疲れたら休むことの出来る、生きる力を蓄えることの出来る、
そんな家庭に、ご両親に作り直してもらいたいのです。

 原因探しに意味はありません。
親も本人をも苦しめるだけです。
これから出来ることを、
一つひとつ家族みんなで楽しみ(生きる力)を増やすことです。
toshikoshi_soba_family.png
 不登校・ひきこもりの状態にある若者を動かすには、
家族のつながりを作り直すことから始めることが第一歩と
お考えの親御さんに、風月庵をお薦めします。

大学からは本人の責任で変わることも求められますが、
親も家族も変わらなければ、本人が変わり続けることは
難しいと風月庵では考えているからなのです。
気持ちを言葉にする [2018年10月18日(Thu)]
相談に来られる親御さんにいつも先ずお願いすることが、
「気持ちを言葉にしてください」ということです。

 それは、相手の気持ち・自分の気持ちを言葉にすることです。

 多くの場合、親は自分の考えを押し付けた表現をしています。
「明日は学校へ行くの?いかないの?」と押し付けています。
気持ちとなれば、「あなたは学校に行けるかどうか解らなくて迷っているのよね」と子どもの気持ちを言葉にしてみる。
「お母さんも心配しているけれども、きっと難しいのよね」と母の気持ちを言葉にしてみる。

 伝えたい意図や、気持ちは同じでも、
選んだ言葉や、話す順番、気持ちの持ち方で、言葉にして伝えた時、伝わった時の印象は全く変わってきます。
「何、怒ってるの!?ちゃんと言わないとわかんないでしょ!」と攻撃されたなら、相手も攻撃で返してくるでしょう。
ここには気持ちの表現は含まれていません。
怒る→相手の気持ち:いらいらしてるみたい
   自分の気持ち:何が不機嫌なのか心配?
わかんないでしょ!→相手の気持ち:冷静になれずに、不安
          自分の気持ち:困っていて、不安
「怒っているみたいね?心配だわ。落ち着いた時に話してくれると、こっちも少しは安心できるかな。」
 不安な時に「不安なのよね」とやさしく声を掛ける。
怒っている時に「怒っているのね。怖い!こわい!」と控えめに声に出してみる。
 気持ちを受け止めてくれるだけで、人は落ちついてくる。
自分の気持ちをわかってくれていると感じると安心できる。
気持ちがわからなくても、わかろうと懸命に心配してくれている気持ちが伝わるだけでも、安心できる。

まずは、安心を与える。
安心をもらえる家族になろう。
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