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風をあつめて

不登校・ひきこもりの支援活動をしているNPO法人フリースクール阿波風月庵の代表をしているかぜさんです。この活動で色んな若者やその親御さんと会いました。人の心っておもしろいです。僕自身も活動の中で、生き方がどんどん楽になってきました。そんな不思議な心の話をしてみたいなあ!


あめなし(卒業発表会) [2019年02月18日(Mon)]
1月27日、由岐学習交流会(毎4日曜開催)の会場である美波町由岐地域交流センターにおいて「風月庵卒業発表会」が行われた。

風月庵に何年か通った若者たちが、風月庵に来るまでと来てからの成長の過程を語る会で、多くの家族が集まって下さる。

今回は3年間通ってくださったK君の発表だったが、必ず発表をするわけではなく、これまでに5回程開催した。
発表の為にはこれまでの日誌を掘り起こし、スタッフと共に風月庵での活動と自分の変化・成長を振り返る。

忘れていたこと、今は当たり前と考えていることが昔は考えが及ばなかったこと、出かけた先、出会った人の一人ひとり、活動や家族会での色んな家族や仲間との出会い。

その一つひとつを何回かに分けて振り返り、文章にして話し合って整理した内容を、会員の前で発表するものである。

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昨年参加した研修で印象に残った「あめとあめなし」の切り口で、自分が変化・成長した足跡とポイントを説明した。

不登校・ひきこもり青年は自己肯定感が低いので、

「褒める」というあめをたくさんあげてほしい。
罰を与えてはいけない。

そしてその経験の積み上げで、ありのままの自分を受け入れてもらえるという実感をものにすることだそうです。

これは周りの家族や支援者にお願いすることですが、一番難しいのは自分が自分に「あめとあめなし」をできるようになることだと締めくくってくれました。

自分を褒めてやり、決して罰を与えないことを、周りの人たちとの経験や実践で、彼は実につけてこられたのでしょう。

 いざ、成田へ! [2019年02月04日(Mon)]
私の東京ひきこもり時代後半は、東長崎での6ヶ月でした。
そこでは、私の先輩が知人を連れてきては、いつしか私の部屋に2〜3人が、いつも居候をしていました。

いきさつは覚えていません。

しかし、その同居人の友がやって来ては、語り合い、夜を明かし、朝方には解散し、部屋を出て行きます。

 ひきこもりの私は、住人なのでそこにいるのだが、それほど重要視されない存在で、皆の輪の端に位置していました。

 住む所が無い秋田出身の自称詩人は、得意の芸術論を語っては、先人の詩人に対する批判を述べ私に同意を求めるのですが、私にはわかりません。でも、面白かったのです。

 福岡から来たカメラマンは、市民運動に属し報道関係で仕事をしていました。それは雑誌「市民資料」の編集です。

当時、色んな思想が市民の間で拡散され、池袋駅構内では、毎夜帰宅者が集い、輪になり政治的話題を論じ合っていた。
山手線各駅構内では、何処も同じような風景があった。
 
 そんな人が実際を知るために全国の右翼から左翼までの論評を各ニュース別に一覧にした雑誌が「市民資料」だった。

 いつの頃からか、日の出と共に我家から、釘を打ちつけた角棒とヘルメットと白タオルを手にした若者数人が、成田を目指して出かけていき、1週間は帰ってこなかった。

 芸術家にも、カメラマンにも、詩人にも、革命家にもなれない住人は、出かけていく仲間を見送りながら、東京青春時代を温め続けながら、ひきこもっていたのだった。
 
 勿論、彼らと私は語ることは無かったが。

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2019年、新年を迎え思うこと [2019年01月07日(Mon)]
 人の世に、煩わしきこと絶えぬなり。

幾分、そんな考えも納得できるようになってきた。
人とは、考える葦であることから、悩みを生みたいようである。
悩みは人を育て、人と人とを結びつける。

 不登校・ひきこもりに関する支援事業を続けてきて、
この3月1日から19年目に入る。
「3年続けたら、たいしたものだわ!」
と云った父親は、もうこの世の人ではなく、
それでも時折は、父親の言葉や笑顔が見えるときがある。

 再婚して丸6年を越した。
「家族らしい家族をやっとものにできたようだ」と、
夫婦喧嘩が落ち着くと、二人でつぶやき温めあえている。

 色んな若者の人生に立会い、
沢山の家族の姿を学ばせてもらい、
一人ひとり人生の歩みは違っていて素晴らしい。
それぞれの家族が違っていて美しい。
我が家の常識が世間の非常識であって嬉しい。
と実感できることが、自分でも愉快で笑みがわいてくる。

 QOL=人が生き方の質を問われている時代に、
未来を見つめ様とする人が、若者が、一歩を踏みしめる。
その時に心の世界を知ることで、人のつながりと文化の礎を、
生活の一コマから味わってもらいたいものである。

 生き方を楽しくする旨味が隠れているのだから、
悩みも、また、味わい深きこととなるのかな。
サンタがやって来る [2018年12月27日(Thu)]
風月庵には、毎年サンタがやって来る。

風月庵では、協力関係にある団体がいくつかある。
その中に[徳島北教会]がある。

原則第3日曜日の13:30〜15:30の予定で、「こころの会」が風月庵主催で、教会の皆さんと一緒に、教会で開催している。

この内容は別の機会として、秋にはスポーツ交流会、冬には
児童養護施設の子供たちを招いての「子どもクリスマス会」にお手伝いと、クリスマスソングを配達に行く[キャロリング]に参加させてもらっている。

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 今回は勿論、その「子どもクリスマス会」のことである。
風月庵では、絵本の読み聞かせと最後の大役であるサンタ役をさせてもらっている。

 もう16年になるだろうか?風月庵のスタッフやメンバーが、交替でサンタさんを務めてきた。

 クリスマスの話があり、絵本、手遊び、ゲーム、手品、合奏、腹話術と、出し物が次々と上演されて、会場の子どもたちは、「そろそろかな?」と思っていると、司会者から「この教会の前に、今、サンタさんが着きました」とアナウンスされます。

 「サンタさぁ〜ん!」「サンタさぁ〜ん!」の大声で、メンバー扮するサンタが登場します。
まず、インタビューがあり、「何処に住んでいますか?」「何歳ですか?」「トナカイは何処にいますか?」等々が3つ程。

 サンタさんは自分の思うように答えてすましています。
笑いをとれれば大成功! 子どもたちが盛り上げてくれます。

 今年はボランティアスタッフのS君がサンタでした。
毎年、順に演じていきますが、女性のサンタさんもいました。

金沢JAZZ散歩 [2018年11月29日(Thu)]
11月17・18日と「里親全国集会金沢大会」に参加して、19日は息子家族と遊んだ。

翌20日は、息子の車を借りて、地元人気のラーメン屋により、野々市私立図書館【学びの杜;ののいちカレード】で開催の「JAZZ GIANTS 中平穂積展」を見に行った。
ここは、毎年11月にJAZZコンサートとワークを開催していて、この11月25日で25周年になるという。

しかも、中平さんは私がJAZZに出会った新宿のJAZZ喫茶[DIG]のオーナーであり、日大写真学科の大先輩にあたった。
写真展では、60年代の懐かしいJAZZプレイヤー達のホットな演奏映像と粋なプライベイト映像がモノクロでプリントされていた。
あの混沌とした学生時代の東京を思い出させて、なんとも言えぬ懐かしさが心の奥でJAZZを流していた。

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近代的デザインの喫茶コーナーでは、私が独占したシンメトリックな空間の向こうに青空が広がり、空中散歩に時を過ごした。

帰宅後夕食を済ませ、40〜50年間地元に愛され続けたJAZZ喫茶[YORK]にバスで出かけた。
香林坊(バス停)で降り、このあたりかなと思われる周辺を心細く一回りしたが見当たらない。
もう一度バス停から廻り始め、2つ目の角を反対に曲がると、足元に小さな看板があった。

ゆっくりと扉を開けると、静かな部屋から、60年代のSWINNGが私の体全体に流れてきた。
カウンターに一人座り、SCOCH・WISKYとチョコを注文した。ジェレミィ・ステッグのフルート演奏をリクエストしたが、伝わらなかったようだ。
薄暗い部屋の真ん中で、あのアラジンの石油ストーブが温かさを広げ、あふれるJAZZを二人で聞いていた。

私は、過去への散歩を楽しんだ一日となった。
疲れ果てたゲーム大会 [2018年11月29日(Thu)]
風月庵の活動クラスは、基本メンバーがしたいことをしていこうという事になっている。
まずは、自分がやりたいという気持ちや、
「やってみたい!」という好奇心がとても大切だ。

特にない場合とか、言い出しにくい時は、トランプ・UNO・オセロから始まり、囲碁・将棋・四目並べ・五目並べと広がり、自分達のしてみたいことが決まってくると、今回のように、「すずめ麻雀」から本格的に「麻雀」しようとなってくる。

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このゲームクラスのメンバーが2人ですし、今メンバーのHK君が近々卒業するとさらに参加者がほしいという事にで、
「風月庵会員及び卒業生、関係者はどなたでも参加してください。」と11月24日(土)15時集合[ゲーム大会]を呼びかけた。

当日8名が集まり、「僕も、知らないから、やってみたい」との声が上がり、なんとか麻雀を知っているHK君や僕は応援にまわることになった。

知らない者があれやこれやと、些細なことまでHK君に質問しながら進めるので、時間がかかってしょうがない。
今日初めてというS君が親で5回続けて勝ってしまったものだから、1巡するのに4時間近くかかってしまった。

それでも、おもしろかったと言う事なのだろう。次回12月も、麻雀しようとなった。風月庵では、第3の麻雀ブームが到来しようとしている。

4時間集中してやりこんだメンバー達は、後片付けもそのままに何も言わずに帰って行った。
美しい瞳の子 [2018年11月29日(Thu)]
 この子に逢う為に僕は生まれてきたのじゃないか?
その時、僕の心で、誰かが、そうつぶやいていた。

 その瞳の深さと輝きは、いつか世界を救うのではないかと
僕はそのまなざしに信じ込まされた。

 魔力や妖艶さではない、何しろ7歳の女の子が立っていた。
細長い廊下の奥から、ゆっくりとあるいてきた
その少女に、僕はかける言葉を失っていた。

 長い沈黙の後に、言葉が、ゆるやかにこぼれおちた。
「 う つ く し い ひ と み 」

6年前の秋の日に、
9月から学校を休むようになった娘に会って欲しいと、
僕に頼んだのは、母親だった。

 母親の心はココにはなかった。
そして、僕とその子の出会いもその時限りであった。

その少女に、その時、僕は何もいえなかったが、
いつか君が母を包み込んで、君のお母さんを超えて、
いつか、僕に逢いに来てくれることを、
ずっと待っていると、その瞳に映しかけていた。

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君の才能と未来を祈っているからと。

追記;7年前に訪問した時の一コマを思い出して。
好きこそ、おもろいゲームクラス [2018年11月29日(Thu)]
長年訪問して、一緒に遊んでいるT君からメールが入った。
「ゲームクラスの参加を迷っています。
麻雀を教えてもらえますか?」との内容だ。

 風月庵では、自分の興味のある、おもしろいことをクラスにして、仲間と一緒に楽しむことから始める。

 それを「自分クラス」ともいう。
今回なら「T君クラス」ということで、
毎回、麻雀をすることになる。
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 カラオケ好きな子が「自分クラス」でカラオケがしたいというと、
カラオケをすることになる。
 それぞれが、自分の好きなことを一緒にやることで、自分のことを知ってもらい、親しみが増す。
 だから、今度は相手の好きなこと、おもしろいということを
一緒にしてみたいということになる。

 ビリヤードに、行こう!
 ボーリングに、行こう!
 大型ショッピングモールに、行こう!
 遊園地へ遊びに、行こう!

 皆で、一緒の体験が増えていくと、
何気ない会話の中に、一緒の体験が話の中に出てくる。
それは、皆にとっても心温まることだ。

 そんな風に、「心温まること」が増えていくといいもんだ。
あなたも、ひきこもりですか? [2018年11月29日(Thu)]
不登校・ひきこもりは、誰にでも起こる状態であると、
文部科学省も、厚生労働省も、内閣府でも云っています。
それは、どういうことでしょうか?

不登校・ひきこもりの状態にある少年・若者には、
共通した特性があり、その特性が強められていくと
社会適応障害の状態になるということです。
そして、その特性は、社会参加に支障があるかどうかが境目であるが、
気持ち特性・心理特性・思考特性・認知特性・コミュニケーション特性を、
誰でも持っているもので、成長過程ではその違いが判別しにくいのです。

 では、次のようなことを、あなたは「自分のそうだ!」と思われますか?

・ 月曜などの休み明けに、職場(学校)に行くことで気が重い。
・ 信号機が赤になり、交差点で停車すると、運が悪いと思う。
・ 人が集まり話していると、自分のことを悪く言われているのでは?と気になる。
・ 先々物事を考えて、その通りにいかないと、能力が低いと思う。
・ 上司(先生)に誰かが叱られていると、自分も一緒に叱られているように思う。
・ 怖い夢、悲しい夢をよく見る。その夢もカラー・鮮明・現実的である。
・ 待ち合わせ場所には、その時刻丁度に着きたい。
・ 約束は守らないといけない。それが出来て当たり前だと思う。
・ 人の気持ちが解るし、どういう答え(反応)を求めているかも解る。
・ 何かを始める前に、出来ないという確信の様なものがある。

これらの事柄を、自分も実感できる人
あなたは、ひきこもり予備軍、
あるいは既に、ひきこもり状態にいるのかも・・・?

これは、風月庵見解です。そういう見方も出来るのか!と、ご参考にまで。
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喪に服す [2018年11月05日(Mon)]
以前聞いた話で、中国で、科挙で役人になる時代に
家主が亡くなった時に、その後を継いだ家主になる人は、
1年間休みがもらえる制度が、喪に服するという源らしい。

 後を継がんとする主は、今までの家、
先代の指針や志向や事の判別や趣に鑑み、
今後の家の行く末や己の生きる道筋を
模索する一年として過ごすのだそうだ。

 ある会社では、勤続15年を超えると、
1年間の有給休暇がもらえ、仕事以外の何を
してもよいらしい。

 社会人として、日本人として、世界人として
幅のある学びを身に付けて、再び会社に貢献すると共に、
社会に貢献できる社会人になってもらいたいと言う事らしい。

 不登校・ひきこもりは、長い人生において、
喪に服する一年間と同じではないか?!
ただ、1年なのか、3年なのかは別として。

 これまでとは違った今後本人に合った生き方を考える、
新しい挑戦を準備する、
実践する一年を、親にも学校にも与えてもらいたい。

まず、不登校になったなら、1年間の有給休暇を与える制度を、
文科省にお願いしたいものだ。
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