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For Inner Peace and World Peace
心にやすらぎを  世界に平和を



平和は、私たちの足もとから身近なところから広がり…、
すべての命への慈しみとともに、家庭から、街の中から、国々から、世界へと…。

このブログは、先人の残した愛と平和のメッセージと共に、各方面で活躍する皆様
よりお寄せいただいたメッセージを、多くの方々と分かち合うことができますよう
公開しています。

War is the work of man.
War is destruction of human life.
War is death.
To remember the past is to commit oneself to the future.
To remember Hiroshima is to abhor nuclear war.
To remember Hiroshima is to commit oneself to peace.

"Monument Commemorating Pope John Paul U's Appeal  for Peace"


戦争は人間のしわざです。
戦争は人間の生命を奪います。
戦争は死そのものです。
過去を振り返ることは、将来に対する責任をになうことです。
ヒロシマを考えることは、核戦争を拒否することです。
ヒロシマを考えることは、平和に対しての責任を取ることです。


 (広島平和資料記念館・平和モニュメントに刻まれたローマ法王のピース・アピール)






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グローバル・ゼロ運動 広島平和メディアセンターNews
http://www.hiroshimapeacemedia.jp/mediacenter/article.php?story=20090325192452968_ja






原子力委員会 国民の「意見」募集[2011年04月21日(Thu)]
2011年3月12日に起こった福島第一原発の事故は、各国の原発政策に大きな衝撃と転換を与えるものとなりました。

日本の内閣府原子力委員会は、参考にするものとして原子力政策に対し ”広く国民の意見”を求めています。
http://www.aec.go.jp/jicst/NC/tyoki/tyoki_oubo.htm

ご意見投稿フォーム
https://form.cao.go.jp/aec/opinion-0016.html

原子力大綱はこちらから
http://www.aec.go.jp/jicst/NC/tyoki/tyoki.htm

日本のエネルギー政策を原子力から自然エネルギーに。


Posted by そよ風さん at 14:58 | ピース ニュース | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

福島原発事故〜緊急上映「100,000年後の安全」[2011年04月01日(Fri)]
4月2日から渋谷UPLINKにて『100,000年後の安全』が緊急上映されます。


     「ある日、人類は新しい火を発見した。しかし、その日は強すぎて消すことができなかった…」
                                    マイケル・マセドン監督


フィンランドのオルキルオトに建設中の、
原発から出る高レベル放射性廃棄物の最終処分場"オンカロ(隠された場所)"と呼ばれる施設に、世界で初めてカメラが潜入したドキュメンタリー作品です。

http://www.uplink.co.jp/100000/

高レベル放射性廃棄物は安全な状態になるまで、
10万年間かかると言われています。
フィンランドでは、固い岩盤を掘削し地下500メートルに
まるで地下都市のような巨大な施設を、
自国の原発から出る放射性廃棄物の
最終処分場として作る事を計画しています。
現在の段階では正式に運用されるのは2020年を予定しています。


アップリンク(東京・渋谷)は、福島原発の放射能汚染の事故が起き、原発に関する知識を得る事を必要としている人々の要望に応えようと、4月2日から緊急公開を決定。
ぜひ、ご覧下さい。
http://www.uplink.co.jp/100000/

Posted by そよ風さん at 08:14 | ピース ニュース | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

“平和の灯”を点すトリウム原発開発[2011年02月11日(Fri)]
http://yamada-shuzo.dreamlog.jp/archives/52017909.html
「衆の雑感」ブログより

携帯電話やパソコンなどハイテク製品に必要不可欠なレアメタル(希少金属)の一種であり、中国の輸出枠削減を受けて先高観が強まるレアアース(希土類)鉱山の開発が世界中で盛んです。しかし、レアアース鉱山で掘り出される放射性物質「トリウム」を含んだモナザイト(モナズ石)等の鉱物資源については、放射能を帯びた厄介な不純物としてトリウムを取り除かなければならず、その使い道が確立されていません。また、トリウムを安全に廃棄するための処理コストも嵩んでおり、トリウムを核燃料として使う原子力発電(トリウム原発)の普及が俄に注目されています。

モナズ石


<出所>独立行政法人産業技術総合研究所地質調査総合センター地質標本館
モナズ石は、花崗岩や片麻岩、砂鉱床から産出され、セリウム・ランタン・イットリウム等のレアアースを含む燐酸塩鉱物です。特にインド産モナズ石には、重量の約8%という高濃度のトリウムを含み高品質です。

レアアース採取とトリウム利用を両輪の如く扱うトリウム原発では、解体した核兵器や使用済み核燃料に含まれる有害な放射性廃棄物であるプルトニウムを、トリウムと一緒に燃やせば殆ど消滅できる点が最大のメリットです。トリウム自身が核分裂をしないため、火種としてプルトニウムを使うことで燃料利用と廃棄処理が両立します。また、トリウム資源保有国も米国や豪州、インド、カナダなど政情的に安定した国々に分散しており、手付かずになっているため保有量も合計130万tと潤沢です。そこで、レアアースの副産物として各国が個別で蓄積しているトリウムを戦略的に備蓄するため、“核の番人”と呼ばれる国際原子力機関(IAEA)で創設を検討している「核燃料バンク」の対象にトリウムを加え、トリウムが不用意に廃棄されることなく核燃料として保管するという観点から共同管理(トリウムの商品化・トリウムの取得保証・トリウム価格の高騰抑制等)することも一考に値するのではないでしょうか。


“Thorium Minerals Yearbook 2011(USGS)”

これまでトリウム原発が日の目を見なかった主な理由としては、第二次世界大戦後の米ソ冷戦構造や核開発競争に伴い原子力の民生利用と軍事利用が密接に結びつき、核兵器に転用可能なプルトニウムを生成する原発の核燃料としてウランを使う軽水炉(ウラン原発)が主流となった結果、トリウム原発の要諦となる溶融塩(液体)炉の実用化が遅々として進まなかったためです。溶融塩炉は、軽水炉と比べて単純なシステムであることから安全運転が確保し易く小型化(大型の軽水炉に見られる大規模集中型のベースロード電源から小規模分散型のピークカット電源への移行)に適し、軽水炉と違い沸騰しづらいため圧力が低く、高い熱効率で運用性・経済性にも優れています。温室効果ガス(二酸化炭素)の排出量や放射性廃棄物の負担を大幅削減し、設置場所の制約解消に寄与するトリウム原発がウランを代替する核燃料と新規原子力産業の興隆を促します。



溶融塩炉では、トリウム232(天然・非核分裂性)+中性子→トリウム233→ウラン233(核燃料)となります。トリウムをウランに変換する中性子源としてプルトニウムを使います。ウラン233は、強力な電磁波であるガンマ(γ)線を同伴するため核兵器への転用が困難です。そして、軽水炉で用いられる制御しづらい金属製の燃料集合体(出力変動に弱い燃料棒の束で、1年程度の間隔で交換を強いられる)格納容器やシュラウド(炉心部を構成する燃料集合体・制御棒等を内部に収納する円筒状の構造物)を冷却するための海水が不要なグラファイト(温度変化に強い黒鉛)部分で核分裂反応を冷やさずに保つ仕組みです。

 日本では現在、再処理工場(青森県六ヶ所村)の本格操業が待たれるなか、発電後にウランから発生される残渣であるプルトニウムの扱いに腐心しており、苦肉の策としてプルサーマル発電や高速増殖炉「もんじゅ」開発を行っています。余り馴染みのないトリウムについてもウランと共に「原子力基本法」で既に定義されており、トリウム原発の実用化に支障は全くありません。原子力を地球温暖化対策の切り札とする先進国のみならず経済成長でエネルギー需要が伸びている新興・途上国において原発導入の動きが活発化している「原子力ルネサンス」である一方、国内では脱原発や原発反対の不毛な「原発漂流」議論が続いている原子力政策を打開すべく、今こそ地球温暖化防止やエネルギー安定供給、そして核軍縮・核不拡散という崇高な理念に基づく「核なき世界」の実現に向け、軽水炉に固執・拘泥せず高速増殖炉の呪縛に囚われることなく、“平和の灯”を点すトリウム原発開発に唯一の被爆国である日本がリーダーシップを発揮して取り組むべきであると考えます。

 世界の核兵器の9割以上を占める核超大国である米国とロシアとの間で2011年2月5日、新しい核軍縮・核不拡散の枠組みとなる「第2次戦略核兵器削減条約(STARTU)」が発効しました。また、核兵器の原料となるプルトニウム等の生産に歯止めを掛けるための「兵器用核分裂性物質生産禁止(カットオフ)条約」を推進する動きも加速しています。近い将来、エネルギー戦略の要諦となるトリウム原発を梃子に、人類が核兵器のない恒久的な平和を享受しながら地球環境を守り、子々孫々に禍根を残さない持続可能な社会が構築されることを期待しています。

【補足1】1955年に制定された原子力基本法の第3条(定義)
この法律において次に掲げる用語は、次の定義に従うものとする。
1 「原子力」とは、原子核変換の過程において原子核から放出されるすべての種類のエネルギーをいう。
2 「核燃料物質」とは、ウラン、トリウム等原子核分裂の過程において高エネルギーを放出する物質であつて、政令で定めるものをいう。
3 「核原料物質」とは、ウラン鉱、トリウム鉱その他核燃料物質の原料となる物質であつて、政令で定めるものをいう。
4 「原子炉」とは、核燃料物質を燃料として使用する装置をいう。ただし、政令で定めるものを除く。
5 「放射線」とは、電磁波又は粒子線のうち、直接又は間接に空気を電離する能力をもつもので、政令で定めるものをいう。
(網掛けは筆者)

【補足2】核兵器には、大きく分けて弾道ミサイル等で大陸や大洋を跨いで攻撃する長距離の「戦略核」と、直接的な戦場で使う短距離の「戦術核」があります。STARTUの削減対象は前者です。

<参考文献>
『平和のエネルギー―トリウム原子力』
亀井敬史・(財)国際高等研究所招聘研究員著、雅粒社、2010年
ISBN 978-4-9901388-6-8

Posted by そよ風さん at 19:40 | アーカイブ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

国際的ギタリストBUNKEN Live & 話題作「二重被爆」上映[2011年01月31日(Mon)]
国際的ギタリスト・BUNKEN/長野文憲さん ギター Live
      &今 世界が注目のホットな話題映画「二重被爆」上映会にご招待 



2011年3月19日午後、杉並区のシアター「座・高円寺」で国際的に注目を浴びている映画「二重被爆」上映とギタリスト:BUNKENさんの演奏会が開催されます。

 杉並被爆者の会「杉並光友会」は、第17回交流セミナー(3月19日(土)午後1時30分〜4時30分)を開催します。春一番のこの「二つの注目イベント」に先着250名を招待します。

花火参加ご希望の方は、往復はがきに必要事項を書いて3月5日までに、杉並光友会にお送りください。返信用ハガキが入場整理券になります。

問い合わせ先:03 3390 8556 (杉並光友会・籾倉)

花火詳しくは、PDFをご覧下さい。↓
PDFをクリックすると、大きなポスターをご覧頂けます。

Posted by そよ風さん at 14:17 | ピース ニュース | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

露上院、新STARTの批准承認[2011年01月28日(Fri)]
【モスクワ=貞広貴志】ロシア上院は26日、米露首脳が昨年4月に署名した核軍縮条約「新戦略兵器削減条約(新START)」の批准を全会一致で承認した。


 下院は25日に承認済み。米上院も昨年12月に承認手続きを済ませているため、同条約は両国による批准書の交換を経て、近く発効する。

 新STARTは、米露両国が発効から7年が経過した2018年までに、戦略核弾頭の配備数を現在より約30%少ない1550発以下に減らすとうたっている。長距離ミサイルなど核弾頭の運搬手段の配備数も700までと制限しており、オバマ米大統領が提唱する「核兵器のない世界」実現に向けた一歩となる。

 ただ、露議会は批准承認法案に、「米国などのミサイル防衛(MD)配備がロシアの安全保障に影響を与えた場合、条約を脱退する」という趣旨の条項を盛り込んだ。今後、北大西洋条約機構(NATO)による欧州MD計画の展開によって、核軍縮の進展に遅れが出る恐れがある。

(2011年1月26日23時41分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110126-OYT1T01061.htm?ref=mag


Posted by そよ風さん at 13:54 | ピース ニュース | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

「あの日の真実をあなたに伝える」杉並被爆者の会、交流セミナー[2010年11月13日(Sat)]
戦争から65年を超えて、ヒロシマ・ナガサキ「あの日の真実をあなたに伝える」ライブと講演が、11月27日(土)杉並区で開催されます。 

リボン
交流会チラシPDF (アクセス地図をご覧いただけます。)



リボン
先着準100名様どなたでもご参加いただけます。
お誘いあわせてご参加下さい。(入場無料)


開催日時:平成22年11月27日(土) 午後1時30分 〜 16時30分 
会   場:杉並区立高円寺障害者交流館 1階集会室




第一部  ライブとトーク 〜いのちといのり〜 
      シンガーソングライター 佐々木 祐滋





祐滋 in 広島・地球ハーモニー  2010/08/06




第二部  講演 原爆投下の真相を紐解く 「原爆が投下された本当に理由」
      進藤榮一  筑波大学名誉教授
   


お問い合わせ:杉並光友会 黒電話& Fax: 03 3390 8556 (籾倉)




Posted by そよ風さん at 00:41 | ピーストーク & コンサート | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

日本の核軍縮決議案採択…国連委、反対は北のみ[2010年10月28日(Thu)]
【ニューヨーク=吉形祐司】国連総会で軍縮を扱う第1委員会は26日、日本政府が提出した核軍縮決議案「核兵器の全面的廃絶に向けた共同行動」を賛成154、反対1、棄権13で採択した。




同様の決議は17年連続。過去10年間反対していたインドが棄権に回ったことから、反対は北朝鮮のみで、孤立が鮮明となった。決議は12月の総会本会議で正式に採択される見通し。

 賛成は昨年の170に及ばなかったが、共同提案国は米国を含む過去最多の90か国で、核兵器保有国では、棄権した中国を除く米英仏露が賛成した。

 一方、棄権には、過去5年間賛成だったブラジル、メキシコ、南アフリカなどが加わり、昨年の8から増加した。核兵器国が非核兵器国を核攻撃しないことを法的に求める点が、決議案になかったためとみられる。

(2010年10月27日11時12分 読売新聞)

Posted by そよ風さん at 08:54 | ピース ニュース | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

NPT会議に渡米NGOが「報告書」・ナガサキ[2010年10月25日(Mon)]
NPT再検討会議:「核廃絶、世界へ訴え」 渡米NGOが報告書 /長崎
毎日新聞 10月15日(金)17時50分配信

 今年5月に米ニューヨーク市の国連本部で開催された核拡散防止条約(NPT)再検討会議に合わせて渡米した、NGO「地球市民集会ナガサキ」実行委員会(朝長万左男委員長)がこのほど、渡米の報告書を作成した。米国の臨界前核実験で「核兵器なき世界」への道筋が揺らいでいるが、メンバーは「だからこそ長崎は今、核廃絶を世界に訴えなければならない」との意欲を強めている。【錦織祐一】






 代表団は、朝長さんの他、長崎原爆遺族会顧問の下平作江さん(75)、前高校生平和大使の長崎北高3年、林田光弘さん(18)−−ら、被爆者9人を含む15人。

 代表団は4月30日〜5月8日に渡米。現地の学校を訪問して被爆体験を伝えたり、今年4月に78歳で亡くなった被爆者の語り部、吉田勝二さんを描いた紙芝居を上演した。報告書では、メンバー全員が渡米の総括をつづり、活動の写真もカラーで紹介している。

 下平さんは「私と同じように最後の機会と思って参加した被爆者は(中略)『核兵器と人類は共存できない』と必死の思いで訴えました。この思いが少しでも世界の人々に伝わり、核兵器廃絶の道筋が一日も早く作られることを念願します」と書いた。

 団員で報告書をまとめた被爆者の川上正徳さん(67)と、被爆2世の池田真樹さん(51)は「被爆者の『自分たちには残された時間がない』という切実な思いが、核兵器廃絶を目指す行動につながっている。そういう意志を伝えたい」と話している。

 希望者には500円で頒布する。問い合わせは、実行委(095・844・6801)。
〔長崎版〕

10月15日朝刊

Posted by そよ風さん at 14:51 | ピース ニュース | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

軍縮教育家・キャサリン・サリバン博士を迎え 「被爆者の声を受け継ぐ映画祭」ファイナル[2010年10月10日(Sun)]
軍縮教育家・核問題専門家、キャサリン・サリバン博士、10月下旬来日。(立教大学招聘)


時を同じくして開催される「被爆者の声を受け継ぐ映画祭 2010」でも、サリバン博士の講演が実現することになった。




チラシをクリックすると大きくなります。


今年4月、国連で行われた「NPT再検討会議」の成果を踏まえ、それを今後に活かし核兵器
の無い世界実現に向けた展開の摸索等、専門家の視点から貴重な分析と提言が期待されています。


花火 開催日:2010年10月31日(日) 午前10時 〜 午後5時15分
場所:明治大学(駿河台キャンパス) リバティホール

参加チケット:一般 ¥1000,- 学生 ¥500,-
( チケットは、当日、窓口でもお求めいただけます。)
チケット申し込み&お問い合わせ:共同映画梶@03−5466−2311
email: eigasai@gmail.com


花火プログラム詳細 
10月31日(日)

プログラム5 am 10:00 − 13:00 
ドキュメント フィルム「核のない21世紀」
ドキュメント フィルム「フラッシュ オブ ホプ」






プログラム6 Pm14:00 − 17:00
ドキュメント フィルム "The Last Atomic Bomb"「 最後の原爆」

リボン 講演: キャサリン・サリバン 
                質疑応答(25分予定)


  

Posted by そよ風さん at 21:59 | ピース ニュース | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

2010 年NPT運用検討会議の成果と今後の核軍縮[2010年10月10日(Sun)]
立法と調査 2010.10 No.309より抜粋

http://www.sangiin.go.jp/japanese/annai/chousa/rippou_chousa/backnumber/2010pdf/20101001014.pdf


一橋大学 国際・公共政策大学院 秋山信将

1.はじめに

2010 年核兵器不拡散条約(NPT)運用検討会議(議長:リブラン・カバクトゥラン比大使)が5月3日から28 日までニューヨークの国連本部で開催された。NPTの運用検討会議は、条約第8条に従い、条約の履行及び運用状況について検討し、さらに条約の目的の達成を促進するための方策について議論・決定することを目的として、5年に一度開催される。

今回の運用検討会議は、失敗に終わった2005 年の会議を受け、その成功が国際社会
から強く望まれていた。しかし、NPTおよび運用検討会議を取り巻く国際情勢は、楽観的な要素と予断を許さない、難しい要素が混在していた。

核軍縮の面においては、キッシンジャーらいわゆる4賢人がウォール・ストリート・ジャーナル紙に2007 年に発表した評論の中で「核なき世界」の概念を打ち上げ、それに共鳴したオバマ大統領は、2009 年4月にプラハにおいて「核なき世界」を目指すことを謳う演説を行った。2010 年4月には、核の役割の低減を盛り込んだ『核態勢見直し(Nuclear Posture Review)』を発表2し、さらに米ロが新START(戦略兵器削減条約)に合意するなど、核軍縮に向けた機運が高まっていた。また米国は2009 年の準備委員会から協調的な姿勢を示すなど4、成功への期待感を高める要素があった。

その一方で、「原子力ルネサンス」という言葉に象徴されるように、逼迫するエネルギー需給の見通しや地球温暖化問題への関心の高まりから、原子力の新規導入や増設を計画する国が増加し、原子力への需要が高まっている。すでに、北朝鮮やイランの核開発問題を抱え、国連安保理決議による制裁などにもかかわらず、国際社会は実際の拡散事案の解決をすることができないでいる。このような中での原子力への関心の高まりは同時に、核拡散に対する懸念がさらに高まることを示唆する。

核拡散の懸念に対しては、2000 年代に入って様々な手法が新たに議論され、あるいは導入されるようになってきた。例えば、エルバラダイ前国際原子力機関(IAEA)事務局長が提唱し、米国やロシアなども構想を提唱する核燃料サイクルの国際管理、大量破壊兵器(WMD)や関連資機材の移転を公海上や上空などで阻止することを目的とした国際的な協力の枠組みである拡散に対する安全保障構想(PSI)、非国家主体がWMD拡散に関与することを国内法で禁止する国内法制の充実を義務付ける国連安保理決議15407などである。

また、NPTの枠の中では必ずしも直接扱われては来なかった核テロ(もしくは核セキュリティ)の課題についても、米国が自国の安全保障上の脅威として極めて重要な位置付けをし、4月にはワシントンで47 か国の首脳などを集めて「核セキュリティ・サミット」を主催したことなどから、この核セキュリティがNPTとどのような関係にあるのか、今後どのような関わりが生まれるのかも興味深い点であった。これらの核不拡散、核セキュリティをめぐる論点は、NPT第4条の平和的利用の「奪い得ない権利」との関係において、原子力供給国側と、受領国の多い非同盟諸国(NAM)グループの間で見解の隔たりが存在し、これらの事項については合意が難航することが予想された。

さらに、2007 年に米国がNPT非加盟国であるインドとの間で原子力協力協定の締結で合意したことは、核不拡散をめぐる国際秩序の規範のあり方に波紋を投げかけた。

米印の合意は、NPTの三本柱である「核軍縮」、「核不拡散」、「原子力の平和的利用」
の間に存在すると信じられている「グランド・バーゲン」のバランスを崩壊させかねないインパクトを持っていた。実際に国際秩序にどのように影響が出るのかは今後の評価を待つ必要があるが、後述のように今回の運用検討会議においてはその議論の行方に影響を与えたといえよう。

最終文書の内容を見ていくと、これから核軍縮、核不拡散を進める上で手掛かりとなるような、前向きに評価すべき点と、コンセンサスが得られずに積み残された重要課題が見えてくる。また、最終文書に向けたコンセンサス形成の過程を見ると、「グランド・バーゲン」を構成する諸価値の間の新たなバランスのあり方や、「グランド・バーゲン」をめぐる新たな政治力学が見えてくる。それは、核不拡散・核軍縮をいっそう進め「核なき世界」を実現させることが前途多難であることを予感させる。本稿では、最終文書の核軍縮の分野の分析を中心にこのような問題点について論じる。

花火全文:
http://www.sangiin.go.jp/japanese/annai/chousa/rippou_chousa/backnumber/2010pdf/20101001014.pdf


Photo:天の欠片さん

Posted by そよ風さん at 21:19 | アーカイブ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

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