新年メルマガ [2011年01月01日(Sat)]
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□■□■□加藤哲夫の蝸牛庵日乗 2011年1月1日 第15号□■□■□
メルマガ読者の皆様、ご無沙汰いたしております。 なんと一年ぶり!ではないでしょうか。 ほんとうにすみません。 ブログ読者の皆様、一年間のお付き合い、ありがとうございました。 特に、4月末に入院以来、8月末に再度の入院と手術という大事件があり、 皆様には、ほんとうに心配をかけました。 そして、いろいろと励ましをいただきありがとうございました。 ブログとメルマガの使い分けができていないところに、最近はツイッターなどと いうものも登場して、どうしたらいいんや!!と悩む時代になりました。 恒例の2010年をふりかえるメルマガをお届けいたします。 目次にすると、こんな感じです。 □1.入院と手術の苦しい一年でした。 □2.仕事と生き方の転換を始めました。 □3.組織は確実に成長し、世代交代していると思います。 □4.こんな仕事もしてきました。 ということで、まず ■1.入院と手術の苦しい一年でした。 メルマガの読者の方の中には、初めて聞く話の方もいらっしゃるかと思いますが、 ブログではずっと書いてきたので、詳しいことはブログに譲ります。最低限のこ とをお知らせしておきます。 4月は、16日に福島県会津柳津町の花ホテル講演会、24-25日と秋田県由利本荘市 での廃校サミットと続き、どうも体調が思わしくないと思っていたところ、突然 連休初日の4月29日、腹部激痛で救急車入院いたしました。かなりの熱と痛みに 耐えて、抗生剤の効果もあってか、5月14日に退院いたしました。原因は、膵の う胞という膵液が漏れて溜まった状態と説明され、水溜りが小さくなったから退 院ということでした。無理をせずにいれば大丈夫と考え、6月から仕事を再開、7 月、8月と結局元通りの仕事のペースになってしまいました。 http://blog.canpan.info/katatsumuri/archive/162 あの暑い暑い夏に仕事のペースを落とさずにいたつけでしょうか、8月26日には 再び緊急入院、今度は抗生剤もあまり効かず、長い入院になってしまいました。 その中で、どうしても手術して肥大した患部を除去した方がいいという判断で、 10月20日に手術をいたしましたところ、開腹して初めて膵臓がんとわかり、癒着 していた患部と胃と大腸の一部と脾臓と膵臓の5分の4を摘出するという大手術に なりました。 http://blog.canpan.info/katatsumuri/archive/303 術後の苦しいリハビリに励み、手術後2週間の11月2日には驚異の短期間で退院に こぎつけました。目下、自宅療養をしつつリハビリに励んでいるところです。 なんにしても、膵臓がんという大変な部位でのがん発見で、危機一髪でした。執 刀医の果敢な判断、かなり特殊な膵臓がんであること、転移していなかったこと など、奇跡がいくつか重なって、最悪の事態を避けることが出来て、いまのとこ ろ生存しています。まさに九死に一生を得た思いです。 市民活動を続けてきて30年くらい、特に、薬害エイズ訴訟の支援に関わってから 約20年になります。その間、ほんとうに年中無休、一日15時間勤務状態でしたか ら、さすがにカラダも嫌だというメッセージを出したのだと思います。 たくさんの方々に迷惑をかけてしまいました。またたくさんの方々から励ましと ご配慮をいただきました。ありがとうございます。昔はほんとうに孤立無援の闘 いと思っていたら、たくさんの人たちに支えられるようになったのだということ を改めて実感させられました。だからこそ、もう一人で頑張らなくていいと素直 に思えたのが、入院効果でしょうか。 年末の最終検査でも、異常なしという判定をいただきましたので、今の段階では 転移はなく、元気に新年を迎えることが出来ることを感謝したいと思います。 詳しいことは、こちら↓でご覧下さい。 □理事オピニオン「病気と仕事と人生と・・・」 http://blog.canpan.info/minmin/archive/412 ■2.仕事と生き方の転換を始めました。 ということで、仕事と生き方の転換です。この20年間、自身に課したミッション、 つまり「日本の社会の中で市民活動の認知を高め、市民参加を社会システムの一 環として必要不可欠の存在する」ことはほぼ達成したと思います。 そして、もうひとつの「地方において、市民活動を支える民間の力強い支援組織 をつくる」というミッションも、せんだい・みやぎNPOセンターとして結実し ています。 これ以上、無理の利かないカラダになってしまったこともあり、少し落ち着いて、 私でなければ出来ない仕事を選択してやっていくことを決断しました。今までは 年間100回から150回もさせていただいていた講演・セミナー・ワークショップ講 師などは、事務局長や幹部スタッフが担い手として成長してきましたから、選手 交代をいたします。 組織の経営のトップとしての意志決定は、理事会の皆さんと相談の上、しばらく は随時関わっていくことになりますが、これも世代交代を進めていきます。 今までもなかなか思い通りに行かなかったことで、私がしたいことのひとつが、 もっと原稿を書き、発言していくことです。それもNPOの世界にとどまらず、 もっとこの世界の成り立ちと現状について積極的に発言していきたいという思い がますます高くなりました。その分野で新しい何かを切り開ければと思っていま す。一部ですが、退院後のブログに掲載しています。 □蝸牛試論「尖閣諸島問題を考える」 http://blog.canpan.info/katatsumuri/archive/301 □蝸牛試論「いわてNPOセンター破綻の教訓」 http://blog.canpan.info/katatsumuri/archive/321 □蝸牛随想「二人の老い」 http://blog.canpan.info/katatsumuri/archive/304 □蝸牛随想「街場のメディア論を読みながら」 http://blog.canpan.info/katatsumuri/archive/306 □理事オピニオン「地域の支援はどうあるべきか?」 http://blog.canpan.info/minmin/archive/369 □理事オピニオン「異動の季節と転校生」 http://blog.canpan.info/minmin/archive/304 □理事オピニオン「仙台市、そして宮城県は本当にNPO先進市(県)か?」 http://blog.canpan.info/minmin/archive/255 そして、もう少し仕事漬けではなく、人間らしい生き方を享受しても良いのでは ないかと思っています。まあ、仕事漬けも人間らしいのですがね。 精神的時間的な余裕のある日常を送りたいものだと思っているところです。具体 的にどうするかは、これからですが・・・ ■3.組織は確実に成長し、世代交代していると思います。 一年前のメルマガ(2010.1.1)に私は以下のように書いています。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ しかし、こんな中でしたが、センターは大きな変化があり、厳しい夏を越えてス タッフがより責任を持って働く体制が構築できたのではないかと思います。いろ いろ苦労はありましたが、実はそれが昨年一番の成果だと考えています。なにし ろ40人近くのスタッフが4つの施設と1つの事務所で働いています。意識を統一し、 組織力を高めるには、それなりのリーダーシップと大きなエネルギーがいります。 私ももう60歳になり、身体もなかなか思い通りに動かなくなっています。いつま でもこの組織のトップをやっているわけにはいかないと思っています。スタッフ が育つのは嬉しいものです。 ちなみに誤解のないように書いておきますが、センターは基本的にボトムアップ 型の組織でして、私が一人で決めているものはほとんどないと言っていいのです。 私がしている仕事は、スタッフと幹部が考えたことの修正と追認と対外的な責任 を負うこと、スタッフの研修、方向性と戦略議論の取りまとめ、外部理事への説 明責任、対外的な発言と発信により方向性を示すこと、対外折衝、内部統制シス テムの確認などです。 いろいろなところで後継者難ということばが語られますが、あまり気にしていま せん。私の代わりはそう簡単にはいないと思いますが、ちゃんとした組織になっ ていれば、私が突然いなくなっても、なんとかやっていけるものです。そして、 そういう組織になってきたと思います。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ どうでしょうか。病気でリタイアを余儀なくされている現状を良く予見している のではないか、と思っています。ここ数年、確かにそういう予感があったのです。 そして、私が留守の間、理事会と幹部職員を中心に全員野球で危機を乗り切って くれたと思います。 そういう意味で、私は全然心配していませんでした。これで組織がボロボロにな るなら、今まで私がやってきたことは無意味だったということですから、そんな はずはないと信じていました。そして、理事会とスタッフは見事に応えてくれた と思います。また、仕事の上での取引先や関係者の皆さんもさまざまな配慮をし ていただきました。ありがたいことです。感謝申し上げます。 ■4.こんな仕事もしてきました。 上記のような実情でしたから、たいしたことは出来ていませんが、この1年をふ りかえると、こんな仕事もしてきたでした。もちろんこれら以外に、スタッフは たくさんの仕事を担っています。 □大分県で連続講座を引き受け、「学びの協働隊」というネットワークが誕生し ました。参加団体の方々が互いに支援しあうという地域支援のひとつの形が生ま れたことはとても嬉しいことでした 学びの協働隊ブログポータル http://blog.canpan.info/manabitai-oita/ 地域の支援はどうあるべきか? http://blog.canpan.info/minmin/archive/369 □ソーシャルビジネス支援を形にしました。 ・フラスコおおまち http://blog.canpan.info/minmin/category_35/ ・ソーシャルビジネスネットワーク大学東北キャンパス http://blog.canpan.info/sb-minmin/ ・みやぎソーシャルビジネスネットワーク(MSBN) http://blog.canpan.info/msbn/ □コミュニティ自立研究会は、5年間のまとめを本にします。 http://blog.canpan.info/katatsumuri/archive/320 2011年がより良い年でありますように。 そして皆様のご活躍を祈念いたしております。 加藤哲夫 |

