今回は林業女子会@岐阜でご一緒している
林業ママ・寺田さんを訪問しました。
寺田さんが暮らしている美濃市片知地区。
そこの板山集会場の前に、地面の平らな林があり、いつもそこで
林業女子会メンバーを中心に伐採体験をしているそうです。
私も前々からお声がかかっていましたがなかなか予定が合わず、
今回初めて伺うことができました!!
林業ママ・寺田さんと息子さんのハルキくんです。
寺田さんの自己紹介などは
林業女子会@岐阜のブログに載ってます。
http://www.musublog.jp/blog/ringyoujosikaigifu/?entry_id=11122
あいにくの天気でしたが、午前中はチェンソー伐採体験。
他に女子会メンバーがいなかったので、地元の方にマンツーマンで
初歩的なことから教えていただきました。
伐採する木にロープを取り付け中。
不注意なことに、わたくし途中までヘルメットするのを忘れて
作業しておりました…
安全管理は大事ですよね。気をつけます。
見本として、伐採した木を寺田さんが枝払いしてくれている様子。
息子のハルキくんをおんぶしながらの作業。
こんな林業家&こんなお母さん見たことない!!笑
作業中終始一貫指導者の方が言われていたことがあります。
それは
「先をイメージしながら作業する」こと。
伐採する時も、受け口をつくって追い口をつくって木がどっちに倒れて、
もし自分の方に倒れてきた場合の逃げ場を想定しておいて、
一連の流れを頭に描いて伐採する。
玉切りにする時も、上から刃を入れたら木にどんな力が働くか、
枝払いする際どこを先に伐ればスムーズに作業できるか…などなど。
常に先をイメージして仕事することで効率的に作業ができるし、
安全なのですね。
先を読むというのはどんな仕事でも大事なことですな。
午後は寺田さんに片知地区の案内をお願いしました。
ここの森林は「分収林」と呼ばれる林が大多数を占めているのだと
寺田さんが説明してくれましたが…
分収林ってなんだろう?
こういう時にはググってみましょう☆(←使い方あってるかな)
国有林野法(昭和26年法律第246号)に基づく分収造林
(従来「部分林」と称していたもので、国有林野について契約により、
国以外の者が造林し、その収益を国及び造林者で分収する森林)と
分収育林(国有林野の生育途上の若齢人工林について国以外の者が
育林費の一部を負担し、その収益を国及び当該負担者が
分収する森林)の面積をいう。
だそうです。
ちなみに↓のページでいろいろ書いてあるので見てみてください。
http://www.weblio.jp/content/%E5%88%86%E5%8F%8E%E6%9E%97
片知地区と国で収益を折半するという契約で所有している分収林。
ある程度の面積を皆伐して収益を分け合うという内容で
契約を結んでいるため、時期がくると
皆伐しなければいけない。
でも皆伐なんてしてしまったら土砂災害が起こるのは
目に見えているし、片知は水源地でもあるので
水源涵養機能も低下してしまいます。
それでも契約を変えることはできず、つい数年前、
期限が迫っている面積の山林を
片知地区が買い取ったのだそうです。
期限を延長してもらったり、時期をずらして部分的に
皆伐していく計画をたてたり、
地元の方が地域を守るためこの問題に真剣に取り組んでいます。
寺田さんもその一人。
寺田さんが勤める
NPO法人「杣の森学舎」も、片知の山を守るため
一翼を担っています。
分収林の地図を見せてもらうと、
こんな感じ。
川から左側の上下に長い部分は開発公団が入って
山の手入れをしています。
片知地区の山も日本の多くの山林の例に漏れず、
間伐が遅れています。
過疎化もすすみ、子どもも小中学生合わせて10人もいない地域です。
寺田さんはこのような地域で子どもを育て、
森林管理に力を入れています。
「いつかここを水源の森のモデルにして、分収林問題を何とかしたい」
「Iターン仲間と一緒に『なめこ汁カフェ』やりたいんだよね」
などなど、地区を案内していただく間に
ちょこちょこ夢を語ってくれました。
夢を語る寺田さんの笑顔がキラキラしていて、
これは林業もやり子育てもやり、地域の将来をイメージして
毎日生きる、寺田さんならではの力強い笑顔だ。。。
なんて感じました。
寺田さんと地域の方との関係についてはあまりお話聞けませんでしたが
加子母のようによそ者を受け入れる体制があまり整っていないらしく、
苦労する場面もあるようです。
私からすると、彼女は片知地区の財産だなあ〜と
心の底から思います。
地域の人が自分たちのふるさとを守ろうとする思い、
よそ者がその地域をよくしたいという思い、
最終的に向かう方向は同じなのではないでしょうか。
どこの地域を活性化するのにも重要なポイントだと思いますが
向かう方向は同じでもその手段に対する考え方が違うから
うまくいかない、というのでは本末転倒。
お互いにコミュニケーションをとってどんな地域にしたいか話し合い、
歩み寄って、お互いの強みを生かせるやり方で
地域を守っていければいいですよね。
私も加子母での自分の活動について
改めて考えるきっかけになりました。
寺田ママのこれからの活躍に期待です♪