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講座奮闘記

参加した講座と学習記録です。


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学校議会熊本版 [2007年01月21日(Sun)]
オバパト隊の活動の中で、たどり着いた「学校議会の設立」。数ある活動の中で私のイチ押しはこれです。しかもこれに、ごく自然に地域の一員として参加されていることに、まず一番驚きました。

地域の安全、特に子供達を守ろうと立ち上がって始まったオバパト隊の日頃の活動。それに感謝の意味を込め子供達から学校への招待状が届いたそうです。内容は、子供達の演奏会と給食による会食です。教師主導で行われたのか?子供主導で行われたのか?どうかは別として、なんとも微笑ましい限りです。これが学校議会設立のきっかけです。

【学校議会】とは、
○生徒(6年生各クラスより若干名)
○教師(校長、教頭、教務主任、他関係職員)
○PTA役員、
  地域代表(校区主任児童委員、学校評議員、オバパト隊関係者)
より構成される議会です。

その目的は、【児童の思いを受け止めてあげたい】【先生達の苦しさと立場も守りたい】【保護者の悩みを分かち合いたい】ということで設立されたそうです。

もちろんきっかけは、全国各地で起きたイジメによる悲しい事件です。イジメの事実に対する反応が、児童、教師、保護者でそれぞれことなります。『児童は先生親やには話したくない』『先生はどこまで公にできるかを躊躇する』『保護者は対応する術が解らない』と、それぞれの立場で悩み苦しみ、その取り扱いに苦慮していた時に、この懇親会です。その場で、自然発足の状態で話し合いの場が設けられ、それが【学校議会】の発足につながったようです。

オバパト隊長がおっしゃるには、『今の子供達は話す機会を与えてやれば、自分の意見をわりとはっきり言えます。その場に「自分たちを守ってくれる大人?の知り合い」の第三者がいることにも意味があります。そして、学校議会が「児童」「教師」「保護者」の糾弾の場であってはいけません。』とのことでした。

※もしかしたら、そこに毎日挨拶し合う近所のオバチャンたちがいてくれた。それが、子供達の率直な意見を引き出したのかも知れません。たとえそれが、挨拶だけでもコミュニケーションの下地には意味を持って来るようです。

その結果、学校に【心(魂)の玉手箱】(ポストのような物)の設置がまず決まったそうです。玉手箱の鍵は校長のみが所有し、「大人も子供も直接言いにくいことを郵送」で送り、学校議会で話し合うことになっているそうです。

イギリスの権限委譲の事例を参考にされたのかどうかは別として、この学校議会はまた別物です。権限が与えられている訳でもないのに、立派に形となり成果を上げようとしています。これからの【学校議会】の行方がきになります。

今、小学生の子供達が、やがて大人になった時、パトロールや議会で顔見知りになったオバチャンと、道でなんの躊躇いもなく挨拶し合う姿が目に浮かびます。それだけでもオバパト隊の活動は意味があります。関わり合う事を拒んでいては【治安大国日本の復活】は有り得ないような気がしてきました。


…携帯より…
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